お肌についても同じで、細胞分裂が必要になった細胞が持っているレセプターに対してプラセンタの成長因子が細胞分裂の命令を伝えて、細胞分裂が起きて新陳代謝が活発になります。それを行うのがプラセンタです。ここに対して、人為的に細胞分裂を促す命令を出すことが出来るとしたら、それは良い効果が期待できそうです。プラセンタの成長因子は本来お腹の中にいる赤ちゃんの細胞分裂を促す=成長させるためにあります。このことは様々な実験や検証によって証明されています。ちなみにこの効果は、単に古くなってしまった細胞を新しく生まれ変わらせるだけではありません。
プラセンタにはどういう働きがあるのかを詳しく見てみることにしましょう。例えばお肌。前の項でプラセンタには成長因子といって細胞分裂をコントロールする働きがあるというお話しをしました。まずはこの点からお話しましょう。その結果そのお肌は新しい細胞に生まれ変わり美しくなるというわけです。本来ならその細胞に細胞分裂を起こすように命令がいくのですが、年齢を重ねるとその命令もそれほど頻繁に出なくなり…という悪循環に陥ってしまいます。
お肌も大量の細胞から成り立っており、古い細胞をどんどん生まれ変わらせて新しい細胞にしておくと美しい状態を保つことが出来ます。ですが年齢を重ねるごとに細胞分裂のペースは鈍くなってしまい、古い細胞がそのままになってしまうことが多くなります。この鍵穴に対してプラセンタの成長因子が細胞分裂の命令を伝えることによって、細胞が分裂します。そのため、プラセンタは古代より貴重な薬として珍重されてきた歴史があります。古代は戦争が多く負傷者が多かったということもあり、このプラセンタが負傷した兵士の治療に使われていたという記録も残っています。
怪我や病気によってダメージを受けている部分に対しても細胞分裂の命令を与えることによって回復を早める働きがあります。プラセンタが持つ成長因子は胎内にいる赤ちゃんを爆発的なスピードで成長させるために細胞分裂を行う命令を出します。これをもっと科学的に説明しますと、すでに古くなって細胞分裂が必要になった細胞というのはレセプター、いわゆる鍵穴を持っています。他にもプラセンタには血流を活発にしたりホルモンバランスを整えたりする効果も見つかっており、まさに生命の力を高める究極的なパワーがあるのです。これを他の部分に応用するとどうなるのでしょうか。