はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

川原湯温泉王湯、たくさんの思い出を、ありがとう。

2014年06月30日 | 《温泉たび》関東・中部
6月29日(日曜)の夕方、翌日に旧温泉街での営業を終える王湯共同浴場へ、
最後のお別れへと行ってきました。



ヤフーニュースでも取り上げられ、最後の日曜日となるこの日は
多くの人で賑わうこと、そして湯汚れも発生するだろうな・・との想定はありましたが、
もはやそういう事は一切どうでもよく、この十数年、何度も何度も足を運んだ
旧川原湯温泉街にお別れを言いたくやってきました。
おそらくは当日足を運んだ多くの人がそういう気持ちだったと思います。



↑この画像は数年前のもの。


共同浴場や旅館が何らかの都合で閉鎖してしまう事はよくある事ですが、
この旧川原湯温泉街は、全てが幻のように無くなってしまうのですから。



↑王湯の階段に残る、この猫の足跡ともお別れです。



↑王湯前の丸木屋は既に解体されています。
女将さんが懐かしそうに、あちこちを見て回っていました。


川原湯温泉に通い始めたのは十数年前の事。
その頃は、なだらかな坂道に沿い、
旅館や民宿、小さな商店、土産物店がビッシリと軒を連ねていました。
浴衣をまとった宿泊客が賑やかに行き交い、
丸木屋のポンが寝そべりながらいつもその姿を眺めていました。
王湯前の古びた小さな雑貨店で湯上り後のジュースを買ったり、
お腹が空けば、渡り廊下下の食堂で小腹を満たしたり。
細い温泉街の坂道は、いつだって人々の笑い声と暮らしの音が響いていました。



もうすっかりと当時の面影も無く姿を変えてしまった川原湯温泉街ですが、
6月30日は王湯共同浴場に別れを惜しむ多くの人がやってきました。



まるで、まだ賑やかだった頃の、あの日の川原湯温泉に戻ったようでした。



これにて実質上、皆が親しみ愛した坂沿いの川原湯温泉街は
その長い長い歴史に幕を閉じる事となりました。




さようなら旧王湯、そして旧川原湯温泉街、

たくさんの思い出を、ありがとう。



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