断食・少食・ダイエット日記

週一回ほどの一日半断食と少食で、どのように変化するか。

マクロビオティックと甲田医学

2013-08-24 | 食と健康関係の本
◆『マクロビオティック入門―食と美と健康の法則

著者は、アメリカを中心としたマクロビオティック食の普及に重要な役割を果たした人だ。私自身、玄米生菜食を中心として朝食抜きや一日断食を勧める甲田医学に関心を持ち、その一部を実践するようになって、マクロビオティックへの関心も深まった。マクロビオティックと甲田医学には多くの共通点があるが、若干の違いもある。その共通点は何か、違いは何か、という意味でも面白く読める。

肉、卵、乳製品、砂糖をやめ、穀物と野菜を主体としてい点は、マクロビオティック食と甲田療法が勧める食事とはほぼ共通だろう。大きな違いは、甲田療法では生菜食を勧めるのに対して、マクロビオティックでは、とくに生菜食を強調しているわけではないということだろうか。 この本で興味深いのは、食材の陰陽を強調し、そのバランスの大切さを説いていくることだ。ただ、何が陰で何が陽かについては、素人の私にとっては充分に説得力のあるものではなかった。このあたりがまだ素直に入り込めないところだ。しかし、食事の改善による各種病気の治癒例は、興味深く説得力がある。著者は、マクロビオティック食を世界各地で指導しており、その個々の事例がこの本に散りばめられているのだ。

マクロビオティックの考え方は、食生活を正し、血液を変え、血液を浄化することで自然治癒力を高めることである。現在の医学は、たとえばエイズに対して、ウィルスを追いかけてこれをいかに殺すかに専心するが、自然の抵抗力を増加させてウィルスの活動を抑えたり、消滅させようという発想がない。だからマクロビオティックは、近代医学の範疇にはいってこないのだという。

食物が正しくないと経穴がふさがる。脂肪分が多いと、汗腺の穴も脂肪でふさがり汗が出にくくなる。排泄が充分に出来ないと、脂肪やタンパク質の多い高エネルギーが蓄積させる。砂糖、肉、アルコール、香辛料などのエネルギーがたまり、細胞が分裂する以外に方法がなくなる。これがガンだという。 皮膚病や皮膚のアレルギーを起こす人と起こらない人とを比べると、皮膚のアレルギーを起こす人の方が、内臓にガンができる確率が五分の一と少ないという。皮膚を通して排泄作用が働くから、内部に蓄積することが少ないのだ。

排泄を重視し、血液を浄化して自然治癒力を高めるという考え方は、甲田光雄、石原結實らの考え方と共通するものである。 最後に、やはりと思ったのは、電子レンジを危険性に触れていることだ。自然界にはありえない急激なエネルギーを与えて食物を変質させるのだから、健康によいはずがないと指摘する。電子レンジだけでなく電気で料理をすることも避けたほうがよい。著者をたずねる人で、ガンでなくなった人の90パーセントが電気を使って料理をしていた。そしてガスで料理をしている人のほうが回復が速い傾向があったという。

マクロビオティックとは何か

2013-08-23 | 食と健康関係の本
◆『久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series)

かつて気功関係の合宿に参加したときに一週間マクロビオティックの献立を体験した(通して4度ほど体験した)。精神世界関係の雑誌でときたま特集している記事を眺めたことがあった。しかし、マクロビオティック関係の単独の本で勉強するのは『世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書)』がはじめてだった。

続けてこの本を読んだ。ごく平易に書かれた入門書である。 『世界が認めた和食の知恵』で久司道夫のアメリカでの苦労や普及活動を知ったが、この本でアメリカでの普及度がこれほどまでであることを知って驚いた。もう15年も前、ALT(アシスタント・ラングウィッジ・ティーチャー)のアメリカ人青年に、牛乳があまりに体によくないと意見を聞いたが、今考えるとこれは、アメリカでのマクロビオティックの普及を物語っていたと推測できる。

