橘の部屋

2010.7.1ブログ移転いたしました。
http://tachibanaroom.blog109.fc2.com/

小説『彩雲国物語』12巻読みました♪

2008-02-28 12:25:41 | 彩雲国物語
やっと読んだよ。亀のペースだ。
【緑風は刃のごとく】
外伝を抜けば第10弾です。

ここらへんの話はねぇ…。ちょい微妙だ。
秀麗が甘いってことを思い知らされるわけですが、
清雅に手柄を横取りされちゃうわけで、
楊修にもけちょんけちょんですからねぇ。
いや…わかるんだけどもさ。

彩雲国物語を面白いと思ってる読者、特に女性読者って
秀麗が頑張って、それが報われて、
スカッとするのが良いんじゃないのかな、たぶん。
カッコイイ秀麗を見たいんだよね。
少なくとも私とかは。
だからここらへんの話は、もっとのしあがる為に必要だとは
わかるのだけども、面白くないところだと思うの。

確かに彼女は恵まれている。
彼女の周りに人が集まるのは、彼女の人柄だけど、
邵可の娘だから、紅家の血筋だから、得られた人脈もある。
これまでは大変な目にもあったけど、大きなものを掴んできた。
それは彼女の周りに有能で権力もある人材が揃っていたから。
そうなんだよね。
秀麗一人の力じゃない。
でも秀麗じゃなきゃ出来なかった。
だから見てて気持ち良かったわけで…。

結局のところ、ここの話はさー、見てて凹んじゃうわけ
清雅があまりに憎たらしいしね。
森久保さんなのにぃぃぃ。

あぁでも原作読んで、やっとタンタンの価値がわかりました。(おい)
アニメ見てて、今ひとつよくわかんなかったのよ。
やっぱりアニメでは説明も足りないし、細かいところはカットされるから
原作未読者にはわかりにくいところが、しばしばあるわね。
それと苛々でブチ切れてた珀明がとても愛しかった。
秀麗の無知な部分を指摘して勉強しろとたしなめたり、
貴族とか家格ではかるのを嫌がれば、
「僕の前じゃ構わないが、他の貴族の前では絶対言うな。
お前の本意がどうあれ、傲慢にしか聞こえない」
と忠告したり。ほんとに良い同期だよなぁ珀明。

挿絵は「おだんごと菖蒲と楸瑛の憂い顔ショット」が素敵で
転がりました。やっぱ髪を降ろしてる楸瑛は魅力倍増でする。
そして溜息すらも森川さん声で聞こえてくるシンクロ率~。
好きだぁぁぁ~。(…またゆってるよ)

あと残すところ3冊ですな。
でもアニメの方も2回で終わっちゃうんだよねー。
寂しすぎるぅぅぅ。
小説なるべくゆっくり読もうかしら。


最新の画像もっと見る