温故知新

2009-02-21 13:34:34 | 義歯
久しぶりにダウエルレストをやりました。
考えてみると、これも一種のノンクラスプデンチャーですね。

ダウエルレストは私が25年前に初めて触れたアタッチメント義歯です。
考案されてから30年以上にはなるんじゃないかな?
・・・歳を食うはずですわ、私も。

とは言っても、現在の手法と機材で作製しています。
ちょっと画像では分かりにくいのですが、リンガルバーがゴールドとシルバーのコンビカラーになっています。これはレーザー溶接による異種合金間の接合によるもので、コバルト鋳造もミリングも現在の手法で行っていますので、精度もかつてとは桁違いです。時代相応のアップグレードは果たせています。

ダウエルレストも「十分使えるじゃないか!!」と思いました。

欠損補綴においてインプラントをBest of BestとするならミリングデンチャーはSecond-bestと言えます。
局部床義歯としてはベストの機能を持つのがミリングデンチャーだと思います。
昨年も10床ほどのミリングデンチャーを作製しましたが、どれも大変喜ばれているとの事です。
長い時を得ても、アタッチメント義歯はまだまだ生きています。

考えてみると、デンチャーの選択肢はクラウン・ブリッジのそれと比較すると、バリエーションに富んでいます。
金属床一つとってもコバルトクロム・チタン・貴金属があり、床用の樹脂も従来のアクリル樹脂からノンクラスプ用樹脂があり、維持装置もアタッチメント(自家製・既製)、クラスプ各種、そして現在はノンクラスプもあるのですから。

当ラボラトリーはそれほど規模は大きくありませんが、これら全てを自家製作できる体制を整えております。ご用命を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。



EVANSPRO Dental Laboratory

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