断食・少食・ダイエット日記

週一回ほどの一日半断食と少食で、どのように変化するか。

9㎏の減量が出来た

2013-09-07 | 闘病と食事
6月30日に入院する前は、72キロ台のことも多かった。ときに73キロ台のこともあった。約40日の脳梗塞治療と厳しいリハビリで、退院時には65キロ台になっていた。自宅での生活に戻ってもかなり食事の量と内容は意識した。何よりも病院での小食に慣れてしまって、自宅で小食を続けてもほとんど苦にならないのがよかった。もちろん脳梗塞の再発を防ぎたいという動機が主だが、痩せていくこと自体がうれしかったので、毎日何度も体重を計って食事量のことを意識した。食べ過ぎていた時に比べ体調もよく、再びあの体に戻る気にはなれない。どうしても減量に力が入る。

最近、朝はキウイ一つ、朝食と夕食はご飯を軽めに一杯でおかずは野菜を中心に。小食に慣れてしまうと、これまでがいかに不自然だったかがはっきりと自覚できる。

一日の歩行量は8千歩から1万歩で、スポーツジムにも週2・3回行っているので摂取カロリーより消費カロリーが多い。今週から職場に復帰し、仕事に行って帰ってくるだけで7千歩近くは歩く。だから1万歩も軽い。

ゆるゆる一日半断食はこの2週間行っていないが、毎日の小食で充分に効果が上がっている。しかし機会を見て行うつもりはある。

手巻き寿司を多めに食べる

2013-08-17 | 闘病と食事
◆昨日で退院して10日目。自宅を基盤にした生活の中でも日毎に体の機能が改善していくのが実感できる。たとえば、駅の階段の昇り降りがかなりスムーズになってきた。家の床は裸足で歩くが、靴で固定されない分、外を歩くより不自然な感じが強かった。その違和感もだいぶ薄れてきた。

一日8000歩以上歩くのを目標としている。昨日は夕食までにその目標を達成していなかった。腹が落ち着いてから近所の道や公園を歩いた。歩きも自然な感じに近くなっているのを実感した。元々歩くことが好きだった。自然な感じで歩くこと、歩けることの喜びを一歩一歩かみしめた。

散歩から帰って体重を計ったら65kgちょうどだった。起床時と同じだ。ということは、この時点ですでに昨日のエネルギー摂取量を消化したことになる。朝は食べず、11頃に昼食。昨日の残りのカレーライスを少々とスイカ。午後、弟が来たので話しながら小さなチーズケーキを一つ。夕食はご飯をお椀に三分の二ほどと野菜。

◆今日の起床時、体重は64.6kgになっていた。朝食は、昨日の残り物の野菜炒めとカボチャの煮物をともに少々とトマト。お米のごはんは食べない。10時よりスポーツジムへ。12時半まで。かなり疲れた。

昼食は、カレーでごはんを軽く一杯分とキウイ一つ。夕食は手巻き寿司。大好物なのでかなり食べた。といってもお米のごはんの量は一杯分くらいか。

就寝前の体重は、65.8kg。夕食が多かったのと、寿司で喉が渇いたのでその後水分を多くとったためだろう。明日の朝、再び65kgちょうどくらいに戻るかどうか。

ジムで動きすぎた疲労がまだ続いている。今日はぐっすり眠れるだろう。

脳梗塞と食事

2013-08-15 | 闘病と食事
◆起床時の体重は、65.2kg。昨日、昼と夜が少し大目だった分の増加か。朝は納豆ともずくと玉ねぎを小皿にいっぱい程度。9時よりリハビリ病院でリハビリ。昼は再び、納豆やもずくでごはんを軽く一杯。お土産のずんだ餅を一切れ。一口いわしを少々。これで15時頃の体重は、65.4kgであった。夕飯はごく軽くしよう。

運動は、椅子から立ったり座ったりの「立ち上がり運動」を300回行おう。リハビリ病院では毎日のノルマだったが、退院してからはノルマを全然こなせていない。「体側バランス」も何セットか行おう。

◆脳梗塞と食生活の留意点

1)塩分が体内に吸収されにくい・塩分が体外に排出されやすい成分を含んだ食べ物も積極的にとる。塩分の排泄を促す作用があるのはカリウム。カリウムは、海草類や果物、緑茶やトマトジュースなどに多く含まれる。

