4月17日、中国のチャン・ジュン常駐代表はニューヨーク市の国連本部で北朝鮮に関する国連安全保障理事会会議で講演した。
米国は、固体燃料を搭載した大陸間弾道ミサイルの北朝鮮の最新の試験発射について議論するために安全保障理事会会議を招集した
(Photo by Michael M. Santiago/Getty Images)
中国政府は北朝鮮との外交的協力の強化を公言している。これが実際に北朝鮮政権の核・弾道兵器計画の抑制に働くか、それとも北朝鮮による兵器開発の阻止を目的とした国連安全保障理事会決議の執行を一段と弱体化させることが真意なのか。アナリストは後者であるとの見方を強めている。
中国共産党中央委員会総書記を兼任する習近平主席が北朝鮮の金正恩総書記(最高指導者)に宛てた書簡が2023年4月中旬に公開されたが、フランス通信社が伝えたところでは、北朝鮮の国営通信社である朝鮮中央通信(KCNA)は中国が北朝鮮政府との関係を「より深化する」ことを検討していると報道している。
朝鮮中央通信の報道によると、習主席は書簡で「現在、国際情勢と地域情勢が深刻かつ複雑に変化している」ことから、同主席は「戦略的通信を強化し、連携して対応」することで、両国関係を向上させる意向を北朝鮮に伝えた模様である。
この中朝の動きは、前例がないほどに兵器実験を繰り返す北朝鮮の行為を強く非難する共同声明をG7(主要7か国)外相会合が発表したことが契機となったと考えられる。
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