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はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

マニアによるマニアの観察

2005年09月06日 | ・温泉マニア
先日、某温泉浴場にての出来事などを一つばかし。

三昧家が駐車場に到着すると、ノートを小脇に抱え施設入口に向かう男性の姿が目に入った。

風呂に入るのに洗面用具なら分かるが、ノート持参とはもしかして!!??


何気にノートを見ると何かの冊子のようなものがノートに挟んである。
目を凝らして見てみると「泉」という一文字だ。
うーん、もしかして「温泉」って書いてあるのかな〜。


そんなのはあまり気にならずに、施設入口に向かった。

浴室内で当然に再度、お目にかかる。


掛け湯して首までどっぷりと体を沈める。
うーん、たまんない、至福のひとときを味わっていると。。。


先ほどの御方が湯に浸かるところであった。
すると、浴槽湯をいきなり指でぺロリ。
(オヤー!?、なんだぁ)と思う自分。

次に湯口の源泉をまたまたぺロリ。
湯を満喫している自分に向かって
「うーん、これは単純温泉ですね、臭いも味もない」
と話かけてくる。

「あーそうですか」と、あまり興味のないそぶりで自分は応えた。


それからは、その御方の行動が気になって仕方が無いのだ。

その御方はサウナのチェック、水風呂のチェック(これも指でぺロリ)、
洗い場カランのチェック(当然ぺロリ)を済ませ終了。

脱衣所では服を着た後に、一眼レフのデジカメを取り出し浴槽の撮影開始、
最後は脱衣所に掲示の分析書をしばし眺めた後に、決まりきったように一眼レフで撮影。

駐車場では持参のノートに何やら記入している姿を目撃。
その後は車の窓を全開にして立ち去った御方であった。


完全な温泉ファンならぬ温泉マニアさんだったのだ。

しかし、なにが一番怖かったかって、あれだけ他に入浴客がいたにもかかわらず
あの御方が、ピンポイントで自分にだけ話しかけてきた事だ!
温泉マニアが温泉マニアを見抜く臭覚は凄い。。。



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