「彩雲国物語」２期#37【目は心の鏡】小野坂さんにやられた。

いや…ちょっと意外な人に心動かされましたわ。
小野坂さんの声にぐらっと来たのは初めてです。
今まで小野坂さんのそういう声にめぐり合ってなかっただけだとは
思いますけどね。
実力ある方だし、存在感あるし、好きなんだけどときめかない声ってのは
あるもんね。小野坂さんもそうだったのだけど…
小野坂さんの場合は、ずーっと桃ちゃん先輩なイメージで、
お気に入りのゲーム、マグナカルタのクリスも軽いお調子者だったので
私の中ではその路線から離れなくてね。
BLEACHの平子真子で印象変わったんだよな、上手いと思ったし。
今日の隼は、ほんと良かったです。

ではとりあえず頭から順につらつらと…
（今、じゅんで変換したら、「洵」が出て「潤」出たよ。はは）

うわー龍蓮ってば～滝落ちは怖いよぉぉぉ。
そら3日掛かるところを半日ってのは凄いけど、
おーい、秀麗～タンタン～生きてるか？
龍蓮は近くにあるはずの温泉を探しにいってるそうな。
水浸しになってる秀麗たちのフォローはちゃんと
考えてるところはエライよな。よしよし。
と、隼登場です。
「久しぶりだな、お嬢ちゃん」
あれ…こんな優しい声だっけ。
そうか、以前登場した時はもっとピリピリした場面だったからかな。
ここで殺気がない時の隼の声、小野坂さん良いなと思ったのです。
今までのイメージとちょっと違うや、と。
「縹家のおばちゃん」
と隼も秀麗も連発するのが笑える。

縹家のおばちゃんの命を受けて、隼は秀麗を
社まで連れていくが、野郎２人はダメ。
そこで秀麗が２人に皇毅への土産とする鴨とキノコ取りを指示。
それらを集めてたらいつのまにか上の社まで行ってしまったとしても、
それは仕方ないわよね、と。
さすが上手いことやりますな。隼も思わず笑います。
せいぜいゆっくり歩いてやるという隼もなかなか。
キノコ取りや鴨捕まえるのに夢中で見失うなよ！
と互いに忠告しつつ、なんかすげーやりそう…と
胸中ハモる２人は面白いんだけどさ…
タンタンはともかく、燕青までそんな不安になるなんてありか？
静蘭が大事なお嬢様を唯一託すことの出来る男ですよ？
ちょっとここ、疑問でした。

湖が翡翠色だって…綺麗そうね。
でも魚が住めない湖だそうだ。
隼に司馬迅なのかと訊く秀麗。直球ですかーっ！！
藍家とは関係ないのですねと念押してほっとしてるけど、
まさかそれを真に受けてないでしょーね。
うーん、なんか最近の秀麗はちょっと心配だよ。
秀麗は、というより作者の書く最近の秀麗が、かな。
なんか、印象違うんだよねぇ。

社に到着し、横たわる劉輝の姿を見て涙する秀麗。
「無事でよかった」
んでもなんか変な場所に横たわってて、手放しで喜べない感じだけどな。
劉輝！と叫ぼうとした口を後ろから珠翠に封じられる。
邪仙教のアジトで円陣に捕まった時と同じ感覚、再び！
倒れる秀麗。

今度は目覚めた劉輝のもとに立つ珠翠。
いや、珠翠の身体を借りている縹家のおばちゃん、瑠花だ。
王位を捨てろ、こんなところまでのこのこ来るなど王ではない。
一人の女のために政をするなど王たりえない。
だから人心が離れていくのだと、
ばっさばっさ劉輝を言葉で切り刻みます。
当たってますからねー、痛いわぁ。
「逃げて逃げて逃げて、こんなところまで来おって
ほんに愚かじゃ」あいたたた。
そなたに王位はふさわしくない。ふさわしいものはもっと
他にいる。って誰ですか？弟ですか？それとも旺季？
「王位は捨てない。捨てないと決めた」
劉輝の強い眼がいいですね。
ちょっと縹家のおばちゃんもたじろいだよ。
この命尽きるまで王であり続けるとふらつきながらも
たちあがる劉輝に、
「よくぞおっしゃいました」
と現れたのは楸瑛。
「そのお言葉、確かに」
劉輝、ここで楸瑛に会えちゃったから一石二鳥だね。

