体作りにと飲んでいたサプリメントも、あまりいい効果を得られなかったようです。同じ体操でも、体質というものが大きく関係するようで、私の体質は泳ぎに向いていると言われているやわらかくて軽い筋肉よりも、硬くて重い筋肉の方がつきやすいらしいのです。年齢を重ねるにつれ、好きな四文字熟語は「他力本願」、ことわざは「棚からぼたもち」になっていきました。自分で編み出した方法と口コミで紹介されている方法などを組み合わせてみるのもなかなか楽しいです。そんなことがあったこともあり、私は努力ということにしだいに興味が持てなくなっていきました。
スタミナづくりにいいとされる食材を食事に組み込むことから始まり、体の筋肉をきちんと整えるためのマッサージ法まで勉強し、日々、部活動のことばかり考えていました。スリムな体にしたかったのに、妙にホルモンのバランスが整えられてしまったせいか、すっかりバストアップしてしまい、水着ひとつ着るにも邪魔になる始末でした。そんな私ですが、若い頃は全く逆で、スポ根マンガも真っ青のド根性娘でした。つまり、私が行った努力はすべて逆効果になっていたようなのです。バストアップというのは目に見えて結果がでるので、やっていて楽しいものです。
かつては「努力」をかかげてやっていたエクササイズですが、今はちょっとした楽しみのようなものになりつつあります。当時、水泳部に所属していた私は、とにかくトレーニングや身体を鍛えることが大好きでした。しかし、かなしいかな、いくら努力したからといっていい成績を残せるとはかぎりません。泳ぐのに有効な筋力アップ法をみつけだすつもりで、結果的にはバストアップ法と会得してしまっていたようです。私の成績は中の中といったところで、鳴かず飛ばずのまま高校三年間を終えることになりました。
いまでこそ、努力や我慢が苦手な私ですが、10代の頃の努力のおかげでさほど太りもせずに、少しは楽ができているのかと思うと、あのころの私の努力もすべて無駄なわけではなかったのだなぁと思っています。努力と我慢をすることが何よりも苦手です。それどころか、水泳のために体作りをしているつもりだったにもかかわらず、がんばって筋力アップしすぎたために重い筋肉が体にたくさんついてしまい、泳ぐことに向いてない体になってしまっていたのです。授業中は運動らしい運動ができないために、器具を使ったエクササイズをしたり、こっそりストレッチをしたりと、とにかく努力をおこたりませんでした。しかし、その時発見したバストアップ法にはいまだにお世話になっています。
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