ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

今日で3月はおしまいだから、Nossa Alma CantaのAguas de Marçoで締めくくろう

2015-03-31 22:00:00 | Águas de Março
Aguas de Março perfomred by Nossa Alma Canta






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1965年 世界はアストラッドに恋してた

2015-03-30 22:00:00 | Agua De Beber
Agua De Beber performed by Astrud Gilberto in 1965


甘く切ない青春の思い出と共に永続する音楽 ― 初めてアストラッドに抱いた気持ちは、時を経ても変わらない。




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アントニオ・カルロス・ジョビン 波 シングル盤

2015-03-29 22:00:00 | 和レコードの魅力
Wave by Antonio Carlos Jobim


日本でボサノヴァがブームになっていった過程でレコード、とりわけシングル盤が果たした役割は大きい。理由はLPの値段が高価だったからだ。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査のデータを見てみよう。この調査は1968年に始まっており、丁度ボサノヴァのレコードが世に出て行った時期と符合するので活用したい。調査によると1968年当時の大卒給与が月給3万600円。2012年で20万円程度なので、約六分の一だ。

一方でレコードの価格は1968年当時、LPで1800円前後、シングルで300円前後だったと記憶している。つまり初任給の比較で言うと、現在の貨幣価値でLPが10800円相当、シングルが1800円相当だったと仮定出来る。この価格ではLPには手が出ない。新しい音楽を渇望していた若者達がシングル盤の購入に走ったのは自然の成り行きだ。

これはポピュラー全般(ロックも含む)に言える事で、レコード会社はシングル盤を売ることが命題だったはずだ。ボサノヴァというジャンルについてもシングル盤がプロモーションの核であったはずだが、中古レコード店でボッサのシングルをあたっても、セルジオ・メンデスやアストラッド・ジルベルトだけが鎮座しており、一体日本でボサノヴァと言えばセルメンとアストラッドだけなのか、と唸ってしまうが、実際は様々なレコードが発売されていたはずだ。

日本全国どこの中古レコード店にも常備されているシングルから、滅多にお目にかからないものまで、日本で発売されたボサノヴァ、もしくはボサノヴァ・テイストのレコードは相当数あるはずだ。筆者のレコード棚に眠っているシングルを引っ張り出して紹介したい。

初回だが、ボサノヴァと言えばアントニオ・カルロス・ジョビンということで"波/ Wave"を紹介する。B面が"トリステ/ Triste"のカップリングで、なかなか見ないレコードだと思う。オリジナルレーベルはCTI、日本ではキングレコードが権利を持っていたA&Mレーベルから発売されたシングルだ。A&Mと言えばオーナーのハーブ・アルバート&ティファナ・ブラスやボサノヴァ・ブームを牽引したセルジオ・メンデスとブラジル66が筆頭アーティストだが、バート・バカラック、ロジャー・ニコルズとザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ、クリス・モンテス、クロディーヌ・ロンジェなど、今で言うソフトロックを代表するアーティストが所属していた。1970年代にはカーペンターズのヒットによってレコード会社としての地位を固めると共に、ピーター・フランプトンやポリスなども扱う総合レーベルへと躍進している。

ジャケットはソフトロックのカタログが充実していたA&Mらしく丸みを重視したデザインで、幅広いリスナーを想定していると思う。



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拝啓 天国のブロッサム・ディアリー様 今日もピアノ・ラウンジで弾き語りしていますか?

2015-03-28 22:00:00 | Blossom Dearie
A Jazz Musician performed by Blossom Dearie in 1979


ブロッサム・ディアリー/ Blossom Dearieは1924年の4月28日、ニューヨークの郊外にあるイースト・ダーラムに生まれる。子供の時はクラシック・ピアノを習っていたが、10代のときにジャズ・ピアノに転向する。1940年代の中頃からウディ・ハーマン楽団やアルヴィノ・レイ楽団など様々なコーラス・グループに参加。また、カクテル・ピアニストとして、クラブやバーで歌ったりもしていた。

1952年にアメリカからフランスのパリへ移る。そこで知り合ったアニー・ロス/ Annie Rossやミシェル・ルグラン/ Legrandの実姉であるクリスチャン・ルグラン/ Christiane Legrandらとコーラスグループの"ブルー・スターズ/ Blue Stars"を結成。ジャズ・スタンダードの"バードランドの子守唄"をフランス語で歌うなど、数々の作品を残す。この"ブルー・スターズ"は、ダブル・シックス・オブ・パリ/ Les Double Six などへ連なるコーラス・グループの草分け的存在(ちなみに、クリスチャン・ルグランは後にスウィングル・シンガーズ/ The Swingle Singersのリード・ボーカルを務める)。

