![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/55/49ddccf175e6fd4086990587659ad106.jpg)
先般、「釜山国際映画祭」でも上映され、いろんな意味で話題をさらって妻夫木聡主演の映画「春の雪」を見てきました。(映画HPは、こちら)
原作は、三島由紀夫。監督を「GO」、「世界の中心で愛を叫ぶ」の行定勲。そして、撮影カメラマンが、「花様年華」でも「美しさ」を見せてくれたリー・ピンピン(個人的に、「花様年華」の画面に広がる美しい独特の雰囲気が好きで。
)
では、では、ストーリーは・・・。
時は、大正時代。
侯爵家の子息、松枝清顕(妻夫木聡)は、幼い頃、行儀見習いのために綾倉伯爵宅に預けられていた。そこで、清顕は、二つ年上の令嬢・聡子(竹内結子)とその後に起こる過酷な運命を知ることなく、淡い恋心を抱きながら過ごす・・・。
それから月日は、流れ・・・。清顕19歳。そんな清顕の元を訪れた聡子は、己が一途な思いを清顕に伝える。しかし、幼さゆえに聡子の一途さを受け入れられない清顕は、聡子を傷つけることでしか自分の愛情を表現できずにいた・・・。
そんなある日、綾倉家に宮家との縁組の話が持ち上がる。
聡子の思いは、清顕を思う心で揺れに揺れ・・・。
清顕の本心を知りたい聡子は、只管思いを込めた手紙を清顕に送り続けるが、清顕は、自分の揺れる思いを打ち消すように聡子からの手紙を開封することなく焼き捨ててしまう。
そんな中、清顕の本心を知ることなく、聡子は宮家との婚約を受けることに・・・。
聡子を失うことが、現実となった時、清顕は、どれほど自分が聡子を思っていたかを確信する。そして、清顕がとった行動は、大胆にも聡子の侍女を脅し、聡子との再会を計った。互いに自らの気持ちに素直に逢瀬を重ねる清顕と聡子。しかし、それは、神をも恐れぬ大それた行い・・・。いつしか人の口の端に登り始め・・・。
それと同時に聡子の身体にも変化が・・・。
聡子の不祥事をその一端をになう松枝侯爵家で話し合う綾倉伯爵・松枝侯爵両夫妻。
その結論は、聡子と清顕の子は、大阪の松枝侯爵の知人の医師の手によって、闇に葬ること・・・。聡子は、清顕を守るため、自らその結論を受け入れて旅立っていく。一目、清顕に逢いたいという思いもかなえられぬ身で・・・。
だが、聡子が大阪に旅立つ日、松枝家の執事が、清顕の部屋に聡子の出発時間を書いたメモをそっと忍ばせる。メモを読んだ清顕は、聡子への思いを胸に駅の列車の中から聡子を探し出す。しかし、それは、二人にとっての最後の逢瀬に・・・。
大阪で、全てを失った聡子は、宮家との縁談をも断り、愛する人との再会も断念し、自らかみそりで髪をそぎ、仏門へとくだる。
その頃、清顕もまた己が体の変調に気付きながらも聡子への思いが断ち切れず、一人、聡子の元へと向かうのだが・・・。
一度会わぬと決めた聡子は、清顕の訪問にも答えない。只管再会を待ち望み、一時も休むことなく聡子の元を訪れる清顕。
しかし、もはや清顕の身体は・・・。
清顕が宿で倒れた知らせを受け、助けに来た友人の本多は、清顕に変わり聡子の下を訪れるのだが、聡子の心は頑なに解けることのない雪のごとく・・・、その心を汲み取り立ち去る本多・・・。
その本多が、聡子の暮らす寺の門を出たその時目にした光景は、病に臥せっていたはずの清顕が、門前で血を吐き倒れている姿だった・・・。
清顕の若さゆえ…、聡子の一途さゆえ・・・、ほんの一時の思いのかけ違いが生んだ二人の悲恋。それは、死してのみ添える二人のはかなき運命を詠い上げた淡き雪のごとき恋歌(こいうた)・・・。
この映画、画面の美しさに引き込まれます。あの妻夫木君も「69」や「ウォーターボーイズ」のおちゃらけキャラではなく、屈折した大人になりきれない青年を上手く演じ、頑張ってました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
竹内結子さんも伯爵令嬢の上品さと可憐さの中に愛する人を思う強さを秘めた演技が良かったですね。
そのほかのキャストも若尾文子、岸田今日子、真野響子、榎木孝明、大楠道代、石丸謙二郎、宮崎美子、田口トモロヲ、及川光博、山本圭、高畑淳子・・・と豪華。
