ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

メタ・ルースのアノLPも日本盤がちゃんと出ていました

2015-04-29 22:00:00 | 和レコードの魅力
Just The Way You Are performed by Meta Roos & Nippe Sylwéns band


発売元は1970年代の群雄割拠するレコード業界において、ひとり獣道を歩く(良い意味で)ユピテルレコード(このレコードがリリースされた頃の会社名はユピテル工業株式会社)だ。主にカラオケ用のレコードやテープ類に強かったので、洋楽は他社が扱わないアーティストのカタログが多かったと記憶している。

個人的な話で恐縮だが、1970年代に筆者がアルバイトで出入りしていた会社の入っていたオフィスビルにユピテルの事務所があった。いつしかユピテルの同年代の社員と仲良くなり、報道向けに配布していた洋楽のレコードを分けてもらっていた。頂戴したレコードの多くは名前も知らないニッチなアーティストの作品ばかりで針も落とさなかったが、このレコードだけは違った。

以前のエントリで紹介したように"Zazueira"は踊れるようにアレンジされているし、ソウルフルな"Here We Are Falling In Love Again" は入っているしで、毎日繰り返し聴いた日々を覚えている。メジャーレーベルから発売されなかったためか当時の日本での知名度は低く、90年代以降のレアグルーヴ・フリーソウルブームで"発掘"されるまで聴かれなかったようだ。

ちなみに帯のキャッチコピーは"愛しのメタ…君のうたが聴きたい" そしてライナーノートの出だしが"北欧スウェーデンから、またまた魅力的な歌手メタ・ルースが登場した!"だった。

今日の映像はA面1曲目の"Just The Way You Are"だ。



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