ネットバンキング、預金不正送金急増 偽サイト誘導・ウイルス侵入…(産経新聞) - goo ニュース
■個人狙い巧妙化、対策待ったなし
金融機関のインターネットバンキングで、預金が不正に送金される被害が急増している。犯行グループはさまざまな手口を駆使しながら、巧妙に利用者の契約者番号(ID)やパスワードといった個人情報を抜き取って悪用。金銭奪取を目的としたサイバー犯罪に対抗するため、警察庁では金融機関や利用者にセキュリティー対策の強化を求めている。(大塚創造)
◇
◆「第2暗証」入力求め
「メールは相当、大規模にばらまかれているのではないか」。三菱東京UFJ銀行の担当者は語る。
偽の銀行サイトにメールで誘導するなどし、利用者の個人情報を入力させてだまし取る“フィッシング”。「不審なメールが届いている」と利用者から同行に通報が入ったのは8月25日のこと。2週間近くが経過した9月6日、ネットバンキングで6件、数百万円の被害が確認された。だまし取られた個人情報を元に、利用者の預金が他人名義の口座に不正送金された上で引き出されていた。
不審メールに絡む利用者からの問い合わせは500件を超えた。メールは同行で口座を開設していない人にも送付されていた。「問い合わせだけでこの数字なので、実際に送付されたメールは相当な数に上るだろう。被害拡大への危機感は強い」と同行の担当者は懸念する。
同様の被害は三井住友銀行でも発生。「身に覚えのない出金がある」という問い合わせを調べたところ、10月13日に6件約1千万円の被害が確認された。
両行の被害に共通しているのは、セキュリティーの向上を装ったメールを送信し、固定式のIDとパスワードに加え、「第2暗証」と呼ばれる乱数表を添付ファイルに入力させて返信させたり、偽サイトに誘導して入力させている点だ。金融機関がメールでこうした入力を求めることはない。
「固定式のIDやパスワードをだまし取る手口は昔からあったが、セキュリティー上有効な第2暗証まで狙った手口は初めてで警戒が必要だ」(警察庁)
ネットバンクは自宅に居ながら利用できるので私も利用しています。
犯罪の手口はますます巧妙になり、自助努力だけで、被害を防ぐのはなんだか困難になってきているようで、困ったものです。
■個人狙い巧妙化、対策待ったなし
金融機関のインターネットバンキングで、預金が不正に送金される被害が急増している。犯行グループはさまざまな手口を駆使しながら、巧妙に利用者の契約者番号(ID)やパスワードといった個人情報を抜き取って悪用。金銭奪取を目的としたサイバー犯罪に対抗するため、警察庁では金融機関や利用者にセキュリティー対策の強化を求めている。(大塚創造)
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◆「第2暗証」入力求め
「メールは相当、大規模にばらまかれているのではないか」。三菱東京UFJ銀行の担当者は語る。
偽の銀行サイトにメールで誘導するなどし、利用者の個人情報を入力させてだまし取る“フィッシング”。「不審なメールが届いている」と利用者から同行に通報が入ったのは8月25日のこと。2週間近くが経過した9月6日、ネットバンキングで6件、数百万円の被害が確認された。だまし取られた個人情報を元に、利用者の預金が他人名義の口座に不正送金された上で引き出されていた。
不審メールに絡む利用者からの問い合わせは500件を超えた。メールは同行で口座を開設していない人にも送付されていた。「問い合わせだけでこの数字なので、実際に送付されたメールは相当な数に上るだろう。被害拡大への危機感は強い」と同行の担当者は懸念する。
同様の被害は三井住友銀行でも発生。「身に覚えのない出金がある」という問い合わせを調べたところ、10月13日に6件約1千万円の被害が確認された。
両行の被害に共通しているのは、セキュリティーの向上を装ったメールを送信し、固定式のIDとパスワードに加え、「第2暗証」と呼ばれる乱数表を添付ファイルに入力させて返信させたり、偽サイトに誘導して入力させている点だ。金融機関がメールでこうした入力を求めることはない。
「固定式のIDやパスワードをだまし取る手口は昔からあったが、セキュリティー上有効な第2暗証まで狙った手口は初めてで警戒が必要だ」(警察庁)
ネットバンクは自宅に居ながら利用できるので私も利用しています。
犯罪の手口はますます巧妙になり、自助努力だけで、被害を防ぐのはなんだか困難になってきているようで、困ったものです。