この世界で生きてゆくために

ありふれた毎日を繰り返し、時は過ぎていってしまう。
でも、どんな小さい事でも、優しい瞳で世界を見つめたい

どこまでも遠いところへ

2006年07月04日 20時59分57秒 | ひとりごと
写真は、神奈川県の名勝100選の立石です。

どこまでも遠いところへ、歩いてゆきたくなる時があります。
このまま、空気のように消えてしまいたくなるときもあります。
むかし、失踪して行方不明になる人を「蒸発」と言っていました。

物質には、形の固定された「固体」流動する「液体」そして気化する「気体」
3つに変化します。固体と液体の中間のゲルやジェルというのもありますが。

自分の固体生命体が、ふと重く感じるときがあります。
なんで、生きてゆかなければならないのだろう。
こんなに、苦しい思いを、なんでしなければならないのだろう。
いっそ、消えてしまいたい。

でも、それって甘えなんですね。
人は、生まれてきた以上、やっぱり生きなければならない。
たとえ、どんな形でも。

すくなくとも、私を必要としてくれる人が、どこかにいて、
また私が、誰かを必要としている事は、その必要とされた人に
生きる意味を与えていると、私は思います。

疲れて、疲れて、疲れて、もうこれ以上歩けないと思っても、
どこへ逃げも隠れも出来ないし、しない。
私は、私以外の何者でもないのですから。

私を必要と思ってくれる人が、必ずどこかにいるはず。
それを信じて、どんな形でも、私は行き続ける。

これが、私の信仰告白であり、私の生きる印(しるし)なのだから。

金八先生「人と言う字は・・・」支え合って、人となるのです。
ひとりでいきてゆければ・・・と思っても、それは土台無理な話です。