仙臺緑彩館からスタートする散策ツアー”仙臺暦塾”で、広瀬川沿いから八幡弘法山を目指すウオーキングに参加しました。弘法山・弘法大師堂とは・・・?初めて聞くお堂の名前で、楽しみです。
まずは、国際センター、仙台二高の脇を通り、仲の瀬橋のたもとから右に折れると、為朝神社があらわれます
古地図を拝見、中ノ瀬橋は、その名の通り、仲の瀬をまたぐ橋だったんですね
橋の下をくぐると”サンドウイッチマン”で有名な「定進堂」があります
川沿いを歩くと自動車学校、対岸には、市民会館が見えます
このあたりは、結構鬱蒼としています
さらに進み、澱橋にやってきました、脇に明治25年架設の初代の橋の遺構が見えます
橋を渡り、対岸の竜の口層の白い崖を確認しながら、広瀬川北岸を進み、途中から住宅街に入り段丘をのぼると
縛不動明王が祀られていました、地元に愛されているお地蔵さんです
米ケ袋にも縛り地蔵があり、こちらも地域の皆さんに守られています
以前、辻標巡りで五橋・土樋・米ケ袋を訪問しました こちらです
八幡に抜ける途中、知る人ぞ知る、UFO信号機がありました、正式には懸架式歩車一体型信号機というのだそうですが、確かに珍しい
中島丁公園にやってきました、元は、天賞酒造の庭園です
都会のオアシスですね
こちらの建物は、八幡町の通りに面していた天賞酒造の店蔵を移築され、展示施設に利用されているとか
八幡宮の大通りを抜け、県道をさらに進むと、
鶏橋のたもとに鶏不動尊が移転設置されています
この先、県道沿いには清水が湧き出るエリアとなり、まずは有名な”山上清水”へ
鞘堂もあって、よく守られています
冷たく、きれいな水です
四谷用水が通っている道沿いですので、遺構もいろいろ
清水が民家の脇に・・。
さらに進み、弘法大師堂入り口近くの民家の壁沿いではこんな風に湧水が・・。
冷たく、マイルドでした(皆さん自己責任で)
さあ、いよいよ弘法大師堂へ向かいますが、以前降った大雨で、崖がくずれ、現在通行止めですが、今回地域の関係者同行ということで参拝できました
お堂とたくさんの石碑が並んでいますが、震災や大雨、通行止めの状況でやや荒れているのが残念です
木々が生い茂っていますが、かつては、地域のエリアの人々の厚い信仰のよりどころでもあり、広瀬川を望む風光明媚な場所でもあったようです。
弘法大師の足跡は全国に多々あるのでしょうが、こんな場所があるとは思いませんでした
地域の方々が建てた石碑です
石碑の裏には、真言宗のお寺で八幡エリアに強い影響力を持っていた龍寶寺の名が見えます
知っているようで知らない仙台、機会があれば、もっと探っていきたいと思います