ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

春遠し

2024-01-31 21:06:50 | フォト俳句

 

鏡見る  回数減って  春遠し

 

最近ほとんど鏡を見ない。

夜風呂に入って、はじめて顔に汚れが付いているのに気がついた。

誰も注意してくれない。家人は何も気がつかない。

 

奥日光は雪が無かったが、風は冷たかった。


雪だるま

2024-01-30 20:56:50 | フォト俳句

 

ひと気ない  林に二体  雪だるま

 

奥日光の森は広い。

変わり映えしない雪道をずっと歩いていると、雪だるまがあった。

後から歩いてくる人をかわそうと、写真を撮った。

するとその人も「僕も写真を」とおっしゃった。

「お先に」とまた前を歩いた。

どこかで先に行ってもらおうと考えながら歩いていると、目的地に着いた。


氷柱

2024-01-29 20:58:08 | フォト俳句

 

日がさして  谷に轟く  氷柱落つ

 

家人によると、雲竜瀑は日が入り込むと、氷柱がバキバキと大きな音を立てて落ちるそうだ。

次の日行った庵滝は、日がささないから氷柱がたくさんあったと言っていた。

こちらの写真は庵滝。

今年は滝はもういいと言っていた。ほっとした。

 


雪原

2024-01-28 20:15:07 | フォト俳句

 

雪原の  白樺凛と  貴婦人や

 

いつかは見てみたいと思っていた「貴婦人」にやっと会えた。

雪の森を一時間歩いて会いに行って来た。

想像以上に美しい景色だった。

 

先を行くハイカーは皆、庵滝を目指していた。

小田代ヶ原の展望台は一人だった。


雪花

2024-01-27 20:11:48 | フォト俳句

 

風花の  うっすら積もる  那須路かな

 

義母の故郷は、那須に続く道の途中にある。

日がさすのに雪が舞うことを「風花」と言うが、義母の故郷では「吹っかけ雪」と言うそうだ。

確かに横なぐりの風に大量の雪が舞い、太陽もかすんで見える光景は「風花」とは言い難かった。

 

日影は底冷えがする街道だ。