九彩江は不可侵領域だから、ここで何が起きても他は立ち入れない。
だからって王の首を取ってしまおうってのは、すげーな。
隼にそれを指示して、おばちゃんは珠翠の身体から離れました。
いつから居たんだと劉輝に聞かれて、キノコ取りとかパンダとか
って楸瑛が応えるのが笑えた。パンダ…うふふ。
また劉輝とパンダの図がみたいなぁ。
秀麗が劉輝を迎えにきていること、眠ってる劉輝を見て泣いて
いたことを話して、果報者とか言ってますけど…
ここで果報者という言葉はちょっとどうなのかなと思ったのは、
私だけか？

うわー目覚めた珠翠は殺人マシーンとなってます。
劉輝を担いですたこら逃げる楸瑛がおもろい。
うわやばいってとこで十三姫が参入。
さすがだ、十三姫。
劉輝ってば珠翠の洗脳を愛で解くことは出来んのかと楸瑛を責める。
十三姫も兄様の取り得はそれくらいとか言っちゃってますが…。
うーん、笑えるといえば笑えるのだけど…
なんかちょっと違う気がするなぁ。
極めつけは楸瑛の奥の手。
「あーっ！あんなところに邵可さまがっ」
効果てき面ではありましたけどね。
「楸瑛、そなたには男の誇りはないのか！」
ほんとだよ。どーなのよ、これ。
秀麗の居所を教えてくれた隼に礼を言う劉輝。
うん、まぁこれはいいよね。
隼に殺気が感じられないことをこぼしてるし、
先に私もコメしたように、小野坂さんの声にも、
それは現れているから。

薔薇姫の血を受け継ぐ身体があれば、璃桜は私を見てくれる。
弟らぶな姉ちゃんが、弟の愛欲しさに、ね。
『王家の紋章』のアイシスみたいじゃの。
わーい黒狼～っ。目が開くとほんと雰囲気変わるな～邵可。

藍家の船があったはずと楸瑛が向かった場所には、
タンタンと龍蓮。
互いに誰だ？って思ってる楸瑛とタンタンですが、
初対面でしたっけ？
龍蓮が愚兄其の四だと紹介。
劉輝をタンタンに任せて、秀麗を救いに再び社へと
向かおうとする楸瑛。
一緒に来るか？の声に、「ん」と笑う龍蓮が可愛いよ。
秀麗のためならよく働きます。

―もう貴方は私のためには死んでくれない―
隼と十三姫のやりとりは切ないよぉ。
お前よりに良い女にはもう会えないだろう。
蛍以外の名前を知らない。蛍は俺だけの名、これだけは譲ってやらない。
そんなこという隼に、どきどきしました。
隼の十三姫を見る瞳がどこまでも優しくて、暖かくて
見てるこっちが辛いです。
ほんとにどーにもならないの？とやるせなくなるなぁ。

秀麗と珠翠を助けに行こうとする劉輝をタンタンが
たしなめるのがいいわね。
そう、もっと王の自覚を持ってちょーだい、劉輝。
さっき上で宣言したんじゃなかったの？
でもタンタンってば、王を前にしても全然態度変わらないのが
凄いわね。劉輝が王と知っても、「ふーん」って感じだったし。
けっこう大物だよねぇタンタンも。

うわー黒狼になると、すげー口悪いのね邵可～。
瑠花のこと、とっくにくたばったと思ってたらしい。
更に宝鏡山の御神体を割ろうとしています。
それを割れば瑠花の身体は肉体に戻るけど、
封じ込めた妖が開放されてしまうんですってよ。
そんな話を聞いても黒狼は平気。
「縹家の仕事が少し増えるぐらいでぐだぐだ言うなよ。
キリキリ働け」
って…ひぇ～ほんとに別人だよ～怖ぇぇ。
でもそんな貴方が素敵です（おい）
ブラックな池田さんって良いなぁ。

暗雲立ち込めた宝鏡山。雷と地響きまで起こってるようですが、
次回はどうなるのでしょう。
パンダはもう出ないのかなぁ…。
九彩江を離れる時に、別れを惜しむとかないかしら(おい)