ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

エスペランサ・スポルディング 巨匠バーデン・パウエルへオマージュを捧げる

2015-04-10 22:00:00 | Esperanza Spalding
Samba em Prelúdio performed by Esperanza Spalding


エスペランサ・スポルディング/Esperanza Spalding(1984年10月18日 オレゴン州ポートランド出身)は、アメリカのマルチ・インストゥルメンタリスト。主にジャズ・ベーシスト、歌手として知られているが、その音楽ジャンルは多岐に渡る。

「母はウェールズ/ヒスパニック/ネイティブ・アメリカン系で、父は黒人だった」と自身が語るように、彼女の黒人としてのルーツは父親から、ヒスパニックとしてのルーツは南カリフォルニア出身でキューバ人の乳母として働きスペイン語を覚えた母親から間接的に受け継いだものだという。スポルディングはこれらの影響を人生における他の様々な要素とあわせて自分を形成してきたものだと語っている。 さらにブラジルを含めた他の文化にも興味があり、各言語特有の芸術性に敬意を表している。特にポルトガル語については「ポルトガル語の歌というのはメロディと言葉が本質的に絡み合っていて、それでいて美しい」とコメントしている。

世界的なミュージシャン二人の評価が彼女の音楽性端的に表現しているので紹介しよう。

2004年にバークリー音大の副学長を務めていたゲイリー・バートンは、エスぺランサを「素晴らしいタイム感があり、非常に複雑な曲も難なくこなせる演奏家だ。さらに彼女は自分のスタイルがアップビートにあることをよく理解している」と評している。

パット・メセニーは、「いろいろ言われているけど、彼女は僕がこれまで会ってきたミュージシャンたちの誰とも似ていない。彼女のユニークさというのはあの素晴らしい演奏スキルに裏付けされたものだと思うよ。つまり彼女は自分の中にある感情やヴィジョン、エネルギーを表現する類まれなる才能があるということだね」と語っている。(以上Wikipediaから引用)

本日の映像はライブで演奏したBaden PowellのSamba em Prelúdioだ。アルバム"Esperanza"のラストを飾る曲だ。



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