ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

最後の初恋 (Nights in Rodanthe 2008)

2015年09月12日 | Media TV/Cinema/Book
最後の初恋
英語の原題は Nights in Rodanthe
ロダンテの夜 これじゃ せっかくリチャード・ギアダイアン・レインが出ていても。イマイチ感満載.
でもエンドクレジットで、このロダンテの夜を忘れない~みたいな歌が流れて来た。
アメリカ映画のタイトルってこんなのよくあるよなあ。
あとは 人の名前。
人の名前がタイトルで,それは忘れたけど日本語タイトルは 白夜 か何かだったヤツとか。

それにしても「最後の初恋」もなんだかなあ。フジテレビのドラマみたいだ。
(自分で良いタイトル思いつかないけど)

医師のポール ・フラナーと主婦のエイドリアン。
かたや父と息子の葛藤、父として子育て、医師としての治療がうまくいかなかったことで決定的に。
エイドリアンは夫の浮気、愛していた父親を亡くしたことで傷心。そこへ反抗期の娘が、母の問題。

この、家族状況設定はアメリカドラマに多い。1980年代以降.
1960年代のホームドラマは何だったのかな?
優しい母親,子ども達,愛犬,そして正義の味方で家庭を守る父親像・・・
それは内田樹 街場のアメリカ論 を一読あれ。

さてリチャード・ギアといえば 愛と青春の旅立ち The Officer and The Gentleman だ。(これもタイトル問題MAX(笑))
鬼軍曹に,軍隊で、ギリギリまで追い詰められ,自分の殻を打ち破り,変わっていくシーン。
偽りの自己,自我理想,そんなことがテーマだった。

この映画でも似た様な状況に思えた。
これまでの自分と向き合って,「和解」していく。
息子に対する良い父親像は、見せてやれないが,医師の先輩としては誇れるものがある。
それを息子の前で演出していたら、ありえない医療ミスが起きる。
訴訟となった。
アメリカ流の、俺は悪くないんだ!
それを伝えるために,海辺の一軒家に宿をとるところから、彼の物語は始まる。
スポーツカーがその象徴だ。成功者の.
(テレビドラマ ERのDrたちは車が故障ばかりだ)

しかし息子との関係を修正したくて、エクアドルの田舎町に行くことを計画している。
息子が働く診療所。そのため医療スペイン語の本を開いて勉強している。

エイドリアンと心が触れ合って,彼は変わっていく.(愛と青春の旅立ち のテーマ)
そして、エクアドルで息子と一緒に働き,大病院のスーパーDrでなく、一介の田舎医師を演じる。

アメリカ映画で最近はやりの、ところが・・・という展開だ。
和解のテーマが解決されたあとの展開が、え・・・ということがある。

けれど、それも仕掛けで、彼の死を受け入れることの出来ないエイドリアンを、ダメ娘だと思っていた娘が母の世話をして
打ち解けていく。

2重の和解劇が進行していく終盤.

と、解説は別として。
ダイアン・レインだ。
あまり彼女が主演の映画は観てない.
20代から色っぽい演技も多かった筈だけど(笑)

ストリート オブ ファイヤー くらいしか見てないような.

それが、40過ぎても可愛い演技(この抱きついて飛び上がる,足が跳ねているシーン,やられた!),表情が豊富,色気・・・
日本の女優だと40過ぎて、こんな役が出来るのは誰かな・・・・

これからも60過ぎても、その年にできる演技で女優を続けていきそうだ。

リチャード・ギアとダイアン・レイン 運命の女 これが先に挙げられるのだろうけど,見てないんだよな・・・
レンタルビデオ屋さん行ってくるか。

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