1977年にアメリカでマクバガン・レポートが発表され、アメリカ人の食事目標がしめされた。委員会のリーダーであるマクバガンや原案をまとめた科学者・ヘグスティッド博士は、久司らと何度も話し合って、マクロビオティックに沿った食事目標を作ったのである。このときからアメリカ社会の食生活は大きく変わったという。ところが、そのレポートの普及版に当たるものが作られたとき、食肉業界や酪農業界から圧力がかかって、「肉、卵、牛乳、乳製品は特に必要ない」とするマクロビオティックの考え方は、トーンダウンさせられたらしい。

玄米中心の菜食という点でマクロビオティックは、甲田療法や西式健康法と大筋で一致している。もちろんマクロビオティックは、断食や朝食抜きは主張しない。しかし、マクロビオティックも基本的に非常に少食になるので、少食という点では共通している。久司らが考える大体の一日必要カロリーは1800だという。もちろん個人差があると断ってはいるが。 マクロビオティックの標準食は、分量の40%~50%を玄米などの穀類で、5~10%を味噌汁などのスープで、20~30%を煮たり炒めたりした野菜で、さらに5~10%を豆類や海藻類でというものである。週に数回は、魚介類や果物を加えてよいとされる。月に数回は、肉類やケーキ、コーヒーなどもよいだろうとされる。 自分自身の食事内容をこれに近づけるには、もう少し努力が必要だが、少しでも近づけるようにしたいと思う。

胃腸は語る

2013-08-21 | 食と健康関係の本
◆『胃腸は語る―胃相 腸相からみた健康・長寿法

同著者の本はすでに『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)を取り上げた。世界で始めて、大腸内視鏡を使うことでポリープを切除することに成功した胃腸内視鏡外科医として著名だ。その著者の最初の本がこれである。内視鏡でこれまでに30万人以上の胃腸を診てきた結果に基づいて書かれている。その膨大な臨床結果から「胃相、腸相」にもっとも大きな影響を与えるのは、食生活だという。

著者は、内視鏡で多くの人の腸相を見てきて、獣肉食がどんなに腸相を悪くするかをつぶさに見てきた。肉を常食にするアメリカ人の腸は、固く短く、粘膜にもひだが多発し、宿便も多く「胃相」が悪いという。そういう腸は、大腸ポリープ、大腸ガンが多い。 それに比べ欧米人でも穀物、豆類、野菜・果物など複合炭水化物をよくとる人や菜食主義者の大腸はたいへん柔らかく、比較的長いという。柔らかくてひだが少なく動きがスムーズであり、排泄も順調で宿便になりにくい。したがってポリープやガンにもなりにくい。 つまり、著者が勧める食事内容は、大枠において甲田医学やマクロビオティックの主張と同じである。長年の内視鏡による「胃相、腸相」の臨床観察が、西医学や甲田療法、マクロビオティックスの主張を裏付けたとも言えるだろう。

よく言われることだが人間の歯は、臼歯(穀物用):門歯(野菜・果物用):犬歯(肉・魚用)=5:2:1の割合になっている。このような歯の構成の割合で食べるととてもバランスのよい食事になる。穀物は、もちろん白米や白パンおり、玄米など精白されないものがよい。食べ始めて一年後に胃腸の検査をすると、胃相・腸相が非常に改善されているのが分かるという。

動物性食品は、10から15%とし、できるだけ小魚などでとる。一日100グラムでよい。 私自身が注意したいと思ったのは、コーヒー、日本茶、中国茶、紅茶、どくだみ茶などタンニン酸が多く含まれる飲料を避けること。コーヒーはほとんど飲まないが、茶はよく飲んでいるからだ。タンニン酸が多く含まれる飲み物を空腹時に大量に飲んでいると胃相が悪くなり、委縮性の変化が見られるという。これからはタンニン酸の少ない飲み物(たとえば十六茶)をできるだけ飲もう。

さらには、夜寝る前に決して食べたり飲んだりしないこと。なぜなら、胃が空っぽになっているときは人間のからだは正常に強い胃酸を出し、胃中の雑菌やヘリコバクター・ピロリ菌を殺して、自然治癒力・抵抗力・免疫力をつかさどる腸内細菌のバランスを保つからである。 最近、食に関する本を取り上げることが多いが、私自身が健康への関心が深く、またこうした食についての考え方が現代の医学や栄養学の盲点、問題点を浮き彫りにする点にも深い興味を感じるからである。

