美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

クラス通信2005年7月19日

2005年07月17日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆高2の夏休み
 高校生活もこれで折り返し点です。残り半分の高校生活を、目標を持って迎えることができるようにこの夏休みを生かしてください。
 人には「肉体としての生命」と、「人格としての生命」があります。スポーツは肉体としての生命を徹底して鍛えることで本来人格をも形成します。そこまで深く自分を鍛えてください。
さまざまな活動に取り組むことで、自分の人格(人間としての構え)ということをゆっくり意識してみてください。
本を読んでください。自分の生活経験知や学校で習う知識だけでは小さいのです。本を通しての大きな出会いを見つけてください。出会いはその人を大きくします。人生観を揺さぶるような出会いだってあるかもしれないのです。
 毎日、英語の勉強をしてください。文法の復習・暗記、単語・熟語の徹底暗記、・・・英語ペースメーカープリントを存分に活用してください。クラブでどんなに疲れても、毎日30分でもいいから集中して英語に取り組んでください。クラブ活動で疲れるのは当たり前です。勉強をしない言い訳にはなりません。
 物事をしなくてもいい理由は捜せばいくらでも見つかります。でも、「しなければならない事、したほうがいいこと、しないほうがいいこと、してはいけないこと」この4つでしっかり判断して行動に移す人になってください。
努力です。がんばりきる精神力が、君の大きな人格を形成するのです。

◆夏休みの目標について
 この夏休みの自分の課題・日課・目標を書こう。

◆アルバイトについて
 アルバイトは禁止ではありませんが、もしアルバイトを考えている人は、自分の生活ペースとのバランスを考えてください。社会で働くということ、身近なところでの人間の美しい生き様を知るチャンスとなればすばらしいと思います。仕事というのは単なるお金儲けではありません。自分を作り上げるために仕事をするのです。しっかりと考えて取り組んでください。
   
◆夏休み報告書の提出について
 夏休み報告書(別紙)を9月7日始業式に持ってきてください。
宿題はもちろんですが、一斉テストの準備など、君の誠実な取り組みを試すチャンス、人格形成そのものなのです。自分と向き合って、充実したいい夏休みを!
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クラス通信2005年6月28日

2005年06月27日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆ 1学期もいよいよ終わりです。学期末試験に望む各人の構えはできていますか。
勉強とは成績を上げて人よりもよい点数をとるためにしているのではない。自分を律し、自分を鍛え、自分の生き様を見つけるために勉強・試験に臨むのである。ということを今一度思い起こそう。
試験にどう取り組むかはまさに君の生き方そのものなのです。

◆『自助論』(サミュエル・スマイルズ著・竹内均訳)より抜粋
「人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。怠け者は、どんな分野にしろ、優れた業績を上げることなどとうていできない。骨身を惜しまず学び働く以外に、自分を磨き、知性を向上させ、よき人生を実現する道はない。」

「最大限の努力を払ってでも勤勉の習慣を身につけなければならない。それさえできれば、何事においても進歩や上達は目に見えて早くなるだろう。また「習うより慣れろ」の言葉通り、同じことを何度も反復練習する必要がある。それなしには、たとえどれほど簡単な技術であろうと、ものにはできない。逆に、繰り返し訓練を積めば、どんなに困難な目標でも必ず達成できる。」

「進歩の速度は実にゆっくりしている。偉大な成果は、決して一瞬のうちに得られるものではない。そのため、一歩ずつでも着実に歩んでいくことができれば、それを本望と思わねばならない。」

「どんな逆境にあっても希望を失ってはならない。いったん希望を失えば、何ものをもってしてもそれに代えることはできない。しかも、希望を捨てた人間は人間性まで堕落してしまう。」

「日々のありふれた仕事をきちんと果たしていくことで、人間はより高い能力を身に着けることができる。」

「われわれを助けるのは偶然の力ではなく、確固とした目標に向かって粘り強く勤勉に歩んでいこうとする姿勢なのだ。」

各人の目標を持ってがんばる。 朝食をきちんと食べる。
担任はいつも応援しています。がんばれ!
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クラス通信2005年6月14日

2005年06月18日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆食生活について
「最近の高校生のマナーについては目に余るものがある。食べ歩き、電車内のマナーの悪さ、コンビニの入り口でのジベタリアン、自転車の二人乗り、服の着こなしの悪さ等々……。 原因の一つに《食生活の乱れ》がある。今は、食べようと思えば、どこでも昼夜の区別なく四六時中好きな食べ物が食べられるが、しかし、それが過剰な間食や、不規則な食事時間、あるいはいつでも食べられるということ、食べるべき時間に食べていない状況などを生み出している。食生活の乱れは、発育・発達面では身体的にも精神的にもいろいろ影響を及ぼすので、生徒の思考や生活行動がますますすさむ危険がある。医学的には、栄養不足あるいは低栄養食品などの食生活が続くと、必要な栄養素が不足するために、脳の機能障害が起こり、臆病的・内向的言動・注意散漫・社会性の低下・耐性力低下・欲求不満・記憶低下・攻撃的・衝動的行動等の行動障害及び学習低下などが発症する。」
高等部でも「食」のあり方、例えばパンショップの是非が問われるところです。
休み時間にジュースやパンを食べ歩きする生徒、そして廊下にくずやゴミが落ちても全く気にせず行ってしまう生徒…食の乱れがまさにマナーの低下に直結しています。
4月に実施されたスタディサポートの学習成績と食生活の関係のデータを見ても、朝食を食べていない生徒は成績が低い傾向にあります。「朝食を食べなかった場合、午前中の記憶力及び集中力、学習意欲は、食べた場合と比べると確実に下がる。」
夜寝るのが遅くなり、朝なかなか起きられない、朝食を食べる時間も確保できないまま学校にぎりぎり到着…そんな悪循環を断ち切れるのは自分の意志だけです。
 料理は食べ物を味わうと共に、準備してくださった方の愛情を食べさせていただくのだから、気持ちよく食べる。みんなで食事の雰囲気を大切にしたいものです。
作ってくださった方への感謝の気持ち。作ってくださった方の自分への愛情を感じ取る心。そして、他者への深い思いやりの気持ち、感性を育むのが「家庭の食事」です。食事は単に空腹を満たすのではなく人の心を満たしてくれるものです。機械が大量生産したパンや弁当ではなく、家庭で食べる食事を大切にしてください。今きちんとそれができている人は素晴らしいことです。改めてその大切さを意識してください。
「身体の面」、「性格・感性・心の面」、「社会的マナーの面」、「学業の面」…
三度の食事をきちんと食べるというあまりにも当たり前の事は、人間を作る最も大切な行為なのです。社会全体が乱れているからこそ、その乱れに流されずに自分でしっかりと考れるようになろう。
今の健康な自分があることに感謝!
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クラス通信2005年6月7日

