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【関西中国】「町並みと民家を訪ねる会」

2023-11-18 | 関西中国地域ブロック
11月18日(土)に愛知県名古屋市で行われた「町並みと民家を訪ねる会」の報告です。
8名の参加がありました。

関西中国地域ブロック事務局より

 今回は名古屋市の“有松”にある重伝建地区を尋ねました。
旧東海道にそった商家屋の多い所で宿場町ではないため、土産物として絞染(有松絞)を開発し、東海道を往来する旅人に商いをして繁盛した町の様です。
従って、この街並みは東海道に沿ってほぼ東西に1km程の長さになってます。

 駅から街道の中心に出て、まず西へ向かいました。
山田・竹田家といった江戸期の古い商家屋を過ぎると、緩やかに曲がった町並みが西の空に映えていました。
その一角に岡家(笹加屋)があり中に入れてもらえて詳細なお話を聞くことができました。
有松の商家は京屋と違って道沿いに長い商棚(店舗)を持つのが特徴の様です。

 ここから、ガイドさんが町並みを案内してくれることになり、西の端にある普段は入れない祇園寺の境内を拝見させてもらい、東に向かいました。
古い町には祭の「山車(だし)」があるものですが、有松の祭りには3台のカラクリ人形の弾台があり“有松山車会館”では実物が見られました。
ほぼ街道の中心にある服部家住宅は寛政年間に創業した縮緬紋商で豪華な屋敷構えが続きます。

 この町の建屋は軒高が高く感じられますが、明治以降も商売が盛んになり、改築が続けられたことで、特に2 階の防災用の漆喰で塗りこめた塗籠造が意匠的に特徴があるように見えました。
観光客が少なかったこともあり、とても静かで落ちつた堂々とした昔の風情を残した町並みに巡り合い、ガイドをいただいた方の町への思いに助けられ、よい一日を過ごすことができました。


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