2)食物繊維は、ナトリウムを吸着して体外に排出すると共に、血中コレステロール値の上昇を抑える作用がある。コレステロール値が下がることによって脳血管障害のリスクも下がり、高血圧の症状改善にも貢献。

食物繊維を多く含む食品には、いんげん豆やあずきなどの豆類、昆布やわかめなどの海草類、あるいはごぼうやさつまいもなどの野菜類がある。

3)納豆は、血栓を溶かす作用のある「ナットウキナーゼ」が含まれており、これが脳梗塞の予防によいとされるが、すでに脳梗塞の治療中で、病院から血液が固まるのを防ぐための抗血液凝固剤(ワーファリンカリウム)を服用されている場合は、納豆に含まれる別の成分である「ビタミンK」が薬の作用を妨げてしまうため、逆に食べてはいけないという(他にほうれん草・ブロッコリーなどもビタミンKを含むため注意)。

《参考サイト》
脳梗塞と食事~予防・改善に向けた食事療法


水分補給

2013-08-14 | 闘病と食事
◆起床時の体重は、65kgで「ゆるゆる一日半断食中」の昨日起床時と変わらなかった。午前中は、リハビリ病院に通院して一汗かき、帰り北千住で買い物をしたあと、日本そば屋に入って、そばと焼き魚の定食を食べる。久しぶりに普通の量の食事。しかし、朝食はとっていないので、平均すれば少なめだろう。

◆ポカリスエット
炎暑が続くなか、水分補給はこまめにしている。これまではお茶や水が多かったが、昨日からポカリスエット500mlを一日2本から3本飲んでいる。

私も今回脳梗塞になったのは6月30日だが、脳梗塞の発病は6月から8月がいちばん多いという。夏に脳梗塞が多くなる大きな原因は水分不足で、大量の発汗→水分補給が追いつかない→血液が濃くなる→脳などの細い血管がつまるということのようだ。脱水の予防には、水を飲んでいればよいという訳ではなく、他に糖分(ブドウ糖)、塩分(Na)の補給が必要だという。

小腸では、Na(ナトリウム)は、ブドウ糖(グルコース)などと共に、細胞内に吸収されるが、Naの吸収と共に、水も吸収さる。水分を腸から吸収する為には、Na(ナトリウム)と、ブドウ糖(グルコース)が入っていた方が、効率が良くなる。つまり脱水になりにくいということだ。

ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料には、速やかな吸収を促進するために塩分が含まれている。その分、脱水症状は防ぎにくいのだが、その塩分が高血圧を助長し、脳梗塞に悪いにではないかという心配もある。

確かに、ポカリスエットには塩分が含まれているが、その量は100ml中にナトリウムが49㎎含まれていると表示されている。これを食塩相当量に計算しても124㎎となるそうだ。梅干し1個には1~2gの食塩が入っているようなので、ポカリスエットを500mlのペットボトル1本分飲んでも、それよりはかなり少ない。スポーツ飲料を飲んで高血圧を心配するより、むしろこまめに飲むことで、脱水や熱中症などの予防効果の方に意味がありそうだ。

ゆるゆる一日半断食・経過報告(続き)

2013-08-13 | 闘病と食事
ゆるゆる一日半断食の経過報告の後半

◆7:00 起床時の体重は、65.0キロ。昨日の起床時が66・0キロだったから丸一日でちょうど1キロの減量ということになる。ただし、起きた後、体が少しだるい感じだった。

◆8:00 今日は12時から通院のリハビリがあり、ある程度の運動量となるので、ここでエネルギーを入れておかないときついかも知れぬと思い、ごく少量の朝食を摂る。小皿分の野菜の和え物と厚揚100gくらいか。11時に家を出る前にまた少し食べるつもり。

小食に慣れると満腹感がいかに相対的なものか分かる。少量でも胃が満たされたという感覚が強くなる。過食は胃を鈍感にするようだ。これまでが不健全過ぎた。

◆午後、人に頂いたお土産、ずんだ餅で間食、夕食はごはん一杯と野菜。ということで本当にゆるゆるの一日半断食であったが、昼で終了。それでも1キロの減量効果は大きい。


ゆるゆる一日半断食・経過報告

2013-08-12 | 闘病と食事
今日一日と明日の午前中は、本格的な食事はしない。運動はかなりするので水分は充分にとり、果物や野菜、ヨーグルトなどはごく軽く食べる。ということで「ゆるゆる一日半断食」と名付け、逐次ここに経過報告をしていく。ちなみに起床時の体重は66.0キロ。

