未来の読書ノート

読んだ本のメモ。あくまでもメモでその本を肯定したとは限らない。そんなノート。

マルクス「『ケルン新聞』第一七九号の社説」(第1巻)

2012-01-04 | マルクス=エンゲルス全集
 「哲学が世界のそとにないことは、脳髄が胃の中にないからといって、人間のそとにないのと同じである。」P112

 「はやくはマキヴェリ、カンパネラ、のちにはホッブズ、スピノザ、フーゴー・グロティウスから、さらにルソー、フィヒテ、ヘーゲルにいたるまで、国家を人間の目で観察して、神学からではなく、理性と経験とから国家の自然諸法則を展開しはじめた。」
 「最新の哲学は、すでにヘラクレイトスやアリストテレスがはじめた仕事をおしすすめたにすぎない。」P119

 「無知は一つの魔物である。われわれは、それが今後も少なからぬ悲劇を上演するのではないかと気づかっている。」P120

 未来=「学ぶ」ということ、「無知」の弊害などについて、鋭い。