断食・少食・ダイエット日記

週一回ほどの一日半断食と少食で、どのように変化するか。

今回は調子よかった

2010-04-29 | 一日半断食
昨日、断食をし、今日の昼に復食。昨日はあまり空腹感がなかった。一晩明けた今日は、いつもの通りますます空腹感がなくなっていた。昼頃になると、胃が空でであることの心地よさを久しぶりに実感した。しかし、12時過ぎには昼食。これは空腹感からというよりは、心理的なもんだろう。やはり、食べること心理的満足感というのは大きい。もちろん「味わう」ということの楽しみも。

前回の一日半断食は、4月12日で、2週間以上間隔があいた。そのため今日の朝の体重も、66・8キロと、週に2回ぐらい断食をしていた2月下旬から3月初旬は、66キロちょっとになっていたから、そのころに比べるとやや増えている。

実は、この2週間と少しの間に、何回かは「今日は断食」と決めて臨んだ日がある。朝は、いつも水分以外は何も摂らない(これはいつもの通り)。問題は昼だが、断食とはいっても本の少しだけ食べることが最近多かった。例えば、ビスケット3枚とか。そうすると、それが胃を刺激して、さらに食べてくなってしまうのだ。そんな感じで「今日はやめた」と、仕事の帰りに立ち食いソバを食べたりしてしまったことが二三回あった。

今回は、それを反省して、昼もお茶以外は摂らなかった。午後、ミルクティーを一杯飲んだり、黒糖アメをひとつなめたりはしが、固形物は食べなかった。これがよかったようだ。やるときは、中途半端に食べずに、徹底的に食べない方が、かえって空腹感もすくなく、むしろ胃腸の快適さが増すようだ。

これからは、少なくとも週に一回は、一日半断食を続けていくことをここに宣言したい。

目標は60キロである。これも6月一杯にと宣言しておこう。7月・8月とそれをキープする。

こうしてブログで宣言してしまうのが、いちばんよい。
これからは、今週は何日と何日に断食をすると、ここに前もって宣言してしまおう。

『朝食を抜いたらこうなった 』(甲田光雄)

2010-04-29 | 断食・少食関係の本
◆『朝食を抜いたらこうなった』甲田光雄(春秋社、2003年)

現代医学は、栄養をとり入れる面をよく考えた合理的なものだが、老廃物を完全に排泄するという、出す面をあまり重視してこなかった。それが現代医学の重大な欠陥だ。しかもその欠陥にまだ気づいていない。とり入れることも大切だが、老廃物をいかに完全に出すかという排泄の医学もそれに劣らず大切であるにもかかわらず、ほとんどその面が省みられなかったのだ。

朝食抜きという午前中の断食は、前日に生成された老廃物を完全に出す重要な時間であることに、現代医学はまだ気づいていないのだ。 この本は、現代医学で治らなかった患者に著者が朝食抜きの小食を指導して治していった多くの事例が掲載され、上の主張の正しさを雄弁に物語る。現代医学が見落としている人間の体の不思議をこれでもかというほどに見せつけられる。

甲田療法や、そのもととなった西医学が、もっともっと多くの人に関心をもたれてほしい。「朝食抜きは、体に毒」という「常識」がこれほどに蔓延しているなかで、その「常識」をまったく覆すような小食の実践が、驚くべき効果を挙げている事実は、現代医学を相対化する目を養ってくれる。

この本は、朝食抜きの玄米、野菜食を基本とした甲田療法でも、とくに療法の途中で出る一見マイナスの現象を事例として多く取り上げ、その意味や対処法にスポットを当てている。 長年リュウマチで苦しんだSさんの事例を見よう。医者に慢性の関節リウマチと診断され、ひどい痛みにステロイド剤を使用するが、痛みの軽減は一時的なもので、薬を増やしても痛みが楽にならない状態になった。ついには寝たきりになるのではないかという心配の中で、甲田医院を訪れた。 甲田医師の元で食療法を実行し、ほぼ6ヶ月でステロイド剤から解放された。ところが小食で体重が減少し、160センチで33キロにまで下がってしまった。以前かかっていた医師に甲田療法のような馬鹿な治療はやめよと言われ、一時現代栄養学のメニューに戻ったが、体重は増えてもリウマチの痛みは復活した。 ついに決心して甲田療法に戻ったSさんは、その後、ある晩に3回もトイレに行き驚くほど大量の排便があった。つまり宿便が出た。それからSさんの体調が一変する。それまで続いていた体重の減少がとまり、今度は逆に太りだす。食事は以前と同じなのにである。29キロから、6ヶ月くらいで35キロになり、体力も増強し、リウマチの痛みも楽になっていった。 宿便が排泄され、腸マヒが治り、腸がよく動くようになると、自己免疫疾患が改善されて、リウマチが治ると甲田医師は言う。現代栄養学の常識では考えられないような超小食で元気に生活し、現代医学で難治とされる病気がみごとに治っているのだ。これと同様の経過をたどって病気が治っていく事例がこの本に多く紹介されている。

現代医学のおごり 私の母もリウマチで長年苦しみ、ステロイド系の薬で体力を消耗していたので、もう少し早く甲田療法を知ってたら、と無知を悔やむ。それにしても、こういう事例を多く読んでいると、現代医学、現代栄養学とは何なのかと今更ながら思う。 西医学や甲田理論をそのまま信じる必要はないだろうが、少なくともこうした考え方で目覚しい治療効果を挙げている療法がある以上は、現代医学も社会ももっと柔軟な目で、これらを観察し、真剣に検証していく必要があるのではないか。私の周囲を見る限り、そういう動きはあまりにも小さい。 こうした実践と理論に目を閉ざしている現代医学には、一種のおごりのようなものを感じる。

