美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

クラス通信2006年1月10日

2006年01月10日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆新年おめでとう。新しい年、新しい学期を迎えました。
高校生活も今年2006年の12月までを区切りと考えてください。今3学期も高校入試やスキー旅行などが入るので正味5週間しかありません。各人でスケジュール管理をしっかりと行い、満足のいく高校生活としたいです。
人生の中でも最も輝きを放つ高校時代、やり残していることはありませんか。今しかできないことを・・・
私は新年を迎えて2C担任として願いました。「2Cが無事3Cを迎えられますように」「2Cの諸君がそれぞれ自分の希望する進路・人生をつかみとれますように」・・・

◆こうなったらいいなとか、こうあってほしいなとか、人は常々願いや望みを持ちます。願望を実現できる人、願望のまま何も実現できない人の差は、「意志」の力の差だと思うのです。新しい年、ぜひ願いを持とう。そして、その願いを実現するために、自分は何をなすべきかをしっかりと考えよう。そして、それを粘り強く実行に移していく意思の力を身につけよう。
高校時代に子供(甘え、依存、願望・・・、無自覚・・・)からいかに自主の人となり、精神的大人に向かうかが、そのまま君たちの進路選択に結びついていくのです。

自分は何をやりたいのか、何をすべきなのかを意識して行動を起こすこと(自覚~自主)
  ↓
徹底的にそのことに取り組んだことによる能力の獲得(自信)
  ↓
社会の中で生活していける(自活)
  ↓
社会の中で自分の考え方や、生き方に自信が持てる(自立)
  ↓
さまざまな束縛から解き放たれ、自ら思考したことが実現できる(自由)

人生はもちろん自分自身の内的要因だけではなく、チャンス・環境という外的要因も影響してきます。精神的にも社会的にも自由な存在には、実際のところごく一部の人間しか到達できないのかもしれません。しかし、それを目指すところに人生の醍醐味がきっとみつかります。
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クラス通信2005年11月29日

2005年11月29日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆高校2年生の2学期も残りわずかとなりました。今週で授業が終わり、来週から学期末試験が始まります。ここで2Cの成績を振り返っておこう。
高校1年生終了時点での平均は61.0点(学年最下位)
1学期中間試験55.4点(学年平均69.5点)(最下位)
1学期期末試験60.4点(学年平均71.2点)(最下位)
2学期中間試験60.2点(学年平均68.0点)(最下位)
2学期中間は目標の60点を超えることができた。(中間は試験の素点、期末は提出物や出席状況等も加味された評価点となります。)
さて、2学期期末の2C目標は、65点、学年クラス順位で6位以上としたい。
決して難しい目標ではないが、クラス一人一人がきちんと点数を獲得していかないと到達は難しい。力を合わせよう! 今から準備を始めよう! 絶対にできる!
「人間の能力は学校の点数じゃないよ・・・」とよく言われる。しかし、学校の点数とは、その人の目の前の仕事に対する努力量の現れである。努力しなければ絶対に点数は取れない。目の前の自分の仕事(勉強)にいかに集中して取り組めるか、努力を継続できるか、その人の人間としての生き方が現れるのである。手を抜かずに持てる力を十分に発揮したい。 「やらないということと、苦手ということとは違う。」
◆中間試験時間割
 12/5(月)古典・数Ⅱ・聖書  12/6(火)習熟・生物  12/7(水)地理・家庭  
12/8(木)世界・オーラル  12/9(金)英総・国Ⅱ・HR
*2学期期末で60点に達しない人は、終業式後の12月20日、21日、22日で3者面談を実施します。

◆来年度の選択授業の説明があった。火曜日から金曜日まで昼から全部選択授業となります。高等部では、1949年の新制高校発足のときから今日までずっと選択授業を実施してきました。今でこそどこの高校でも選択授業は当たり前ですが、50年以上も取り組んできた高等部の選択授業の意味は大きいのです。
「なんとなく友達と一緒に・・・」とかではなく、本当に勉強したいことを見つめる機会になってほしいのです。突き詰めていけば、自己探求の姿勢が求められるのです。頭と身体をしっかりと使って、自分のこの二度と無い高校時代(人生)を意義あるものとするための学びをしっかりと探してください。
必修授業と選択授業4講座のバランスをしっかり考えて登録しよう。

◆「提出物の締め切りを守る! 提出物に気持ちをこめる!」
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クラス通信2005年11月8日

2005年11月08日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆ 文化祭が終わった。西村、佐中を中心にジャズ喫茶“EAST BACK”を営業。    「2Cのクラス企画として全員が協力した。今2Cがやれる最高のものができたと思う。お前らようやった! 大賞とったら最高やと思ったけどそう甘くはなかった。しょうがないとはいえ残念・・・」これが担任の正直な感想です。

◆ 11月4日の閉会式の後の終礼で、何人かが「悔しい」と言っていたことが本当にうれしかった。「悔しい」という気持ちは、本気でやったからこそ湧き上がる純粋な思いだから。それぐらい一生懸命やったんだと。文化祭もひとつの勝負だと思う。いい加減に手を抜こうと思えばかなり適当に過ごせる1週間でもある。でも、あえてしんどい道を選択することが実は自分との勝負なんだと思う。

◆ 「クラブが忙しいから・・・」「遊びたいから・・・」「勉強したいから・・・」とクラスに参加協力しない理由はいくらでもつけられる。特に「クラブが忙しいから」という理由は私が高等部で今まで最もよく聞く理由である。でも今回2Cのクラス企画では、運動部でがんばっている人も、文化部でがんばっている人も、無所属の人もそれぞれがしっかり協力してくれたと思う。もちろん時間の長短、仕事量の大小の違いはあるが、気持ちをクラスに出してくれたことが、全員の気持ちを合わせることができたことが今回の“EAST BACK”の最大の勲章であると思う。