◆8:30 

キウイを一つ食べる。40kcalぐらいか。これが朝食がわり。これだけでも胃に何かが入ったという感じが強い。ある程度満ち足りた感じだ。


◆15:00 

10:30~12:30まで近くのフィットネス・クラブで筋トレをしたり、ウォーキングマシンで20分ほど歩いたり、プールで水中歩行したり。すべてリハビリをかねて行った。もちろん運動中は随時水分を補給。帰宅後、ポカリスエット500ml、125kcal。ナトリウムは2.5gほど。空腹感はほとんどないのでヨーグルトも食べていない。体重は、65.6キロ。


◆18:00 

おくらともずくを和えたものを小皿分、小カップに入ったフルーツヨーグルト(70g、48kcal)。ということで今日の摂取カロリーは、130kcalくらいか。たとえわずかでも胃に入っているので、空腹感はない。むしろ今は、腹が満ち足りている。これくらいの「ゆるゆる一日半断食」なら、これからも楽にできそう。

今後の食生活

2013-08-12 | 闘病と食事
脳梗塞後、4週間におよぶ病院生活ではもちろん食事はしっかりと管理されていた。とくに7月16日以降のリハビリ専門病院では、1日1400キロカロリーの減塩食を続けていた。その結果、入院前は71.5キロだった体重が、退院時には66.2キロに減っていた。

問題は、退院後の食生活だが、入院中の小食で胃が小さくなったためか、病院にいた頃か、むしろそれより少なめの食事でも空腹感はほどんど感じなくなっている。したがって退院後6日目の今日も、体重も増えていない。起床時に計ると、今日は66.0キロ、昨日は65.8キロ、一番少なかった時で65.6キロだ。昨日、朝食後も66.2キロ、夕食前も同じだった。

今日は、これから一日半の断食に入るつもり。ただし午後にはフィットネス・クラブにも行くので、まったくの断食ではなく、軽くヨーグルトを食べたり、野菜を少しとったり、ポカリスエットを飲んだりはするつもりだ。

私にとって、今後の食生活で留意すべきこと。

1)血液中のコレステロール・中性脂肪が多くなると、動脈硬化ひいては脳梗塞のリスクが高まるので、牛肉・卵・バターなどの動物性脂肪やコレステロールの多い食品群の摂取を控える。

2)肉よりは、マグロやブリ・サンマなど魚を多く食べる。魚類は、コレステロールを下げる作用がある「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」といった成分(多価不飽和脂肪酸)多く含まれている。

3)ビタミンC・Eやカロテノイドなどを多く含むカボチャ・人参・トマト・玉ねぎなどの緑黄色野菜や根野菜、食物繊維も多く含む玄米や大豆製品・海藻類・キノコ類のほか、緑茶やゴマなど「抗酸化食品」をバランスよく摂取する。抗酸化食品は、動脈硬化の促進につながる「活性酸素」の発生を抑える。

4)カルシウムが不足すると、骨から溶け出たカルシウムが血管内にたまって動脈硬化の一因になる。カルシウムおよびカルシウムの体内吸収を促すCPP(カゼインホスホペプチド)を同時に含む乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)を意識してとる。

退院と新たな生活

2013-08-10 | 闘病と食事

8月7日
今日、リハビリ専門病院を退院した。6月30日に脳梗塞で倒れて以来、38日間の入院生活だった。退院を前にした一週間ほどはリハビリのトレーニングはさらにハードになった。疲れて夜はぐっすり眠れた。家に戻ってすぐ体重を計ったら66.2キロだった。入院前が71.5キロだったから一か月ちょとで5キロは痩せたことになる。目標の65キロには届かなかったが、次の一週間の目標としよう。

8月8日
退院後一日目の今日は、午前9時から通院のリハビリで、入院していたリハビリ病院に行った。家から電車と歩きで30分ほどだが、乗り換えが2回ある。一人で電車に乗ったがさほど不安はなかった。いちばん苦手だった下りの階段も手すりにつかまりゆっくり下りれば問題ない。通院は9月からの通勤のリハビリになる。

