DSM5とIV(4)との違い.ADHDの上位カテゴリーの違いを論じている人が案外少ない.
というのも学会にも参加しないし,論文も読まないので,情報が入ってこないせいだろう。
IVではDisruptive Behavior Disorders 破壊性行動障害のカテゴリーに CD:行為(素行)障害 ODD:反抗挑戦性障害 ADHD:注意欠陥多動性障害 と診断分類だった.
5ではADHDはASD:自閉症スペクトラム と合体し 神経発達症候群 が上位カテゴリーとなった.
日本で言う特別支援教育の範疇に分類される診断群だ.
しかし現実的には、ADHDからCDに至る一群がいる。
中学校で 非行少年(少女)と教師から見られている子たちがいる.
俺のトホホな記憶で2007年に特別支援教育が始まったとしても,この子達に発達の偏りがあり、工夫して対応していると
中学校で非行に見えるような行為に至らずに済んでいたのじゃないかという子が、外来を受診する.
もう、自尊心はずたずた.
医師の診察も教師とダブって見られている様で、敵愾心しか感じない。
親も,受診に付き添うが,この子はこんなことばかり。
教師もさじを投げる.
薬でも出して、何とか行動を制限できないだろうか・・・
そんな診察になる.
医師は教師の側に立つわけじゃないし,親の手下でもない。
仮にADHDからCD化していく途中だとして,医師に出来る事は残念ながら、期待して受診を勧めた人には残念な結果しか生み出せないものだろう。
この子達の生活を医療化するメリット/デメリットを天秤にかけないといけないのだ。
非行少年達は,ホントは飛び立とうと準備している飛行少年の可能性が高いのだが.
周囲の大人は、せっかく飛行しようとしている思春期の子を墜落させようとしていることがある。
それが善意爆弾だったりするのでやっかいだ。
というのも学会にも参加しないし,論文も読まないので,情報が入ってこないせいだろう。
IVではDisruptive Behavior Disorders 破壊性行動障害のカテゴリーに CD:行為(素行)障害 ODD:反抗挑戦性障害 ADHD:注意欠陥多動性障害 と診断分類だった.
5ではADHDはASD:自閉症スペクトラム と合体し 神経発達症候群 が上位カテゴリーとなった.
日本で言う特別支援教育の範疇に分類される診断群だ.
しかし現実的には、ADHDからCDに至る一群がいる。
中学校で 非行少年(少女)と教師から見られている子たちがいる.
俺のトホホな記憶で2007年に特別支援教育が始まったとしても,この子達に発達の偏りがあり、工夫して対応していると
中学校で非行に見えるような行為に至らずに済んでいたのじゃないかという子が、外来を受診する.
もう、自尊心はずたずた.
医師の診察も教師とダブって見られている様で、敵愾心しか感じない。
親も,受診に付き添うが,この子はこんなことばかり。
教師もさじを投げる.
薬でも出して、何とか行動を制限できないだろうか・・・
そんな診察になる.
医師は教師の側に立つわけじゃないし,親の手下でもない。
仮にADHDからCD化していく途中だとして,医師に出来る事は残念ながら、期待して受診を勧めた人には残念な結果しか生み出せないものだろう。
この子達の生活を医療化するメリット/デメリットを天秤にかけないといけないのだ。
非行少年達は,ホントは飛び立とうと準備している飛行少年の可能性が高いのだが.
周囲の大人は、せっかく飛行しようとしている思春期の子を墜落させようとしていることがある。
それが善意爆弾だったりするのでやっかいだ。