病気にならない生き方

2013-08-20 | 食と健康関係の本
◆『(文庫)病気にならない生き方 (サンマーク文庫)

著者は、世界で始めて、大腸内視鏡を使うことでポリープを切除することに成功した胃腸内視鏡外科医。内視鏡でこれまでに30万人以上の胃腸を診てきた結果に基づいて書かれた本だ。その膨大な臨床結果から「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」という。人に人相があるように胃腸にもそれぞれの「胃相、腸相」があり、「胃相、腸相」にもっとも大きな影響を与えるのは、食歴と生活習慣だという。 著者がたどり着いた「健康で長生きする方法」は、マクロビオティックや少食・断食の甲田医学を内視鏡による臨床の立場から裏付ける形になっている。その意味で非常に興味深く読んだ。

たとえば動物食は腸相を悪くするという。肉食が腸相を悪くする最大の理由は、植物繊維が少なく、脂肪やコレステロールを大量に含んでいるためだ。肉食を続けると腸壁がどんどんかたく厚くなるが、これは食物繊維がないために便の量が少なくなり、それを排出するため必要以上に蠕動しなければならないからだという。過剰な蠕動運動で腸壁を構成する筋肉が鍛えられ、厚く大きくなってしまうのだ。 腸壁が厚くなると、内腔は狭くなり、腸の内圧は高くなる。すると中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が起きる。

この現象は「憩室」と呼ばれるポケット状のくぼみを作る。 その結果、腸に長く滞在する「停滞便(宿便)」がたまる。停滞便は腸壁にこびりつくようにたまるが、そこに憩室があれば、そのくぼみに停滞便が入り込み、さらに排泄されにくくなる。停滞便は毒素を発生し、細胞にポリープを作り出す。 以上は、過剰な肉食が体によくない理由を語り、さらに宿便とは何かを語っている。甲田氏の本を読んでも宿便とは何かがいまひとつ分かりにくかったが、上の説明では少なくとも憩室のくぼみに滞留する便という意味では明白である。

よい胃相、腸相の人たちに共通していたのは、エンザイム(酵素:生物の細胞内で作られるタンパク質性の触媒の総称)をたくさん含むフレッシュな食物を多くとっていたことであった。それは、エンザイムを生み出す腸内細菌が活発に働く腸内環境を作るのにも役立っていた。 一方、胃相、腸相の悪い人たちに共通していたのは、エンザイムを消耗する生活習慣であった。酒やタバコの常用、大食、食品添加物を含んだ食事、ストレスの多い生活環境、医薬品の使用等々が、エンザイムを大量に消費する。要するに体内にあるエンザイムの量が、その生命体の命運を握っているのである。

現代西洋医学では、その人が何を食べてきたかという「食歴」はほとんど調べない。潰瘍性大腸炎、クローン病、膠原病、白血病などが「原因不明の難病」とされるのは、食歴を調べないからである。食歴と病気の関係がもっと研究されるようになれば、「原因不明」の病気はずっと少なくなるはずだ。 ガン患者の食歴を調べていくと、動物食(肉や魚、卵や牛乳などの動物性の食物)をたくさんとっていたことが分かる。ガンの種類を問わず、この傾向だけは同じであったという。 著者の提唱する健康法では、穀物(玄米など)と野菜中心の食事をし、肉、魚、乳製品、卵などの動物性食物はなるべく少なくすべきとされる(全体の15%以下)。これは基本的にマクロビオティックと同じ考え方である。

著者は、基本的にはエンザイムを多く含むのがよい食物、エンザイムが少ないのが悪い食物と考える。そのためにはミネラルを多く含んだ超えた土地で、化学肥料や農薬を使わずに育てられたものを収穫してすぐに食べるのがよいという。新鮮でない、酸化した食物が体内に入るとフリーラジカル、とくに活性酸素を作り出す原因となる。ココアに多く含まれるポリフェノールや大豆製品に含まれるイソブラボンが良いのは、それらが抗酸化物質だからである。

再びゆるゆる一日半断食へ(2日目)

