JUON NETWORK イベント報告

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そばの里 森林の楽校2024夏

2024-07-06 | そばの里 森林の楽校
7月6日(土)〜7日(日)に富山県南砺市利賀村で行われた「そばの里 森林の楽校」の報告です。
32名(内地元28名)の参加がありました。

参加者の声

 私は福井県で山仕事をしている職業林業人です。
日頃から山で間伐をしたり、山に作業道を作ったりしております。
また樹恩ネットワークの福井県で開催している「おしっさまの里 森林の楽校」の現地世話人をしています。

 先月おしっさまの里での活動も10回目を迎える事が出来ました。
ちょうど10回と言う節目にもあたり、また今年は北陸新幹線が福井県まで延伸したこと、それと福井県と岐阜県との間に20年ごしの計画であった「冠山トンネル」が開通したこともあり、6月初旬に岐阜県揖斐川町の風の谷、6月末に福井のおしっさま、7月初旬の富山県南砺市利賀村のそばの里と自分勝手に中部・北陸シリーズと題して参加をさせて頂きました。

 富山県南砺市利賀村で開催される「そばの里 森林の楽校」は私が樹恩ネットワークを知り、初めて参加した森林ボランティア活動の地です。
かれこれ10数年の時が経っています。
刈り払い機を車に積んで走る道中はとても懐かしい風景と利賀村の持つ本当に山深い独特な雰囲気でいっぱいでした。

 今回は山開き神事に参加した後、地元の方と総勢40人近くの人々で山頂まで伸びる林道の草刈りを行いました。
作業開始と同時に雨が降り始め、途中土砂降りと言っても良い雨に打たれながらも無心になって草刈りをするのはとても気持ちの良いもので、日頃仕事で山に入って刈り払い機を使って行って居る除伐や林道の草刈りとは全く違う、なんと言えば良いかとてもウキウキした心持ちで目の前にある草を刈っていました。

 初めて参加したのは、林業で働き始めそれまで楽しかった山仕事がだんだん苦痛になってきて居た頃、それまでの楽しかった山仕事の時の気持ちを思い出したかったと言うある意味切羽詰まった心境だったのが参加動機でした。
今は地元で普段通りの当たり前のように刈払機やチェーンソーを使って仕事をしていますが、久しぶりにあの頃の初々しい山仕事に対する気持ちがよみがえり本当に楽しい草刈りとなりました。

 今回は日帰りで宿泊もせず、地元の方々ともあまりゆっくりとお話をする事はありませんでしたが、「またおいで」と笑顔で見送って頂き本当に名残惜しかったです。

 今、今回の中部・北陸シリーズを終え思うことは、さまざまな動機やきっかけで参加してくれる皆さんにそれぞれが期待した想いや満足感を得られるお手伝いをしていきたい、と言うことです。
また風の谷にも、そばの里にもお伺いしたいと思います。本当にありがとうございました。


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