ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

青梅

2024-06-06 20:31:44 | フォト俳句

 

直売に  不作の知らせ  青梅や

 

毎年、梅シロップを作る。

今年は十キロ漬ける予定だった。

今週末に買いに行く予定だが、少し不安だ。

 

このシロップで夏を乗り越えてきた。


十薬

2024-06-05 20:18:59 | フォト俳句

 

十薬や  古墳への道  咲きにおう

 

古墳の内に美しい壁画があると聞いて、訪れた。

入り口にある文化センターにレプリカがあった。

古墳への道にどくだみの花が満開だった。

古墳に似合う花と香だ。いにしえから咲いていた気がした。

 

原寸大だそうだ。


驟雨

2024-06-04 22:08:30 | フォト俳句

 

すれ違う  濡れた車や  驟雨来る

 

診療所を出ると、東の空に真っ黒な雲が広がっていた。

まだ日が差していたので、自宅まで逃げ切れると思った。

あともう少しの所で雨に追いつかれた。

 

 


夏鶯

2024-06-03 20:35:43 | フォト俳句

 

ベランダに  夏鶯の  声二回

 

猫は不思議な音を聞くと、こんな顔をする。

パトカーのサイレンは、警察署が近いので驚かない。

鶯の声は初めて聞いたので、問うて来た。

 

夏鶯は山で聞くことが多い。今年はまだ聞いていない。


夏蛙

2024-06-02 19:57:53 | フォト俳句

 

橋のない  合柄橋(がっからばし)に  夏蛙

 

霧降高原から大山に向かう途中に、合柄橋という谷がある。

ここには橋もなく、水もほとんどない岩場だ。

渡っていると突然牛のような大きな声がした。蛙だった。

姿を探したが見つからなかった。

 

最近、熊や蛭の情報が多い。気をつけよう。