ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

地域のケースワーカーと連携する必要

2016年01月07日 | 児童精神医学
ファミリーメンタルクリニック 勝手に自称 ふぁみめ では、児童精神医学を実践している。
といっても とくに大学医局で教授が児童精神科専門だった訳でもない。
独学で,趣味で好きなことをやっていた なんちゃって児童精神科を続けている。

医師一人の零細企業なので、クリニックでは出来ないことだらけ。
しかし、他に児童を診てくれる先生も少ないので、零細企業なのだが忙しいし、
難しい、複雑な臨床に直面する。

入院と言っても、入院先も少ない。
家族も抵抗することも多い。

何とか零細企業で児童臨床をするには、優秀な地域マネジメントをする人たちとの連携が必要となる。
開業時に一緒だったC氏はアメリカで児童臨床サービス経験があるので、助かった。
助かっている.クリニックを退職し大学教官となった今でも。
彼の人脈は広いので、シャイで対人交流を拡張できない俺も,おかげで地域の優秀なPSWとつながり持つことが出来る。

今日も,家族内のトラブルがあり、母親の精神症状で、見方によっては虐待を受けている、(学校は不良少年と見ているかもしれない)
そんな少年の外来診療支援で同席してくれた。
何度か、他のケースでもクリニックに来てもらっている.

ショートステイを利用する等、提案もあった。
本人の症状も不安定で,恐らく脳の器質的な問題もあり、症状や行動の理解が一筋縄ではいかない。
ただでさえ、特別支援教育についてどんなスタンスか分からない中学校と連携しようとしてもうまくいかない。

そんなとことろに 母親の症状悪化,入院,外来に連れてくる人がいない。→PSW登場となった。
ピンチはチャンス。(松岡修造じゃないけど)

なんちゃって児童精神科は、本格的な児童精神医学を実践している医療機関と違って,マンパワーが不足。
しかし、10ヶ月も患者さんを待たせるような臨床は出来ない。
院長のフットワークが重い分,動きでふぁみめの臨床をカバーできる人たちにお世話になっている。

これもCさんのお陰だ。

沖縄県が 子どもの心の診療ネットワーク事業を本気でやるつもりがあるなら、後輩の育成に力を貸しても良いと思っている。


宝くじで3億円当たったら,クリニック閉店して,スペインに移住しようと考えている俺が言うのもアレだけど・・・

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