2005年06月17日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆生活の中での判断
 私たちは一日に1000回ぐらい判断をしているらしいのです。その判断の基準がいったいなんであるのか。おそらく、自分にとって「得か損か」。あるいは自分が「好きか嫌いか」「快か不快か」ということだろうと思います。
私たちの人格、人間性はその判断の積み重ねにより形成されます。一日に1000回分の運命の差ができているとも考えられます。
野生の動物は仲間と力を合わせて集団生活し、その集団を乱す判断・行動はなされません。しかし、人間は仲間がどうだろうとか、自分のこの判断・行動が回りにどんな影響を与えるだろうかとかいったことに対して鈍くなってしまっています。自分だけの利益を求める判断・行動は大自然の法則から見ると動物以下の存在といえるのです。
 間違った個人主義の考え方は、「周りに迷惑をかけなければ・・・」「自分で責任をとれば・・・」何をやろうと個人の自由だと言います。
 人間が「得か損か、好きか嫌いか」で判断してきたことへのつけをしっかりと自覚して、人類、地球、宇宙という大きなイメージの中で「善か、悪か」という判断基準を持つようにしたいものです。その一歩が、私たち一人一人の日常生活の中での判断なのです。後から、知識として身につけることのできない大切な精神に高2の今気づいてほしいのです。

◆校外HR ディベート
 自分が「得か損か、好きか嫌いか」を感覚的に感じて判断しているだけでは社会で生きていけません。自分自身の考え方をも変えてしまう論理があることをディベートは教えてくれます。ディベートが役に立つのか立たないのかは、一生懸命やった人にしかわかりません。
勝負なので、同じやるんだったら本気を賭けませんか。本気と本気がぶつかった勝負はすばらしいものを生み出します。準備に時間はかかりますが、精一杯の君の今を出し切ろう。
*『一つの勝負を大切にしない者はすべての勝負を失う』
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クラス通信2005年5月10日

2005年05月17日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆新学期早々の2C
 非常に性格の良い、人間的魅力を持った集団です。様々な個性がお互いの存在を認め合う集団となれば素晴らしいクラスとなります。人間として約束(提出物、遅刻欠席)を守ることの大切さをもっと学んでいきたいです。

◆欠点を指摘されたら・・・
 「あなた、ネクタイが曲がっていますよ。」と言われたら、「どうもありがとうございます。」と直すことができます。でも、「あなた、心が曲がっていますよ。」なんて言われたらどうだろう。「何を!・・・」と怒りの感情が湧き上がってきますよね。
自分の欠点をダイレクトに指摘されると腹が立つのが当たり前でしょう。ここまでダイレクトでなくても、毎日の生活の中ではそのような場面が結構あります。
テストで間違いを減点されて、「こんな問題出題するほうがおかしい・・・」とか「こんな問題解けるほうがおかしい・・・」とか言ってませんか・・・・別に言ってもいいけど、それだけで終わらないようにしたいのです。それでは単なる不平不満が残るだけです。答案と言うのはまさに自分の欠点(努力の仕方の不十分さ、もしくはポイントのズレ)をズバリと指摘された状態です。欠点を指摘されてどうすればいいのか、どうすることが本当の得になるのかをしっかりと考えてみよう。その姿勢が君の生き方の姿勢そのものとなるのです。そしてそれは、実に運命の分かれ道なのです。
 2年生最初の中間試験がもうすぐ始まります。試験を通してまさに君の生き方が問われるのです。自分の良いところと悪いところがはっきりしたら、そこからが君の人生です。君の誠実な人生の取り組みをぜひ具現してください。
人間としての構えを作るチャンスなのです。  がんばれ!

◆中間試験時間割
5/16月①数学Ⅱ②古典 5/17火①生物②国語Ⅱ 5/18水①世界史②オーラル 5/19木①英語習熟②地理 5/20金①英総②HR

◆挨拶をしっかりと
 監督の先生は試験を配ったり、連絡事項があったり、試験開始のチャイムで、全員が公平に試験に取り組める環境を整えたり・・・と結構神経を使っています。コミッティがタイミング良く号令をかけてクラス全員がコミッティをサポートし、気持ち良く挨拶をし、クラスの気を整えよう。 チャイムが鳴ったときのクラスの『気合い』を自分の見方にしよう。
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