ふじ本まり子の活動報告 for Mobile

元和歌山県議会議員ふじ本まり子の携帯サイト用コンテンツです。

民主クラブ、東南海・南海地震対策特別委員会、森林・林業・林産業活性化促進和歌山市議会議員連盟

2006-02-12 | 2006年活動報告
民主クラブで北海道、東南海・南海地震対策特別委員会で兵庫・高知、森林・林業・林産業活性化促進和歌山市議会議員連盟で佐賀県、紀淡連絡道路建設促進和歌山市議会議員連盟でしまなみ海道と、日程の関係で視察が集中してしまい疲れましたが、大変勉強になりました。その中でも特に地震対策特別委員会の視察が印象に残りました。

三田市の三木総合防災公園内にある総合防災センターは世界最大級の実大三次元振動破壊実験施設が見ごたえのあるものでした。神戸の大震災を教訓に兵庫県では地震対策に大変力を入れている様子をうかがうことができました。実大三次元振動破壊実験施設はE-ディフェンスと呼ばれていますが、この施設では実物大の構造物を振動台に設置し構造物が破壊するまで実験を行うことができます。

私達が行った時は、実験した後のビルをそのまま残し、どこをどのように耐震を行えばよいかという検証をされているところでした。世界で一つしかない実験装置であまりの大きさに驚きましたが、最近問題になっている耐震設計を偽装する人にしっかりと見ていただきたいものだと強く思いました。

もう一箇所は、高知大学内にある海洋コア総合研究センターです。海洋コア研究センターは地球深部探査船「ちきゅう」の国際運用が間近となり総合国際深海掘削計画が本格化するにともなって設立されたものです。「ちきゅう」はなんと深海の7000メートルまで掘削できるというこれも世界にひとつしかないという素晴らしい船舶です。7000メートルから掘削した試料を分析したり研究したり、それを保管するという一連のプロセスを実施する事ができます。これによって地球の成り立ちや地震のメカニズムを解明するための貴重な研究になるとの事で、これにも本当にびっくりしました。

日本は世界的に見ても地震の拠点のようなところなので、こういった研究がもっと進められるように期待するものです。