北川純のアートなお仕事

現在進行形作品の紹介から旧作品の制作裏話まで小出しにお話します。

『キンダーフィルムフェスティバル』その3

2012年08月20日 | 風船アート

[風船アート/キンダーフィルムフェスティバル/3]

キンダーフィルムフェスティバル昨日で終了。
画像は撤去前の様子。
まあ、先の展示風景とおなじである。
あえて違うところといえば少女のパンツが見えそで見えないとこぐらいか・・・。

取り付けも大変だったが、撤去も違う意味で大変だった。
取り付け直後、私の帰宅中にこの公園では設置のためのテグスがほどけて遊んでいる子どもがそれでケガをしたというのだ。
今までそんな事故は無かったが、確かに透明テグスは見えない糸だけに心配していたことがここで起こってしまった。

そんなわけで撤去時には市役所の人の監視付きとなった。
しかも、事務局の指定してきた撤去時間は昼下がりの公園で遊ぶ子ども達のもっとも多い時刻。

私を含めスタッフにもピリピリした空気が流れた。
ボランティア10名あたりがかき集められ、一本のテグスを切るにもみんなで声を掛け合いお客さんを移動させ、体でサインを出し合い“せ~の”って具合に作業を進めた。むかし流行った「プロジェクトX」かと思った。

その甲斐あって無事撤去終了となった。
人がいっぱいいたおかげで早くすんだ。

取り付けのときはまったく人間関係の無い学生ボランティアさんとのやり取りに戸惑ったものだったが、こうして二回目を向かえ、いいカンジに仕事ができた。

その後、みんなと飲む打ち上げのビールの味は格別であった。・・って車で来てるからジュースだったけど・・。