米ブラウン大学の96,000人の参加者を対象にした調査の結果、赤ワインが白ワインと比べてがんリスクを減少させるという証拠は見つかりませんでした。赤ワインは、がんリスクに関して白ワインよりも健康に良いという通説は、再考の余地があるかもしれません。
Nutrients誌に掲載された2023年12月までの研究をまとめたメタ分析は、42件の観察研究を通じて約96,000人の参加者を調査し、「赤ワインががんリスクを軽減するという明確な証拠はない」との結果を示しました。
研究結果では、赤ワインと白ワインの間にがんリスクに関する「有意な差はない」と、ブラウン大学の疫学および皮膚科学の准教授であり、共同著者であるチョ・ウニョン氏は述べています。しかし、白ワインが赤ワインとは異なり、皮膚がんのリスクが高いことを示しまた。
【続きはこちら】
「赤ワインでがん予防」は誤解か 米研究者が警鐘
「赤ワインががんを予防する」という通説は誤りかもしれない──米ブラウン大学の大規模調査が、赤白ワインとがんリスクの関係を再検証しました。
【関連記事】
ローゼルは抗がん・血圧降下に効果 美容や脂肪減少にも
ローゼルは抗酸化成分が豊富で、血圧・血糖・脂質を下げ、がんやアルツハイマーの予防にも効果が期待されます。美容やダイエットにも有効で、薬食同源の代表食材として注目されています。
人気お菓子に潜む腎臓リスク 専門家が守る方法を解説
人気の「バズりお菓子」が引き起こす健康リスクとは?腎臓専門医がワックスキャンディーやコンニャクゼリーの危険性、飲酒の影響を解説。
がん予防に役立つ10のフルーツと「レインボーダイエット」
がん予防にはフィトケミカルを含む果物が効果的。ブドウやイチゴ、柑橘類などをバランスよく摂る「レインボーダイエット」で、健康維持とリスク低減を目指しましょう。