私は、出勤の前に野菜ジュースなどを飲んでいた時期もあったが、その後はずっと天然水だけにしている。職場でも午前中はできるだけ天然水ということで朝抜きをかなり完全な形で行うようになった。昼食の量も少ないほうが調子がよいようだ。週一回の一日断食も含め、きわめて順調に朝抜き小食が定着している。便通がよくなり、血圧も下がっている。体重はさらに減少するだろう。 しかし、この本を読むと、朝抜き小食にスムーズに移行できない場合も多いらしい。絶えられない空腹感やスタミナ切れ、やせすぎ、貧血、頭痛、胃の痛み、脱毛、便秘その他、各種の反応があるらしい。しかし、これらはちょっとした工夫や慣れで改善できる一時的な反応であり、工夫や継続で素晴らしい効果をあげるまえに朝抜きから撤退してしまうのは実に残念だ。そのような人に何とか助け舟を出したい、そんな思いからこの本は書かれたという。

一日伸ばしで実行

2010-04-12 | 一日半断食
再挑戦を宣言して10日に臨んだが、事情があってこの日も断食はしなかった。そして11日の日曜日に実行。日中は、食べたいという気持が結構強く、このブログに途中経過を記入することで継続して行こうかとも思った。しかし、結局はブログの助けを借りずに夜までいけた。いつものようにプルーン数粒と豆乳入りのコーヒー二杯は飲んだ。

夜になるとかなり楽になった。そうなると、いつもの食べすぎ状態よりも、腹にほとんど何も入っていない状態の方が、むしろせいせいとして気持よく感じられる。

朝、体重を計ると67キロ。やはり2週間断食をしなかったので、かなりゆり戻している。

今日、職場では特に空腹感も感じず、爽快で快調だった。ただ、空腹感はないのに口元が淋しく、午前10時ごろにビスケットを数枚食べてた。それだけで腹に大量に入れた感じで、先ほどまでの空腹感が消えた。いつも午後2時、3時とできるだけ断食を伸ばしたいとは思うのだが。今度こそ、断食の延長に挑戦したい。

断食の間隔が空いてしまうと、一日目の午後2時、3時くらいまでがやや苦しい。もう少し頻繁に行ないたい。次は、明日か明後日に実行したい。

再挑戦を宣言

2010-04-09 | 一日半断食
かれこれ一ヶ月近く、更新をしなかった。その後、一週間に一回のペースで一日半断食を2回ほど行なった。しかし、この2週間ほどは行なっていない。再開したころのモチベーションが落ちてきているのも原因だろう。

今日も、断食を行なう予定でいたが、「残っているカレーがもったいないから」などと理由をつけて、カレーライスで昼食を食べてしまい、あっけなく中断した。この2週間ほどは、このパターンで断食ができていない。

そこで明日は必ず実現することを、ここに宣言してしまおう。一日半断食を続ける意志を強めるためもあって、このブログを始めたのだから。

幸い、更新していなかった一ヶ月の間にも、日に平均20人ほどの人がこのブログに立ち寄ってくれていて、やはりこのテーマは関心が高いのだな実感。それも励みになって、再度、少なくとも週に一回の一日半断食を再開する気持になっている。

『脳がよみがえる断食力』(山田豊文)

2010-04-09 | 断食・少食関係の本
◆『脳がよみがえる断食力 (青春新書INTELLIGENCE)

断食の様々な効果について、その生理学的な根拠についても詳しく解説しており、充分に説得力がある。この本でとくに強調しているのは、断食が総合的な「脳力」を高めるということである。つまり、断食後に頭が冴え、記憶力や理解力が増すというのである。

著者自身が、若き日にある病気に悩まされていた。病院を転々としたが悪化するばかりだった。ある雑誌で断食で病気を克服した体験記を読んで自分も実践した。母に野菜ジュースをつくってもらい、数日間それだけで過ごした。その結果、病気はウソのように治り、身長も急に伸び、成績もよくなった。その不思議な体験が人生を変えたという。ちなみに断食や少食の良さを説くこの分野のリーダーたちも、自分の病気を断食で治した経験を持つ人が多い。『少食の力』の甲田光雄や、『「半断食」健康法 』の石原 結實などである。

多くの体験者が断食後に「頭も体も生まれ変わった気がする」と言う。爽快感や自由感、充実感をもち、イライラしなくる。自分らしさを取り戻し、何にでも感動できるようになるという。断食で脳が活性化する理由として、断食は脳に必要な栄養、とくに糖分の栄養が絶たれことで、シャペロン(タンパク質の変性を阻止し、修復をする)が種チュするからではないかと、著者は考えている。また断食によって「ケトン体が体内に生ずると脳のα派が増えるという相関関係が確認され、そのメカニズムについても詳しく語られているが、ここでは詳しく紹介できないので本を読んでもらうほかない。

この本では、断食のデトックス(解毒)効果も強調され、その科学的な根拠も述べられている。印象深かったのは、1968年、九州・福岡を中心に起った「カネミ油症事件」だ。九州大学との共同研究の結果、政府はPCB中毒の治療法として、断食療法を正式に採用し、「断食療法、ほぼ9割の効果」と当時の新聞でも報道されたという。有害物質は脂肪に蓄積されやすい。断食でその脂肪が燃えてエネルギーを作ると、蓄積された有害物質は、血液中に遊離して肝臓から体外へ排出されるのだ。

とこあれこの本を読んで私自身、再度断食に挑戦する気持になった。