通院は理学療法だけ、担当は若い男性だ。彼も「脳梗塞の2度目は1度目より麻痺がかなり重くなる場合がほとんどだ」と言っていた。私が実は2度目だと言うと驚いていた。いずれにせよ、3度目が起こる可能性は充分あり、その時は今回のような軽い麻痺ではすまされない。そういうリスクを負ってこれから生きていくのだということをあらためて自覚した。

だからこその徹底した食の管理と適度な運動、そして私はそれに加えて気功やヨガ、ゆる体操と瞑想が加わる。食の面では一日半断食も再開しようと思っている。入院中の小食に慣れているので一日半断食もかんたんにできそうな気がする。

夕方、荒川の土手を40分ほど歩いた。後半、家に向かう道では痛みはなかったが、両足がかなり疲れていた。この足の疲れも徐々に消えていくのだろう。発病は、この土手をジョギングして帰り、風呂に入ってビールを飲んだ後だった。アルコールはもう飲まないが、いずれジョギングは再開したい。その時はもちろん水分を充分とりつつ。かつては、この土手をサティしながらよく歩いた。その時々のサティの状態をこのブログでもよく報告した。今日も後半、思い出したようにサティをした。明日はもっとサティに集中しよう。

入院中、ほぼ毎日「ストレッチボード」というのを使って15分ほど、ふくらはぎの筋肉を伸ばしていた。左脚は麻痺の後遺症か、疲労すると夜こわばりやすいので退院後も充分なストレッチが必要だ。それで病院で使っていたボードの簡易版のものをAmazonで見つけて注文した。こんなイメージのものだ。病院では壁を背にこの上(病院のは金属製のもう少し複雑なもの)に毎日15分ほど立っていた。家でもやろうと思っているのだが、どうせやるのだから、私としてはこれをヴィパッサナー瞑想の「立禅」として行うつもりだ。足裏の一点に集中し、その感覚の変化にサティを入れていくのだ。麻痺の関係で足を組むことは今の私にはできない。とすれば、歩行瞑想や立禅、椅子に座っての瞑想が中心になっていく。立禅はこのボードの上でやれば、ストレッチを兼ねることができる。

これからの食生活

2013-08-10 | 闘病と食事
7月24日
今日、主治医との面談があった。脳梗塞に加え、脂肪肝になっていることは前の病院でも指摘されたが、加えて糖尿の傾向があるとのことだった。前の病院の医者は、動脈硬化はそれほど進んでいないと言っていたが、こちらの病院の医者はとくにそれは指摘しなかった。逆にこう言われた。

「動脈硬化は、よくなるということはない。退院していちばん心配なのは、病院でのように食事の管理が出来ず、またもとの食生活に戻ってしまうことだ。その結果、3度目の脳梗塞があれば、今度は手足の重い麻痺が残る可能性が高い。」

もし三度目の脳梗塞があれば、今度は軽くは済まないだろうということは、私自身、充分に自覚しているが、医者に改めて言われてみると、ズシリと心に響いた。

今後は、いつ三度目の脳梗塞があってもおかしくないという覚悟の上に生きていくことになる。自分で動くことができない体になって生きていくことはもちろん可能な限り避けたい。そのためには、徹底的な食と生活の管理が至上命令となる。病院では今、一日1400キロカロリーの減塩食を食べている。自宅でもこれに近いカロリー摂取量を保たなければならない。食べ物も自然食品や添加物の少ないものなど、かなり選んでいかなければならない。気の合う友人と飲食するするのはいいにしても、アルコールや食べ物は大幅に制限しなければならない。

今、一日1400キロカロリーでもほとんど空腹感はない。つまり、発病以前に食べ過ぎていた分はすべて、心の中の本質的な満たされない部分を食べることでごまかしていたのだ。人間が、心の中にいつも満たされないものを抱えていることの根底には、この世に限りなき命として投げ出されているという、命あるものの本質的な条件が横たわっている。だからこそ人間は、本質的に満たされないものを満たそうとして、過食に走ったり、金銭欲に走ったり、名誉欲や権力欲に走ったりするのだ。

