はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

重監房資料館・草津温泉へ行ったら足を運んで欲しいところ

2015年09月07日 | 《温泉たび》関東・中部
先日は日帰りで群馬県吾妻界隈の温泉をウロウロしてきました。新規ゼロ。100パーセント再訪です。中には十数年ぶりに再訪した所もあって、なかなか楽しめました。



コチラは新しくなった「かたくりの湯」です。離れた場所にジモ専の湯小屋ができた時には「もしかして、かたくりの湯は無くなるのかな?」とも心配しましたが、無事新しい湯小屋ができましたね。湯使いは以前のまま略継承され、朝一番は相変わらず激熱でした。



↑もっと気軽に林温泉に触れられる「道の駅やんば」の温泉オブジェ。



さて今回、草津へ行く前にコチラへ立ち寄らせていただきました。



沢渡から暮坂を通って草津へ向かう途中、もう数え切れないほど何度も何度も前を通過した事のある「栗生楽泉園」、その敷地内に2014年オープンした重監房資料館です。

重監房とは、まだハンセン病への知識が足らず闇雲に恐れられていた時代、ハンセン病患者を対象とした懲罰用の建物として造られ、その表向きの名称は「特別病室」とつけられたものの、その実態は劣悪な環境下の狭い空間に閉じ込め、かろうじて命をつなげられるだけの粗末な食べ物を与えられる、人としての尊厳を奪い続けた恐ろしい施設だったわけです。

ちなみに現在の日本においてハンセン病の発病は年間にゼロあるいは数名。そして有効な治療薬もあり「治る病気」となっているようです。


館内に入ると先ずはハンセン病に関する映像。続いて重監房を再現した別棟に移動し、当時の実態を再現した映像を見ます。その後は重監房や展示物を自由見学するという流れ。


個人的にはハンセン病問題や重監房の実態は既に知ってはいたけれど、やはり実際の地を訪問すると心に重く迫るものがあります。重監房の実態を知らなかった三昧は、あまりに絶望的な現実を初めて知り「ショックで夢に見た」と言っていました。



実際の重監房跡地。入り口に流れる「おててつないで(靴が鳴る)」が、あまりに切ないです。まだハンセン病への知識が無かった頃、患者さんは手をつなぐことすら拒まれたのだから。



むかし、賑やかで楽しい温泉街のすぐ横に雑木の熊笹に囲まれた冷たい重監房があった事、人間としての尊厳を奪い、命をも軽視した空恐ろしい歴史があった事を



今を生きる私達は、忘れてはいけないな・・と思いました。