はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

津軽の年末年始・1~大館湯めぐりと大鰐温泉~

2018年01月04日 | 《温泉たび》青森

年末年始は数年ぶりに青森県の津軽を湯巡りでした。行きにちょこっとだけ大館もつまみ食いです。

今回巡った温泉の九割は再訪でしたが、つい数年前に来ていたつもりだったのに「もう10年も年月が経っていたのか~」という温泉が多く、時の流れの速さに驚くばかり。こりゃ~私達もトシをとるハズだ~。

さて、今回の埼玉から青森県への足は、例によって車で自走でした。車だとほぼ制限なく荷物詰めるし、自由に動けるし、なにより一番お金がかかりません。(←コレが一番)

2017年12月30日
仕事納の後、車に荷物を積んでGO。

今年は日本海側を中心に例年以上の寒波と降雪が伝えられていたので、実は自走はかな~り心配でしたが、この日はぜんぜん問題なしでした。東北道はいつもの年末より車が少ない印象だったので、悪天候を警戒して自走から新幹線に切り替えた人も多かったのかもしれません。途中、安達太良山がよく見えました。


え~・・下の画像はナニを撮りたかったかというと、2017年に静岡県と岩手県で始まった制限速度110km/hの試行区間です。降雪も積雪もなかった当日は制限速度110km/hが試行されていました。画像はボケちゃって何が何やらですが。


鹿角八幡平で高速を降り、閉館時間間際の日帰り温泉施設で滑り込みひとっ風呂の後、「道の駅ひない」で車中泊。「道の駅ひない」は静かでトイレも綺麗、とても快適でした。周囲では謎の燻製臭がたちこめてましたが「いぶりがっこ」でも作ってたんでしょうか?


2017年12月31日
おはようございます。いよいよ2017年最後の一日となりました。夜明けの気温は-4℃くらいだったかな?埼玉とそれほど差がなく、思ったほど寒くないです。おかげでアルパインダウンハガー800♯1でも少し足元が冷えた程度で難なく寝れました。

目覚めの一浴はコチラ。
なんと13年ぶりの訪問。あいかわらず良い湯でした。

2017年大晦日の日の出です。


大滝温泉にも寄ってみました。

どこか旅館にでも立ち寄りできればと思い、何軒か行ってみましたが「うちは2年前に廃業しちゃって・・」と仰るご主人や、2017年○月閉館の掲示がされた宿、看板が下げられ人の気配すらない宿など・・温泉街は廃業閉館の嵐。もはや「温泉街」の体をなしているのか微妙な寂しい現状を目の当たりにしました。今となっては貴重な存在となった営業宿も大晦日という日が悪かったのか「立ち寄りはやってません」との事で、どこにも浸かれ~ず。

温泉街の中心地にある大瀧神社です。ここには足湯と飲泉場があり、お湯に触れることができました。


その後は、大館市内を湯めぐりしつつ津軽へ向けて北上。大館名物、山の斜面の大文字がよく見えました。


2017年10月に和民芸調の高級宿として華々しく復活したコチラにも寄ってみました。

宿泊料金は以前の湯治宿から比べるとなかなかの高値になり、我家の金銭感覚したら手は出せそうもありませんが、500円で立ち寄り湯も受け付けていました。すでに皆さん復活をご存じのようで、大きなお風呂セットを持った近隣の人々も続々と押し寄せ、浴場はかなりの混雑です。浴場は撮影禁止なので、賑わいのほどが伺える男湯入口のスリッパ画像を。


さらに北上を続け青森県に突入しました。ご覧の通り主だった道路に雪はほとんどありません。関東のニュースで北東北の寒波を大々的に報道していたので相当ビビッて乗り込んだんですが、これはラッキーでした。道に雪があるのと無いのじゃ、車の走行時間と精神的ストレスが格段に違いますもん。


それにしても津軽の景色はこの10数年で随分変わりましたね~。以前は鄙びた木造家屋が多く、なんだか昭和の子供の頃にタイムスリップしたような懐かしさがあったのですが、今では昨今流行りの四角い家が立ち並び、コンビニも増えに増え、昔ながらの公衆浴場は続々とイマドキ日帰り温泉施設に大変身。勝手な旅行者目線で言えば旅情感は薄れてしまいましたが、これがごく当たり前の変化なんですね。

本日、大晦日の宿泊は7年前にも宿泊でお世話になった大鰐温泉福士旅館にお世話になりました。かけ流し熱めの温泉は相変わらず良いものでした。

ところがこの7年の間に何か変化でもあったのか、お宿全体の雰囲気にも、料理にも以前のような元気がありません。いったいどうしたんでしょうか・・。ご主人が「女将さん風邪ひいちゃって・・」と仰っていたので、今回がたまたまだったかもしれませんが・・。ちょっと寂しい再訪になりました。


さて、2017年もいよいよ幕を閉じます。
遠くで細く長く除夜の鐘だけが聞こえる静かな年明けです。


その瞬間は・・・


Eテレを見てました。
日付をまたぐEテレの「2355が明日が来るのをお知らせします」という言葉が何気に好きで、ほぼ毎日この時間にEテレを観ているんですが、「さて年明けはどんな言葉が流れるだろう・・」と楽しみにしていたところ、どーいうワケかその瞬間だけ聞き逃してしまいました。気が付いたら柴犬の「あけましておめでとうございます」になっていたという・・。


うーむ・・2018年も肝心なところでやらかすグダグダな一年になりそな予感。


つづく