ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

八月尽

2024-08-31 19:34:51 | フォト俳句

 

骨折の  ギブスそのまま  八月尽

 

骨折して二ヶ月経って、ようやく少し新しい骨が出てきた。

ギブスが取れて固定バンドになった。

まだサンダルのままだ。

 

サンダル履きのギブスでは階段は登れるが、降りるのが難儀だった。

暑くて不自由な八月が終わった。


バッタ

2024-08-30 21:03:15 | フォト俳句

 

三日居た  バッタ捕まえ  植栽に

 

初日は元気に飛び跳ねていて、捕まえられなかった。

二日目は踊り場にある自転車の奥にいて、捕まえられなかった。

今日は階段にいた。力尽きたのかと思い、摘もうとしたところ跳んだ。

ティッシュで捕まえ、外の植栽に放した。

 

猫に見つからなくて良かった。


台風

2024-08-29 21:17:57 | フォト俳句

 

台風の夜  踊り場に虫  生きている

 

朝どこから入って来たのかわからないが、バッタが階段にいた。

雨宿りをするために入ってきたのだろうか。

幸い猫はいなかった。

 

夜に帰宅すると、まだ飛び跳ねていた。


滴り

2024-08-28 20:48:13 | フォト俳句

 

幾すじの  滴る音と  風の音

 

スッカンブルーを見に行ったのは二年前になる。

谷の遊歩道から見上げると、そこかしこから糸のように水が落ちていた。

集まって美しいブルーの流れになっていた。

 

激しい雨が降り続いている。あの美しい沢は無事だろうか。

 

 


秋扇

2024-08-27 20:13:34 | フォト俳句

 

辞する機を  うかがい閉じる  秋扇

 

若い頃は飲み会や義理の会合で、帰るタイミングがわからなかった。

今もタイミングはわからないが、密かに消える技を少し身につけた。

 

退席は早い方がいいかな。