ファミリー メンタル クリニック

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要するにひとりごと・・・

スクールカウンセラーはプールがお似合い

2013年08月19日 | 児童精神医学
新患を18歳未満ということにしている「ふぁみめ」(ファミリーメンタルクリニック)ですが、
どう考えても、あまり難しく考えなくても、ADHDという子がいる。

教師は、何でこの子は云う事を聞かないのだと詰問調で、叱責する。
新患診察し、中学校にスクールカウンセラー(SC)が配置されている。
校長から依頼すれば小学校で面談が出来るはずだと説明することが多い。

スクールカウンセラー制度が始まったときは中学校配置で良かったかも知れない。
しかし、発達障害関連でSCの面談が必要なことが多くなってきた。
とすると、小学校でもっと利用しやすいように制度設計をし直さないといけないだろう。

また、聞くと面談が必要な生徒も中学校では利用しにくいようだ。
俺、バカじゃないからとか、前世紀みたいな発言をする中学生がいる。
偏見のある教師もいるかも知れない。
教室から移動する時にどこに行くの?と聞かれると答えにくいので利用しないという生徒もいた。

さらに不登校の生徒がいると、心理士がいくら校内でスタンバイしていても意味をなさない。
学校に来れないのだから。

結論から言うと、小学校でも中学校でも、学校に来れない子でも利用しやすいのは
市町村または地区の教育委員会で数人を常にスタンバイするプール制だと思う。

教育委員会からそれぞれの学校に出校で面談に行くことも出来るし、
教育委員会に行って保護者、本人が面談することも可能だ。

そう、夏はプールがよく似合う。



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