2013-08-20 | 一日半断食
「ゆるゆる一日半断食」2日目。


昨日の起床時が65.4キロ。今朝が63.8キロ。昨日、大量の便が出たこともあってか、一日で1.6キロの減量だ。復食すれば64キロ台には戻るだろうが、6月30日に脳梗塞で倒れる前は71.5キロ。7キロ以上痩せたことになる。今後の持続こそ大切だが。

朝はキウイひとつとひじきのサラダ、切干大根の煮物を少々。

昼はバナナ一本とひじきのサラダ、切干大根の煮物を少々。豆乳一杯で終了

再びゆるゆる一日半断食へ

2013-08-19 | 一日半断食
◆一昨日の夕飯で好物の手巻き寿司を多めに食べたためか、昨日の起床時は65.2キロ。昨日は運動もほとんどしなかった。一昨日、スポーツジムで運動し過ぎ、疲れが昨日までとれなかったためだ。やはり麻痺が完全に治っていない分、とくに歩行がどこか不自然な動きになっており、それだけエネルギーを使うのだろう。やり過ぎは禁物と思い知った。昨日、就寝前の体重は、66.0キロだった。

◆今朝、起床時の体重は65.4キロ。先週の月曜から火曜(12日から13日)にかけてゆるゆる一日半断食を行っている。ちょうど1週間目なので、今日から明日にかけて再び行おうと思っている。朝は、キウイ一つを食べ、昼はひじきの煮物を小皿に一杯分くらいたべ、晩もそんな感じで行きたいと思う。ともあれ、ここに逐次報告していきたい。

◆9:00

朝はキウイを一つと思っていたが、スイカを切ったのが残っていたので一切れ。小さなスイカなので一切れも小さいが、キウイより少しカロリーは多いか。腹は一杯の感じだ。そうそう、スイカを食べる前に大量の便通。その後に体重をはかったら64.8キロだった。

◆14:00

11:00より2時間ほどスポーツジムで汗を流す。帰宅して体重を量るとすでに64.2キロだった。昼は、ひじきと切干大根の煮物を小皿に盛ったものと、枝豆20粒ほど。それとトマトジュースを一杯、36kcal。合わせて100kcalぐらいか。これらを飲食した後も体重は変わらなかった。

◆19:00

小カップに入ったフルーツヨーグルト(70g、48kcal)とキウイを一つ(40kcalぐらい)を食べる。ポカリスエット500ml、125kcalの半分弱くらい飲んでいるので、60kcal。

ということで今日一日、会わせて300kcalくらいの摂取量となる。摂取カロリーとしてはかなり少ないが、朝昼夕と何かしら腹に入れているので、空腹感もほとんどなく、以前もっと厳密な一日半断食をやっていた頃よりかなり楽である。こんな感じの「ゆるゆる一日半断食」を行うのもかなり意味があるだろう。

世界に広がる和食の知恵

2013-08-18 | 食と健康関係の本
◆『世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書)

マクロビオティックとその発展を担った石塚左玄、桜沢如一については、島薗進『“癒す知”の系譜―科学と宗教のはざま・ニューヒストリー近代日本』(吉川弘文館、2003年)で、ある程度は知っていたが、あまり興味をもてないでいた。桜沢如一の説く無双原理(易)や、身土不二論にどんな説得力があるのか、あまり語られていなかったからかも知れない。

本書は、非常に興味深く読むことができ、俄然マクロビオティックへの関心が高まった。マクロは「大」を、ビオスは「生命」を意味し、マクロビオティックは日本古来の食の知恵を生かした食養法のことである。健康と長寿のためには玄米菜食を中心とした伝統的な和食がもっとも望ましいという医食同源の主張だ。

書店で見たりマスメディアから判断するかぎり、「マクロビオティック」という言葉自体は日本ではあまり一般化はしていないようだ。しかし、少しでも食と健康のことに関心のある人々にとっては、マクロビオティックの考え方そのものはなじみ深いかもしれない。

この本が興味深かったのは、第一に桜沢如一の具体的な生き様を通して、その一見常軌を逸するかに思える大胆さ、行動力、スケールの大きさ等がかなり分かったからである。無双原理(易)や身土不二論ももう少し詳しく勉強すれば、何かしら説得力のある主張なのかもしれないと思わせるものがあった。彼の反戦の主張や行動、世界連邦主義やその運動にも改めて関心を持った。

