25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

九州場所の楽しみ

2015年11月14日 | 日記

  また、大相撲九州場所の話。しかも和服姿、博多人形のような女性観客のこと。先駆けとなったタジマのママさんはこの頃行司の後ろにいる。より顔が鮮明に見えるようになった。以前いた通路席には別の女性が陣取り、砂かぶりの画面左側は若い美人二人が陣取っている。着物姿を競うように身動きもせず、観戦している。

そんな女性達をみているだけで楽しいものだ。

  九州場所も昨日から「満員御礼」となった。今場所は特に4時からの番付下位の取り組みが面白い。白鵬も気迫に充ち、琴奨菊もどこか吹っ切れたような、関脇時代の相撲に戻っている。遠藤に白鵬のような慎重さがあれば、前につんのめることもんかろうにと思うが、遠藤に成長が見られない。嘉風もようやく上位との取り組みも終えた。10勝してもらいたいものだ。

 鶴竜、日馬富士は横綱の値打ちがないようだ。

 5時になるとニュースがある。パリでの同時テロ事件。これで貨物航空機とか、貨物船、列車などが攻撃されたら、観光業だけでなく、輸送ビジネスも大打撃だろう。世界は一挙に経済恐慌を起こす。ISを空爆することで、戦闘員が散らばってきた。それの方が厄介だ。

 僕は介入せずに放っておくのが一番よいと思っているが、これでますます壊滅作戦にでるのだろうか。ロシア 、エジプト、クルド、トルコ、アサドのシリア、有志連合の動きは予断を許さないところまできている。

 おっ、タジマのママさんは今日は地味な洋服を着ている。 

 

 


より良き社会とは

2015年11月14日 | 文学 思想

  今日、必要があって、三重大学付属病院に母を連れて出かけた。病院に到着すると、右側の駐車場に満車と札が立ってある。奥の方に進むと、左側の駐車場も満車とある。

 母を玄関先に留めおいて、僕は駐車場所を探す。満車とあったところに思いきって入ってみた。すると空きスペースがいくつもある。助かったと思いながら、そこから歩いていくと、右側の駐車場の様子がよく見える。ガラガラであった。ガラガラなのに、満車という看板があるのだ。

  それで、玄関にいる警備員らしき男性にそのことを言った。「整備係りに連絡します」と警備員は言った。

  三重大学付属病院の玄関から受付までは異様に長く、病人について考えていないことがわかった。あまりにも玄関から受付の距離が遠い。母はとても杖だけでは歩けない。   いつも思うことだが、病院側、つまり組織側の都合で、病院というものは運営されている。消灯時間、 病院側は看護婦や医者の都合があるのだろうが、患者側の都合を考えてみたことがあるのだろうか。おそらく多くの公立の病院にはないように思う。

  それができるようになれば、人間の理想ともいえるし、もうあとに人間の課題はないような気がする。

  20分経って、駐車場に行った。あいかわらず、「満車」とある。もしかしたら、係りのものは、「満車」の看板を道脇におけば「満車」ではないと自分で思い込んでいるのではないか。 患者側から見れば、場所がどこであろうと、「満車」であれば満車である。

  これは駐車場の問題ではなく、組織の問題である。もちろん、自分達の都合に患者を合わせたい。できるだけ統制がきいた方がよい、という気持ちもわかる。

しかし患者側に立ってこそ、病院ではないかと思うのである。そしてこれができるようになれば人類は大きく進歩ぅるように思える。

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