断食・少食・ダイエット日記

週一回ほどの一日半断食と少食で、どのように変化するか。

病気にならない生き方

2013-08-20 | 食と健康関係の本
◆『(文庫)病気にならない生き方 (サンマーク文庫)

著者は、世界で始めて、大腸内視鏡を使うことでポリープを切除することに成功した胃腸内視鏡外科医。内視鏡でこれまでに30万人以上の胃腸を診てきた結果に基づいて書かれた本だ。その膨大な臨床結果から「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」という。人に人相があるように胃腸にもそれぞれの「胃相、腸相」があり、「胃相、腸相」にもっとも大きな影響を与えるのは、食歴と生活習慣だという。 著者がたどり着いた「健康で長生きする方法」は、マクロビオティックや少食・断食の甲田医学を内視鏡による臨床の立場から裏付ける形になっている。その意味で非常に興味深く読んだ。

たとえば動物食は腸相を悪くするという。肉食が腸相を悪くする最大の理由は、植物繊維が少なく、脂肪やコレステロールを大量に含んでいるためだ。肉食を続けると腸壁がどんどんかたく厚くなるが、これは食物繊維がないために便の量が少なくなり、それを排出するため必要以上に蠕動しなければならないからだという。過剰な蠕動運動で腸壁を構成する筋肉が鍛えられ、厚く大きくなってしまうのだ。 腸壁が厚くなると、内腔は狭くなり、腸の内圧は高くなる。すると中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が起きる。

この現象は「憩室」と呼ばれるポケット状のくぼみを作る。 その結果、腸に長く滞在する「停滞便(宿便)」がたまる。停滞便は腸壁にこびりつくようにたまるが、そこに憩室があれば、そのくぼみに停滞便が入り込み、さらに排泄されにくくなる。停滞便は毒素を発生し、細胞にポリープを作り出す。 以上は、過剰な肉食が体によくない理由を語り、さらに宿便とは何かを語っている。甲田氏の本を読んでも宿便とは何かがいまひとつ分かりにくかったが、上の説明では少なくとも憩室のくぼみに滞留する便という意味では明白である。

よい胃相、腸相の人たちに共通していたのは、エンザイム(酵素:生物の細胞内で作られるタンパク質性の触媒の総称)をたくさん含むフレッシュな食物を多くとっていたことであった。それは、エンザイムを生み出す腸内細菌が活発に働く腸内環境を作るのにも役立っていた。 一方、胃相、腸相の悪い人たちに共通していたのは、エンザイムを消耗する生活習慣であった。酒やタバコの常用、大食、食品添加物を含んだ食事、ストレスの多い生活環境、医薬品の使用等々が、エンザイムを大量に消費する。要するに体内にあるエンザイムの量が、その生命体の命運を握っているのである。

現代西洋医学では、その人が何を食べてきたかという「食歴」はほとんど調べない。潰瘍性大腸炎、クローン病、膠原病、白血病などが「原因不明の難病」とされるのは、食歴を調べないからである。食歴と病気の関係がもっと研究されるようになれば、「原因不明」の病気はずっと少なくなるはずだ。 ガン患者の食歴を調べていくと、動物食(肉や魚、卵や牛乳などの動物性の食物)をたくさんとっていたことが分かる。ガンの種類を問わず、この傾向だけは同じであったという。 著者の提唱する健康法では、穀物(玄米など)と野菜中心の食事をし、肉、魚、乳製品、卵などの動物性食物はなるべく少なくすべきとされる(全体の15%以下)。これは基本的にマクロビオティックと同じ考え方である。

著者は、基本的にはエンザイムを多く含むのがよい食物、エンザイムが少ないのが悪い食物と考える。そのためにはミネラルを多く含んだ超えた土地で、化学肥料や農薬を使わずに育てられたものを収穫してすぐに食べるのがよいという。新鮮でない、酸化した食物が体内に入るとフリーラジカル、とくに活性酸素を作り出す原因となる。ココアに多く含まれるポリフェノールや大豆製品に含まれるイソブラボンが良いのは、それらが抗酸化物質だからである。

再びゆるゆる一日半断食へ(2日目)

2013-08-20 | 一日半断食
「ゆるゆる一日半断食」2日目。


昨日の起床時が65.4キロ。今朝が63.8キロ。昨日、大量の便が出たこともあってか、一日で1.6キロの減量だ。復食すれば64キロ台には戻るだろうが、6月30日に脳梗塞で倒れる前は71.5キロ。7キロ以上痩せたことになる。今後の持続こそ大切だが。

朝はキウイひとつとひじきのサラダ、切干大根の煮物を少々。

昼はバナナ一本とひじきのサラダ、切干大根の煮物を少々。豆乳一杯で終了