第二に、彼の食養論に基づく実践が多くの病気を治している事例を読んで、科学的なデータとしては充分とはいえないが、ここには無視できない真実があると感じさせてくれるからである。また、桜沢は小食や断食を直接のテーマとはしていないが、玄米菜食は明らかに小食と関係が深い。両者がどうからんで健康や病気の治癒に関係してくるか、大いに関心をそそられた。

第三に、桜沢如一の弟子の一人・久司道夫の歩みについて詳しく知ることができた。彼についてはほとんどまったく知らなかったが、桜沢によってアメリカに送り込まれ、アメリカでマクロビオティックをここまで普及させるのに多大な功績のあった人物である。アメリカでの普及にともなう苦労や挫折、にもかかわらずじわじわと着実にアメリカに定着していくプロセスも、興味深く読むことができた。

手巻き寿司を多めに食べる

2013-08-17 | 闘病と食事
◆昨日で退院して10日目。自宅を基盤にした生活の中でも日毎に体の機能が改善していくのが実感できる。たとえば、駅の階段の昇り降りがかなりスムーズになってきた。家の床は裸足で歩くが、靴で固定されない分、外を歩くより不自然な感じが強かった。その違和感もだいぶ薄れてきた。

一日8000歩以上歩くのを目標としている。昨日は夕食までにその目標を達成していなかった。腹が落ち着いてから近所の道や公園を歩いた。歩きも自然な感じに近くなっているのを実感した。元々歩くことが好きだった。自然な感じで歩くこと、歩けることの喜びを一歩一歩かみしめた。

散歩から帰って体重を計ったら65kgちょうどだった。起床時と同じだ。ということは、この時点ですでに昨日のエネルギー摂取量を消化したことになる。朝は食べず、11頃に昼食。昨日の残りのカレーライスを少々とスイカ。午後、弟が来たので話しながら小さなチーズケーキを一つ。夕食はご飯をお椀に三分の二ほどと野菜。

◆今日の起床時、体重は64.6kgになっていた。朝食は、昨日の残り物の野菜炒めとカボチャの煮物をともに少々とトマト。お米のごはんは食べない。10時よりスポーツジムへ。12時半まで。かなり疲れた。

昼食は、カレーでごはんを軽く一杯分とキウイ一つ。夕食は手巻き寿司。大好物なのでかなり食べた。といってもお米のごはんの量は一杯分くらいか。

就寝前の体重は、65.8kg。夕食が多かったのと、寿司で喉が渇いたのでその後水分を多くとったためだろう。明日の朝、再び65kgちょうどくらいに戻るかどうか。

ジムで動きすぎた疲労がまだ続いている。今日はぐっすり眠れるだろう。

脳梗塞と食事

2013-08-15 | 闘病と食事
◆起床時の体重は、65.2kg。昨日、昼と夜が少し大目だった分の増加か。朝は納豆ともずくと玉ねぎを小皿にいっぱい程度。9時よりリハビリ病院でリハビリ。昼は再び、納豆やもずくでごはんを軽く一杯。お土産のずんだ餅を一切れ。一口いわしを少々。これで15時頃の体重は、65.4kgであった。夕飯はごく軽くしよう。

運動は、椅子から立ったり座ったりの「立ち上がり運動」を300回行おう。リハビリ病院では毎日のノルマだったが、退院してからはノルマを全然こなせていない。「体側バランス」も何セットか行おう。

◆脳梗塞と食生活の留意点

1)塩分が体内に吸収されにくい・塩分が体外に排出されやすい成分を含んだ食べ物も積極的にとる。塩分の排泄を促す作用があるのはカリウム。カリウムは、海草類や果物、緑茶やトマトジュースなどに多く含まれる。

2)食物繊維は、ナトリウムを吸着して体外に排出すると共に、血中コレステロール値の上昇を抑える作用がある。コレステロール値が下がることによって脳血管障害のリスクも下がり、高血圧の症状改善にも貢献。