病と食と瞑想

2013-08-10 | 闘病と食事
7月12日
脳梗塞をきっかけにチャンスがもう一度与えられたと覚悟して生活習慣を改め、過食を止めることは、私にとってもう一つ大事な意味をもつ。一応瞑想を志す人間として、過食がマイナスであることは嫌というほどわかっていたはずだ。中途半端だった瞑想を深めるためにも、いい機会を与えられたのだ。この程度の麻痺で、これから食生活をすっかり改め、心と体の両方からの修行をやり直す機会を与えてくれた何ものかの計らいに、心から感謝している。

私の元来の関心分野は精神世界にあり、魂の成長(究極的には開悟)こそが生きることの意味だった。それは今も基本的には変わらない。しかし最近の関心は政治経済分野に移り、精神世界への関心は薄れていていた。その分、瞑想にも熱心でなくなり、同時にその条件たる小食への関心も薄れていた。

少なくとも私の場合、瞑想の深まりや無意識への気づきが、小食と密接な関係があることは何回かのヴィパッサナー瞑想合宿の体験から嫌というほど分かっていた。にもかかわらず最近は食への欲求に安易に身を任せていた。体が要求するより旨いものを食べたいという欲求で過食になっていた。両者の違いにサティも入れずに。

入院して明日で2週間。その間病院で出る食事とお茶以外は飲食していない。それで空腹と感じることもない。これまでの私がいかに必要以上に食べていたかだろう。瞑想者であるなら、その時々の自分の食べたいという心理の動き、実際の満腹度等にしっかりサティ(気づき)を入れるべきだったのだ。

が、これからはそのようなサティ(気づき)の入らない過食、旨いものを食べたいという欲求に無自覚に身を任せることは許されない。三度目の脳梗塞は、実質的に人生の終わりだからだ。求道こそが人生の意味だとすれば、この病は私に与えられた最後のチャンスだったのだ。ある意味で私を追い詰めてくれたのだ。体と心の両方を整えて修行をしていくための最高のシチュエーションを与えてくれたのだ。だからこそ、この病に感謝している。

再び脳梗塞

2013-08-10 | 闘病と食事
6月29日(土)夕方3キロ程ジョギングをして入浴し、夕食時に軽くビールを飲んだ。その後少し足がふらつく感じがあった。その時は、あれ位のビールでふらつくのは体調のせいかなと思った。しかしそれが脳梗塞の前兆だった。夜中2回トイレに立った時も、ふらつきは続いていた。

翌日、朝起床して居間への階段を上った時もふらついた。そのことを妻に告げると看護師だった妻はすぐに簡単な脳梗塞のテストをしてくれた。両手を肩の高さに挙げると左腕が下がった。私はかなりためらったが妻の説得で救急車を呼んだ。日曜なので診察してもらうにはそうするほかなかった。

病院でのMRI検査で脳に9ミリ程の梗塞ありと判明し、即入院。点滴を始める。驚いたことに一晩たち(7月1日)、病院のベッドで目覚めると、左手足の麻痺があり、思うように上がらず一人で歩こうとすると転倒しそうな状態だった。左手も自分でうまく制御できなかった。

同日の朝、働いている高校に連絡を取る。5日と8日に自分の科目の試験があり、まだ未完成だったので病院にパソコンを持ち込み、完成したらメールで送ることを伝える。今後、採点から学期末の評価まですべて病院で行いメールで送ることになる。答案は息子が取りに行ってくれる。

7月2日(火)午前中再びMRI、脳と首の部分で併せて40分。その後、首と心臓のエコーを取る。心臓のエコーを取っていただいた年配の技師が面白い方で、ご自身が体重92キロから65キロへ半年で減量したという。私の脳梗塞については2回とも軽度というのは信じられないほどラッキーとのこと。

実は5年前に一度軽い脳梗塞を経験している。その時は右手の軽い麻痺と軽い言語麻痺があったが、冬休み中に5日入院しただけで職場も2日休んだだけですぐに教壇に立った。麻痺は1か月ほどでほぼ正常に戻った。脳梗塞は再発が多く、しかも2回目は重症になることが多いという。

脳梗塞が2回とも軽度だったにせよ3度目はそうとは限らない。何ものかによってもう一度だけチャンスが与えられたのだと理解し、今度こそは生活習慣や生き方自体の立直しをしようと真剣に考えている。まずは減量だ。私は入院前167センチ、72キロだったが65キロまで落としたい。