一龍斎貞鏡…『源平盛衰記 扇の的』
一龍斎貞寿…『中江藤樹』
一龍斎貞心…『夫婦餅』
《お仲入り》
林家正雀(ゲスト)…『紙屑屋』
一龍斎貞心…『市弥と島藤』
アタシは、会を主催する師匠とそのお弟子さんではなく、ゲストの噺家さんと前講を務める前座さんが目当てという、トンデモナイ客であります
今朝から腰が痛くて、まともに歩けない状態
それでも何とかヨロヨロと日本橋亭に到着し、椅子席に座ろうと思ったら・・・
椅子は後方の壁際にあるだけで既に満席。
上手側の“ベンチシート”も占領されており、仕方なく座椅子へ…
貞鏡さん
以前から聴きたいと思っていた『扇の的』
“神田派”の笑いの多い『扇の的』とは違い、“一龍斎”は途中で「修羅場調子」が入りました。
それにしても貞鏡さんは若手女流にしては珍しく、「軍談物」「武芸物」「政談物」を読むことが多いようで、これもやはり師匠の教えなのでしょうか?
アタシは女流の「おんなおんな」した講釈が苦手なだけに、今後もこの路線を踏襲して行くことを希望します
貞寿さん
「近江聖人」と言われた『中江藤樹』の物語。
この読み物は以前、田辺一邑さんから聴いたことがあるのでスンナリと理解することができましたが、ちょっと芝居がかった部分が多くて・・・。
それでも客席では涙を拭うお客さんがかなりいました
貞心先生(前席)
15代横綱・初代梅ヶ谷藤太郎を贔屓にしたために身上を潰した「玉川屋」の幸助。
心を入れ替えるからと融通してもらった50両を、やっぱり祝儀に使ってしまい、挙句の果てに梅ヶ谷に「返してくれ」と。
なんか納得いかない内容でした
正雀師匠
とにかく所作が綺麗でした。
マクラで、師匠である八代目正蔵師(後の彦六師)と九代目桂文治師の爆笑エピソードを披露。
やはり直弟子だけあって、正蔵師の口調が大袈裟にならないのが良かった!
『紙屑屋』は小噺・都々逸・歌舞伎・新内・義太夫と、正雀師匠の“本領発揮”といったところでしょうか?
楽しい中にも落ち着いた“枯れた芸”を見せていただきました
貞心先生(後席)
中江藤樹が「近江聖人」なら、こちらは「近江商人」市田弥一郎(市弥)と島田藤吉(島藤)の物語。
着物販売の老舗『市田』を作った人と、現「明治座」の前身である『千歳座』を建てた人。
兄弟の契りを交わした二人が紆余曲折を経ながら、現在も『市田』と『戸田建設』(島藤組を傘下)は友好関係にあるという、まさに“縁は異なもの味なもの”といった一席でした!
一龍斎貞寿…『中江藤樹』
一龍斎貞心…『夫婦餅』
《お仲入り》
林家正雀(ゲスト)…『紙屑屋』
一龍斎貞心…『市弥と島藤』
アタシは、会を主催する師匠とそのお弟子さんではなく、ゲストの噺家さんと前講を務める前座さんが目当てという、トンデモナイ客であります
今朝から腰が痛くて、まともに歩けない状態
それでも何とかヨロヨロと日本橋亭に到着し、椅子席に座ろうと思ったら・・・
椅子は後方の壁際にあるだけで既に満席。
上手側の“ベンチシート”も占領されており、仕方なく座椅子へ…
貞鏡さん
以前から聴きたいと思っていた『扇の的』
“神田派”の笑いの多い『扇の的』とは違い、“一龍斎”は途中で「修羅場調子」が入りました。
それにしても貞鏡さんは若手女流にしては珍しく、「軍談物」「武芸物」「政談物」を読むことが多いようで、これもやはり師匠の教えなのでしょうか?
アタシは女流の「おんなおんな」した講釈が苦手なだけに、今後もこの路線を踏襲して行くことを希望します
貞寿さん
「近江聖人」と言われた『中江藤樹』の物語。
この読み物は以前、田辺一邑さんから聴いたことがあるのでスンナリと理解することができましたが、ちょっと芝居がかった部分が多くて・・・。
それでも客席では涙を拭うお客さんがかなりいました
貞心先生(前席)
15代横綱・初代梅ヶ谷藤太郎を贔屓にしたために身上を潰した「玉川屋」の幸助。
心を入れ替えるからと融通してもらった50両を、やっぱり祝儀に使ってしまい、挙句の果てに梅ヶ谷に「返してくれ」と。
なんか納得いかない内容でした
正雀師匠
とにかく所作が綺麗でした。
マクラで、師匠である八代目正蔵師(後の彦六師)と九代目桂文治師の爆笑エピソードを披露。
やはり直弟子だけあって、正蔵師の口調が大袈裟にならないのが良かった!
『紙屑屋』は小噺・都々逸・歌舞伎・新内・義太夫と、正雀師匠の“本領発揮”といったところでしょうか?
楽しい中にも落ち着いた“枯れた芸”を見せていただきました
貞心先生(後席)
中江藤樹が「近江聖人」なら、こちらは「近江商人」市田弥一郎(市弥)と島田藤吉(島藤)の物語。
着物販売の老舗『市田』を作った人と、現「明治座」の前身である『千歳座』を建てた人。
兄弟の契りを交わした二人が紆余曲折を経ながら、現在も『市田』と『戸田建設』(島藤組を傘下)は友好関係にあるという、まさに“縁は異なもの味なもの”といった一席でした!