彼女はフランスでもカクテル・ピアニストとしての活動を続けており、シャンゼリゼのクラブなどで歌っていた。そこにヴァーヴ・レコードの主宰者、ノーマン・グランツが目を付けて、彼女に「アメリカで君の歌を録音したい」と提案。アメリカに帰国、"Blossom Dearie"を録音する。



夫であったフルート奏者のボビー・ジャスパーと離別に前後し、再び渡欧。アメリカとヨーロッパを行き来しながら音楽活動を続ける。1962年、飲料会社であるハイヤーズがルートビアのCMソングを歌うことを彼女に依頼。ルートビアの愛好者に彼女のレコードを景品に送る企画が持ち上がり、"Sings Rootin' Songs"を録音。1964年にはキャピトル・レコードから"May I Come In?"をリリース。当時はアメリカとヨーロッパを行き来する生活だったためイギリスのクラブでのライブ録音も残されている。

1974年には彼女の兄であるウォルター・バーチェットを社長に迎えた自主レーベル、ダフォディル・レコード/ Daffodil Recordsを設立。本日紹介した映像はダフォディル・レコードからリリースした"ウィンチェスター・イン・アップル・ブロッサム・タイム"に収録されている。

晩年は2006年まで、マンハッタンの"ダニーズ・スカイライト・ルーム"などでライブを行っていたが、2009年2月7日、老衰のためグリニッジヴィレッジで亡くなった。(Wikipediaから引用)

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Nossa Alma Canta またしても失ってしまった愛について歌う

2015-03-27 22:00:00 | Outra Vez
Outra Vez performed by Nossa Alma Canta




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Sharon Tandy Sings Fool On The Hill

2015-03-26 22:00:00 | Fool On The Hill
Fool On The Hill performed by Sharon Tandy

Fool On The Hillという曲はボサノヴァでもジャズでもないが、何故かボサノヴァやジャズのアーチストからカバーされることが多く、いつか取り上げたいと思っていた。初回は60年代の英国を賑やかせていたシャロン・タンディの作品を紹介したい。

南アフリカ出身のシャロン・タンディは1960年代の英国で活躍した女性ポップ・ボーカリストで、モッズからサイケデリックまで時代に合わせてスタイルを変えている。Booker T & The MGsをバックに米国の名門STAXレーベルから作品を出したこともあるらしい。


一般的にはガールポップと括られることもあるシャロンだが、この映像で聴ける彼女の歌唱力とドリーミーな世界観は、単なるアイドル歌手のカバーと侮ってはいけない完成度だ。


この曲は収録されていないが、英国での音源が網羅された素晴らしいアルバムが入手可能だ


You Gotta Believe It's

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バーデン・パウエルの瑞々しいギター伴奏が生み出す至福の時間

2015-03-25 22:00:00 | Girl from Ipanema
The Girl from Ipanema & A Felicidade perfomred by Dionne Warwick & Sacha Distel with Baden Powell


アメリカで"Getz/Gilberto"が発売された1964年、世界はボサノヴァに熱狂していた。そして同年、ボサノヴァの名曲をテレビで放映するために三名の国際的アーティストが集められた。

1963年にデビューして翌年64年にバート・バカラック/ Burt Bacharachの "Walk On By" で脚光を浴びたアメリカ人のディオンヌ・ワーウィック/ Dionne Warwick。1962年に作曲した "La Belle Vie/ 麗しき人生" で世界的な知名度を得たフランス人のサシャ・デスティル/ Sacha Distel。この二人がデュオで歌う "The Girl from Ipanema" と "A Felicidade" をギターで伴奏するのが、既にボサノヴァ・ギターの名手として高い評価を得ていたブラジル人のバーデン・パウエル/ Baden Powell。

もともとジャズ・ギタリストだったサシャもバーデンのギターが生み出すグルーヴに乗っかっていて、曲がA Felicidadeに変わる時のスキャットは絶品だ。



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春の風が運んでくれる愛の調べ ― Anne WalshのThe Look of Love

2015-03-24 22:00:00 | The Look of Love
The Look of Love performed by Cinnamon and Clove featuring Anne Walsh




この曲は収録されていないが、良質なボッサやジャズのスタンダードを聞かせてくれる一枚


Pretty World

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ナタリー・デセイ 3月の水を唄う

2015-03-23 22:00:00 | Águas de Março
Les eaux de mars (Águas de Março) performed by Dessay, Noguerra, Jaoui et Cohen





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Nossa Alma CantaのたおやかなUpa Neguinhoは、くつろぎの時間を約束する

2015-03-22 22:00:00 | Upa Neguinho
Upa neguinho performed by Nossa alma canta feat. Claudio Tuma






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