食物繊維を多く含む食品には、いんげん豆やあずきなどの豆類、昆布やわかめなどの海草類、あるいはごぼうやさつまいもなどの野菜類がある。

3)納豆は、血栓を溶かす作用のある「ナットウキナーゼ」が含まれており、これが脳梗塞の予防によいとされるが、すでに脳梗塞の治療中で、病院から血液が固まるのを防ぐための抗血液凝固剤(ワーファリンカリウム)を服用されている場合は、納豆に含まれる別の成分である「ビタミンK」が薬の作用を妨げてしまうため、逆に食べてはいけないという(他にほうれん草・ブロッコリーなどもビタミンKを含むため注意)。

《参考サイト》
脳梗塞と食事~予防・改善に向けた食事療法


水分補給

2013-08-14 | 闘病と食事
◆起床時の体重は、65kgで「ゆるゆる一日半断食中」の昨日起床時と変わらなかった。午前中は、リハビリ病院に通院して一汗かき、帰り北千住で買い物をしたあと、日本そば屋に入って、そばと焼き魚の定食を食べる。久しぶりに普通の量の食事。しかし、朝食はとっていないので、平均すれば少なめだろう。

◆ポカリスエット
炎暑が続くなか、水分補給はこまめにしている。これまではお茶や水が多かったが、昨日からポカリスエット500mlを一日2本から3本飲んでいる。

私も今回脳梗塞になったのは6月30日だが、脳梗塞の発病は6月から8月がいちばん多いという。夏に脳梗塞が多くなる大きな原因は水分不足で、大量の発汗→水分補給が追いつかない→血液が濃くなる→脳などの細い血管がつまるということのようだ。脱水の予防には、水を飲んでいればよいという訳ではなく、他に糖分(ブドウ糖)、塩分(Na)の補給が必要だという。

小腸では、Na(ナトリウム)は、ブドウ糖(グルコース)などと共に、細胞内に吸収されるが、Naの吸収と共に、水も吸収さる。水分を腸から吸収する為には、Na(ナトリウム)と、ブドウ糖(グルコース)が入っていた方が、効率が良くなる。つまり脱水になりにくいということだ。

ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料には、速やかな吸収を促進するために塩分が含まれている。その分、脱水症状は防ぎにくいのだが、その塩分が高血圧を助長し、脳梗塞に悪いにではないかという心配もある。

確かに、ポカリスエットには塩分が含まれているが、その量は100ml中にナトリウムが49㎎含まれていると表示されている。これを食塩相当量に計算しても124㎎となるそうだ。梅干し1個には1~2gの食塩が入っているようなので、ポカリスエットを500mlのペットボトル1本分飲んでも、それよりはかなり少ない。スポーツ飲料を飲んで高血圧を心配するより、むしろこまめに飲むことで、脱水や熱中症などの予防効果の方に意味がありそうだ。

ゆるゆる一日半断食・経過報告(続き)

2013-08-13 | 闘病と食事
ゆるゆる一日半断食の経過報告の後半

◆7:00 起床時の体重は、65.0キロ。昨日の起床時が66・0キロだったから丸一日でちょうど1キロの減量ということになる。ただし、起きた後、体が少しだるい感じだった。

◆8:00 今日は12時から通院のリハビリがあり、ある程度の運動量となるので、ここでエネルギーを入れておかないときついかも知れぬと思い、ごく少量の朝食を摂る。小皿分の野菜の和え物と厚揚100gくらいか。11時に家を出る前にまた少し食べるつもり。

小食に慣れると満腹感がいかに相対的なものか分かる。少量でも胃が満たされたという感覚が強くなる。過食は胃を鈍感にするようだ。これまでが不健全過ぎた。

◆午後、人に頂いたお土産、ずんだ餅で間食、夕食はごはん一杯と野菜。ということで本当にゆるゆるの一日半断食であったが、昼で終了。それでも1キロの減量効果は大きい。


ゆるゆる一日半断食・経過報告

2013-08-12 | 闘病と食事
今日一日と明日の午前中は、本格的な食事はしない。運動はかなりするので水分は充分にとり、果物や野菜、ヨーグルトなどはごく軽く食べる。ということで「ゆるゆる一日半断食」と名付け、逐次ここに経過報告をしていく。ちなみに起床時の体重は66.0キロ。