で、映画のエンドロールが「単独名前」の方多くって、ちょっと笑えました。それだけ、主役級の方が多かったってことですかね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
ちなみに、個人的には、若尾さんの久々の映画出演と、岸田今日子さんの清顕の祖母役キャラが印象的でした。
むちゃくちゃ力入れて見るとコケるかもしれませんが、作品的には映像が綺麗だった点で、まずまずでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
人気blogランキングへ
どうか一つ、何卒一つ、よろしくポチッとお願いします。
![にほんブログ村 映画ブログへ](http://movie.blogmura.com/img/movie80_15.gif)
こっちもポチッとヨロシクデス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8f/ae3ed0443279f2c8959742abcc4914f5.jpg)
花様年華&春の雪の主人公ツーショットシーンです。上の花様年華のこのシーン、結構好きなんです
(映像が、綺麗でしょ
)
原作は、三島由紀夫。監督を「GO」、「世界の中心で愛を叫ぶ」の行定勲。そして、撮影カメラマンが、「花様年華」でも「美しさ」を見せてくれたリー・ピンピン(個人的に、「花様年華」の画面に広がる美しい独特の雰囲気が好きで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
では、では、ストーリーは・・・。
時は、大正時代。
侯爵家の子息、松枝清顕(妻夫木聡)は、幼い頃、行儀見習いのために綾倉伯爵宅に預けられていた。そこで、清顕は、二つ年上の令嬢・聡子(竹内結子)とその後に起こる過酷な運命を知ることなく、淡い恋心を抱きながら過ごす・・・。
それから月日は、流れ・・・。清顕19歳。そんな清顕の元を訪れた聡子は、己が一途な思いを清顕に伝える。しかし、幼さゆえに聡子の一途さを受け入れられない清顕は、聡子を傷つけることでしか自分の愛情を表現できずにいた・・・。
そんなある日、綾倉家に宮家との縁組の話が持ち上がる。
聡子の思いは、清顕を思う心で揺れに揺れ・・・。
清顕の本心を知りたい聡子は、只管思いを込めた手紙を清顕に送り続けるが、清顕は、自分の揺れる思いを打ち消すように聡子からの手紙を開封することなく焼き捨ててしまう。
そんな中、清顕の本心を知ることなく、聡子は宮家との婚約を受けることに・・・。
聡子を失うことが、現実となった時、清顕は、どれほど自分が聡子を思っていたかを確信する。そして、清顕がとった行動は、大胆にも聡子の侍女を脅し、聡子との再会を計った。互いに自らの気持ちに素直に逢瀬を重ねる清顕と聡子。しかし、それは、神をも恐れぬ大それた行い・・・。いつしか人の口の端に登り始め・・・。
それと同時に聡子の身体にも変化が・・・。
聡子の不祥事をその一端をになう松枝侯爵家で話し合う綾倉伯爵・松枝侯爵両夫妻。
その結論は、聡子と清顕の子は、大阪の松枝侯爵の知人の医師の手によって、闇に葬ること・・・。聡子は、清顕を守るため、自らその結論を受け入れて旅立っていく。一目、清顕に逢いたいという思いもかなえられぬ身で・・・。
だが、聡子が大阪に旅立つ日、松枝家の執事が、清顕の部屋に聡子の出発時間を書いたメモをそっと忍ばせる。メモを読んだ清顕は、聡子への思いを胸に駅の列車の中から聡子を探し出す。しかし、それは、二人にとっての最後の逢瀬に・・・。
大阪で、全てを失った聡子は、宮家との縁談をも断り、愛する人との再会も断念し、自らかみそりで髪をそぎ、仏門へとくだる。
その頃、清顕もまた己が体の変調に気付きながらも聡子への思いが断ち切れず、一人、聡子の元へと向かうのだが・・・。
一度会わぬと決めた聡子は、清顕の訪問にも答えない。只管再会を待ち望み、一時も休むことなく聡子の元を訪れる清顕。
しかし、もはや清顕の身体は・・・。
清顕が宿で倒れた知らせを受け、助けに来た友人の本多は、清顕に変わり聡子の下を訪れるのだが、聡子の心は頑なに解けることのない雪のごとく・・・、その心を汲み取り立ち去る本多・・・。
その本多が、聡子の暮らす寺の門を出たその時目にした光景は、病に臥せっていたはずの清顕が、門前で血を吐き倒れている姿だった・・・。