◆ 3年生が引退すると、クラブの中での君たちの役割は大きなものとなる。クラブのことで頭がいっぱいにもなるかもしれない。でも、そんな時でもC組のクラスの一員であることを絶対に忘れないでほしい。行事はCクラスでがんばり、クラブはそれぞれの所属でがんばる。クラスメイトでお互いの目標を尊重しあい応援しあう。そんなクラスを作り上げよう。

◆ 今週からはまた気持ちを切り替えて、学校生活を大切にしていきたい。3週間で授業が終わり、試験となる。高校生活後半をいかに組み立てるか。時間を先延ばしにしている余裕は無い。自分をしっかり見つめ、自分の生き方を大切に、がんばろう。

*『一つの勝負を大切にしない者はすべての勝負を失う』

◎ 最後になりましたが文化祭2Cクラス企画でご家庭にも随分と協力をしていただきありがとうございました。
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クラス通信2005年9月15日

2005年09月17日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆新学期を向かえて
 高校生活も後半に入りました。生活習慣は大丈夫ですか。夜はきちんと寝る。朝はしっかりと朝食を食べる。自分の身体を大切にしよう。
さて、2Cというクラスも何か色が出てきたでしょうか。2学期を迎えるにあたりもう一度、共に学ぶ集団を形作っている一人としての責任感ということを考えてみよう。
 宿題をしてこなかったり、勉強に集中しない仲間が一人増えるだけでクラスのムードは下がります。元気に活動する時と、静粛な時とのケジメがつけられない仲間が一人増えるだけで授業の質が下がってしまいます。友人に嫌がらせをする仲間が一人増えるだけで教室の暗さが増します。
一人のクラスへの影響力は大きいのです。クラスの良きムードを高め、授業の質を高め、明るい教室を作る「一人の力」を自覚しよう。

◆夏休み報告書より(一人一人の決意がしっかりと見えました)
「夏休み部活を一生懸命やった。この充実感で2学期もつっこんでいきたい。」
「もう高校生活も折り返しになったので本気で取り組む。」
「宿題をしていて、英語力の不足を思った。もっと重点的にがんばろう。」
「もう少し順位をあげていきたい。」 「新人戦目指してがんばる。」 「日本一になる。」
「少しでも成績を上げたい。油断せずにがんばる。」 「一日一日を大切に過ごせた。」
「もっと勉強する。」 「ちゃんと勉強して、いっぱい遊んで楽しくすごしたい。」
「新しい思い出作りをしたい。」 「毎日の勉強をしっかりする。」
「学校を休まずに毎日の授業にしっかり取り組み、納得のいく結果を残したい。」
「夏休みは部活ばっかりでしんどかった。充実していた。」
「本当に頑張る。大学へ行く。」 「毎日予定をたてて生活できた。」 
「毎日クラブで何もできなかった。引退したらいろいろしたい。」
「夏休みはフリーターみたいだった。勉強はスパッとあきらめた。すがすがしかった。でも、勉強しよう。」 「英語の単位をとる!!もっとおもしろくなる!!!」
「今年の夏休みは自分の中では一番がんばった。クラブも勉強も遊びも。この調子で毎日毎日を全力で頑張りたい。」 「2学期は遅刻を0にする。成績上げる。」
「2学期は授業に遅れないこと。授業をしっかり聞いて理解する。」
「2学期は無遅刻無欠席を達成したい。平均65点はとらなければならないので、けじめある日々をすごしたい。」
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クラス通信2005年7月19日

2005年07月18日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)


◆夏休みには本を読もう。出会いは人間を大きく成長させます。社会を知り、優れた先人を知り、自分を見つめるチャンスです。私が影響を受けた人間力を高める本を紹介します。この中の1冊でも手にとってもらえればうれしいです。
 
◇『知のソフトウェア』立花隆、講談社現代新書、660円
   今私たちは何を学び、どんな力をつけなければならないのか・・・この本を読みながら考えてみよう。

◇『物の見方考え方』松下幸之助、PHP文庫、467円
   松下幸之助を知らない人いますか。この人の本はたくさん出版されています。どれも私たちに気づきを与えてくれます。人間として働く意味を考えることができます。

◇『成功への情熱』稲盛和夫、PHP文庫、552円
   日本のベンチャー企業第1号ともいえる京セラの創業者です。働くということと、人間として生きるということを自然の摂理の中で成し遂げた稲盛氏の人間学。思いを実現するのは高い志と人間としての思いやりだということを考えます。

◇『座右のゲーテ』斉藤孝、光文社新書、700円
   具体的に教養高く人間力を高める方法を、ゲーテという知の巨人を手がかりに考えていくことができます。生き方に迷っている君、もう一度自分を見つめなおしたい君、ぜひ読んでみよう。

◇『大河の一滴』五木寛之、幻冬舎文庫、476円
   がんばれない人生がある。前向きに力強く生きたいけど、今の自分の生き方はダメなのではないか・・・誰もがマイナス思考になるときがある。でもそんなマイナス思考の中にも勇気と希望を見つけ出すことができる・・・この本にはそんなメッセージがたくさんあります。生き方いろいろ・・・

◆一生の間に読みきれない多くの本があります。そのなかから自分の人生を変えるような本との出会いがあるのです。500円で買える本の価値は、私たちの心に入り、値段がつけられないぐらいの大きな価値を生むのです。そんな本に出合える人生は幸せです。
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