◆8:30 

キウイを一つ食べる。40kcalぐらいか。これが朝食がわり。これだけでも胃に何かが入ったという感じが強い。ある程度満ち足りた感じだ。


◆15:00 

10:30~12:30まで近くのフィットネス・クラブで筋トレをしたり、ウォーキングマシンで20分ほど歩いたり、プールで水中歩行したり。すべてリハビリをかねて行った。もちろん運動中は随時水分を補給。帰宅後、ポカリスエット500ml、125kcal。ナトリウムは2.5gほど。空腹感はほとんどないのでヨーグルトも食べていない。体重は、65.6キロ。


◆18:00 

おくらともずくを和えたものを小皿分、小カップに入ったフルーツヨーグルト(70g、48kcal)。ということで今日の摂取カロリーは、130kcalくらいか。たとえわずかでも胃に入っているので、空腹感はない。むしろ今は、腹が満ち足りている。これくらいの「ゆるゆる一日半断食」なら、これからも楽にできそう。

今後の食生活

2013-08-12 | 闘病と食事
脳梗塞後、4週間におよぶ病院生活ではもちろん食事はしっかりと管理されていた。とくに7月16日以降のリハビリ専門病院では、1日1400キロカロリーの減塩食を続けていた。その結果、入院前は71.5キロだった体重が、退院時には66.2キロに減っていた。

問題は、退院後の食生活だが、入院中の小食で胃が小さくなったためか、病院にいた頃か、むしろそれより少なめの食事でも空腹感はほどんど感じなくなっている。したがって退院後6日目の今日も、体重も増えていない。起床時に計ると、今日は66.0キロ、昨日は65.8キロ、一番少なかった時で65.6キロだ。昨日、朝食後も66.2キロ、夕食前も同じだった。

今日は、これから一日半の断食に入るつもり。ただし午後にはフィットネス・クラブにも行くので、まったくの断食ではなく、軽くヨーグルトを食べたり、野菜を少しとったり、ポカリスエットを飲んだりはするつもりだ。

私にとって、今後の食生活で留意すべきこと。

1)血液中のコレステロール・中性脂肪が多くなると、動脈硬化ひいては脳梗塞のリスクが高まるので、牛肉・卵・バターなどの動物性脂肪やコレステロールの多い食品群の摂取を控える。

2)肉よりは、マグロやブリ・サンマなど魚を多く食べる。魚類は、コレステロールを下げる作用がある「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」といった成分(多価不飽和脂肪酸)多く含まれている。

3)ビタミンC・Eやカロテノイドなどを多く含むカボチャ・人参・トマト・玉ねぎなどの緑黄色野菜や根野菜、食物繊維も多く含む玄米や大豆製品・海藻類・キノコ類のほか、緑茶やゴマなど「抗酸化食品」をバランスよく摂取する。抗酸化食品は、動脈硬化の促進につながる「活性酸素」の発生を抑える。

4)カルシウムが不足すると、骨から溶け出たカルシウムが血管内にたまって動脈硬化の一因になる。カルシウムおよびカルシウムの体内吸収を促すCPP(カゼインホスホペプチド)を同時に含む乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)を意識してとる。

退院と新たな生活

2013-08-10 | 闘病と食事

8月7日
今日、リハビリ専門病院を退院した。6月30日に脳梗塞で倒れて以来、38日間の入院生活だった。退院を前にした一週間ほどはリハビリのトレーニングはさらにハードになった。疲れて夜はぐっすり眠れた。家に戻ってすぐ体重を計ったら66.2キロだった。入院前が71.5キロだったから一か月ちょとで5キロは痩せたことになる。目標の65キロには届かなかったが、次の一週間の目標としよう。

8月8日
退院後一日目の今日は、午前9時から通院のリハビリで、入院していたリハビリ病院に行った。家から電車と歩きで30分ほどだが、乗り換えが2回ある。一人で電車に乗ったがさほど不安はなかった。いちばん苦手だった下りの階段も手すりにつかまりゆっくり下りれば問題ない。通院は9月からの通勤のリハビリになる。