清顕の若さゆえ…、聡子の一途さゆえ・・・、ほんの一時の思いのかけ違いが生んだ二人の悲恋。それは、死してのみ添える二人のはかなき運命を詠い上げた淡き雪のごとき恋歌(こいうた)・・・。
この映画、画面の美しさに引き込まれます。あの妻夫木君も「69」や「ウォーターボーイズ」のおちゃらけキャラではなく、屈折した大人になりきれない青年を上手く演じ、頑張ってました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
竹内結子さんも伯爵令嬢の上品さと可憐さの中に愛する人を思う強さを秘めた演技が良かったですね。
そのほかのキャストも若尾文子、岸田今日子、真野響子、榎木孝明、大楠道代、石丸謙二郎、宮崎美子、田口トモロヲ、及川光博、山本圭、高畑淳子・・・と豪華。
で、映画のエンドロールが「単独名前」の方多くって、ちょっと笑えました。それだけ、主役級の方が多かったってことですかね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
ちなみに、個人的には、若尾さんの久々の映画出演と、岸田今日子さんの清顕の祖母役キャラが印象的でした。
むちゃくちゃ力入れて見るとコケるかもしれませんが、作品的には映像が綺麗だった点で、まずまずでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
人気blogランキングへ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
![にほんブログ村 映画ブログへ](http://movie.blogmura.com/img/movie80_15.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8f/ae3ed0443279f2c8959742abcc4914f5.jpg)
花様年華&春の雪の主人公ツーショットシーンです。上の花様年華のこのシーン、結構好きなんです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_suki.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
三島作品は・・・・美しいです。と三輪さんが先日も
何処かで言ってらっしゃいましたわ~
あっ!田口トモロヲさん出てるんですね。
益々観たい・・・・・って!?
TB&コメントありがとうございましたm(_ _)m
こちらもTBしたのですが、調子悪いようで貼れなかったようです><
相変わらずのgooみたいです・・・。
この映画、ロマン(大正)があって良かったですね^^
若い頃に、今のように携帯のない時代、付き合っていた彼女に電話するのはなかなか大変でした。
そんな懐かしい“想い”も胸に去来しました!
三輪さんも褒めてましたよね。作品全体が、絵画のような感じのシーン多くて素敵でしたよ。
妻夫木君も頑張ってました!
田口トモロヲさんは、ある意味鍵を握る執事役でしたね。
>cyazさんへ
TB飛ぶ時ありますよね、確かに。
>ロマン(大正)があって良かったですね^^
大正ロマン・・・、好きですよ。
>彼女に電話するのはなかなか大変でした
でも、それがときめきに輪をかける・・・。そんな素敵さもありましたね。
http://www.yukawanet.com/movie/yatokame2004.htm
これ、ドゾ。
この物件、フラッシュ探し名人の娘によって、すでに発見しておりました。(笑)
で、ツボツボで、「姫」のツッコミが飛んでおりましたモンで・・・。
お返しといってはなんですが、下の「ハロウィン~」記事中のフラッシュをば見ていってくださいねぇ~。元ネタが、嘉門達夫さんです。
やした。最初、西川のりおの声かと思いましたよ。
ご存知でやんしたか
他にも色々あるみたいですが、また面白いのみつけたら教えてください~。
では、期待してまっせ!
でも、ちょっと味気なかったような…。
自分とは相性があまり良くなかったのかもしれません(汗)
ほんとに映像は綺麗でした。
>でも、ちょっと味気なかったような…。
その感じ、なんとなく分かりますね。ググッと感動する・・・って感じが、ちょっとなかったかな・・・。