ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

裸の王様

2005年10月17日 | 児童精神医学
タイトルを見て、最近のblogの流れからして、コイズミ氏のことなのだが、カテゴリーは児童精神医学で述べていきます。子どもだましは子どもにはきかないよ!という話しです。

どんなことでもいいですが、自分の子どもから聞かれたらきちんと、子どもに説明できる事柄・・・それは世の中で大体問題のない事柄です。仮に問題のある項目だとしても、子どもに話せるこことはOKです。クリニックでは3歳の子の前でもきちんと「離婚」のテーマを親子で話題にしてもらいます。

さて子どもを欲しがっている野田聖子女史ですが、もしも自分の子どもがいると仮定して、「選挙で投票した人たちは、お母さんに賛成したから当選したんでしょ。何でみんなと約束したことを守らないの?」と聞かれたらきちんと答えることが出来ますか?

大人の理論では色々言い訳が聞くかもしれません。それが「子どもだまし」の理論です。裸の王様のテーマは子どもは純粋だ、嘘をついてはいけませんよ!と絵本を読みながら子どもは学んでいったのです。
だからホントにだまされるのではなくて、だまされたことにしておこうというところが、子どもには分からないですよね。
(確かにだまされた大人も今回の選挙では多かったかもしれませんが。)
少なくとも国会議員で、知識のある政治家がだまされることはなかったでしょう。
当初は反対派が賛成派を超していると言われていたわけですから。

色々と難しい話しは抜きにして、後ろめたい思いがなければ子どもにきちんと話すことが出来るはずだ。
子どもへの希望が持てる社会が健全な社会だ。
政治は難しいが児童の臨床を続けていて言えることはこれだけで必要不可欠だろう!


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