通院は理学療法だけ、担当は若い男性だ。彼も「脳梗塞の2度目は1度目より麻痺がかなり重くなる場合がほとんどだ」と言っていた。私が実は2度目だと言うと驚いていた。いずれにせよ、3度目が起こる可能性は充分あり、その時は今回のような軽い麻痺ではすまされない。そういうリスクを負ってこれから生きていくのだということをあらためて自覚した。

だからこその徹底した食の管理と適度な運動、そして私はそれに加えて気功やヨガ、ゆる体操と瞑想が加わる。食の面では一日半断食も再開しようと思っている。入院中の小食に慣れているので一日半断食もかんたんにできそうな気がする。

夕方、荒川の土手を40分ほど歩いた。後半、家に向かう道では痛みはなかったが、両足がかなり疲れていた。この足の疲れも徐々に消えていくのだろう。発病は、この土手をジョギングして帰り、風呂に入ってビールを飲んだ後だった。アルコールはもう飲まないが、いずれジョギングは再開したい。その時はもちろん水分を充分とりつつ。かつては、この土手をサティしながらよく歩いた。その時々のサティの状態をこのブログでもよく報告した。今日も後半、思い出したようにサティをした。明日はもっとサティに集中しよう。

入院中、ほぼ毎日「ストレッチボード」というのを使って15分ほど、ふくらはぎの筋肉を伸ばしていた。左脚は麻痺の後遺症か、疲労すると夜こわばりやすいので退院後も充分なストレッチが必要だ。それで病院で使っていたボードの簡易版のものをAmazonで見つけて注文した。こんなイメージのものだ。病院では壁を背にこの上(病院のは金属製のもう少し複雑なもの)に毎日15分ほど立っていた。家でもやろうと思っているのだが、どうせやるのだから、私としてはこれをヴィパッサナー瞑想の「立禅」として行うつもりだ。足裏の一点に集中し、その感覚の変化にサティを入れていくのだ。麻痺の関係で足を組むことは今の私にはできない。とすれば、歩行瞑想や立禅、椅子に座っての瞑想が中心になっていく。立禅はこのボードの上でやれば、ストレッチを兼ねることができる。

これからの食生活

2013-08-10 | 闘病と食事
7月24日
今日、主治医との面談があった。脳梗塞に加え、脂肪肝になっていることは前の病院でも指摘されたが、加えて糖尿の傾向があるとのことだった。前の病院の医者は、動脈硬化はそれほど進んでいないと言っていたが、こちらの病院の医者はとくにそれは指摘しなかった。逆にこう言われた。

「動脈硬化は、よくなるということはない。退院していちばん心配なのは、病院でのように食事の管理が出来ず、またもとの食生活に戻ってしまうことだ。その結果、3度目の脳梗塞があれば、今度は手足の重い麻痺が残る可能性が高い。」

もし三度目の脳梗塞があれば、今度は軽くは済まないだろうということは、私自身、充分に自覚しているが、医者に改めて言われてみると、ズシリと心に響いた。

今後は、いつ三度目の脳梗塞があってもおかしくないという覚悟の上に生きていくことになる。自分で動くことができない体になって生きていくことはもちろん可能な限り避けたい。そのためには、徹底的な食と生活の管理が至上命令となる。病院では今、一日1400キロカロリーの減塩食を食べている。自宅でもこれに近いカロリー摂取量を保たなければならない。食べ物も自然食品や添加物の少ないものなど、かなり選んでいかなければならない。気の合う友人と飲食するするのはいいにしても、アルコールや食べ物は大幅に制限しなければならない。

今、一日1400キロカロリーでもほとんど空腹感はない。つまり、発病以前に食べ過ぎていた分はすべて、心の中の本質的な満たされない部分を食べることでごまかしていたのだ。人間が、心の中にいつも満たされないものを抱えていることの根底には、この世に限りなき命として投げ出されているという、命あるものの本質的な条件が横たわっている。だからこそ人間は、本質的に満たされないものを満たそうとして、過食に走ったり、金銭欲に走ったり、名誉欲や権力欲に走ったりするのだ。