大田市立仁摩小学校では、総合学習の一環として、毎年4年生を対象に森林の役割や木材資源の理解を深めてもらうため炭焼き体験学習を行っています。
前回の「炭焼き体験をしよう」で紹介しましたが、今回も林業普及指導協力員である仁摩木炭生産組合の尾土井博氏の指導により窯出し作業が実施されました。
前回の様子はこちら→ http://blog.goo.ne.jp/f-kawamoto/e/8bdb2925a336d042fa91c29dd185c225
【上が炭焼き前、下が終了後の炭窯の中です。体積は半分近くにまで減少しているのがわかります。前の約50cm内に並べた木は完全に灰になっています】
【当事務所からは、炭窯の開け方や炭の出し方等について説明しました】
【炭窯の中から出された金属の容器。この中に「飾り炭」が入っています。高熱により変形してしまったものもありました】
【容器の中から「飾り炭」を壊れないよう慎重に取り出していきます】
【上手く取り出せました!写真はカキとミカンの炭】
【カボチャとナツミカンの炭。ミカン類が一番きれいにできた様です】
【パイナップルも見事に炭にできました。】
【窯出し作業終了後には、当事務所から「炭のできぐあい」についての学習会を行いました。電気抵抗によって炭化度を測定する「木炭精錬計」を使用して炭の精錬度を調べ、炭化温度を推定しました(木炭精錬計は中山間地域研究センターより借用しました)】
【パイナップル炭の精錬度は約2。炭化温度は800~900℃とかなり高く、飾りとしてだけでなく、燃料としても利用可能です】