私の研究日記(映画編)

ここは『智に働けば角が立つ』の姉妹ブログ。映画の感想や、その映画を通してあれこれ考えたことを紹介しております。

『パッセンジャーズ』(Theater)

2009-04-01 00:57:46 | は行
監督 ロドリゴ・ガルシア
製作総指揮 ジョー・ドレイク、ネイサン・カヘイン
脚本 ロニー・クリステンセン
撮影 イゴール・ジャデュー=リロ
音楽 エド・シェアマー
出演 アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デビッド・モース、アンドレ・ブラウアー
製作 2008年(アメリカ)
時間 93分

 シネプレックス幕張にて鑑賞(2009年3月15日)。

 あらすじ。「セラピストのクレアは、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客の、トラウマ的なストレスを治療する役割を突然命じられる。彼女は生存者たちの記憶から浮かび上がる数々の謎を解き明かそうとする。だが、患者たちは自分たちの記憶と航空会社の公式説明の食い違いに悩み、自分たちの記憶も曖昧になってくる。やがて、事故の核心に近づくたびに患者たちが次々と失踪しはじめ、彼女の周辺でも不可解なことが続発し始める」(『映画生活』からの引用)。

 あらすじをよく引用する『映画生活』の平均満足度は48点(2009年4月1日)。決して評価されているとはいえない作品。確かに、心理カウンセラーが飛行機事故の原因に迫っていくという中盤までのストーリー展開と、ラストのドンデン返しとは、結び付きにかなりの強引さを感じる。
 だが、中盤までのストーリーと終盤のストーリーを個々に見ると、そんなに悪くはなかったように思う。生存者の記憶の断片から事故の真相に迫っていくという展開はスリリングだったし、意外なラストは心温まる場面でもあった。こうした点は評価できるのではないだろうか。個人的には十分面白い映画だったと思う。



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