はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

津軽の年末年始・2~津軽富士見湖と猿賀公園~

2018年01月07日 | 《温泉たび》青森


2018年1月1日

あけましておめでとうございます。

お宿をチェックアウトの後は大鰐温泉をぶらぶらしてみました。

まずは福士旅館の斜め向かいにある湯魂石薬師堂です。ここには、ワニの石像の口から源泉が流れ出る手水鉢らしきものと足湯(足湯は冬期閉鎖)があります。かれこれ10数年前に大鰐駅の女性に「鰐っこの口から湯っこがドァーッと出るやつがある」と教えてもらって以来たびたび見に来ているんですが・・




↓2006年の鰐湯っこ





そして2018年。




歯垢がたまりまくってますよ!!



お次は、同じく大鰐温泉街にある大円寺へ初詣。・・・って、湯魂石薬師堂と大円寺の散策は2011年の年始とまったく同じ流れでした。まぁ何度来ても良いところは良いってことで。




この日は大鰐~五所川原界隈を湯めぐりしつつ北上します。気になる天気は雨が降ったり晴れたりの繰り返しで時々虹もかかっていました。気温が高かったためか雪はほとんど降らなかったですよ。いつもこうだといいのにね。




今回も数か所湯めぐりしましたが、この十数年の間に津軽の温泉も新しい施設に生まれ変わった所が多く、以前は主流だった「昔ながらの公衆浴場」が貴重な部類に入って来たような気がします。


改装組はどこも賑わっていてピーク時には駐車スペースすら満車になる勢いですが、片や昔ながらの浴場は苦戦している所が多い印象でした。「こっちだって温泉は全然負けてないのになぁ・・」なんて思うトコもありますが、まぁ何時の世も人は新しいものに惹かれるものなんですかね。


お昼は弘前市民のソウルフードらしい「中みそ」の味噌ラーメンを食べてみました。


中三という百貨店(?)の地下にあるラーメン店で、以前はチャイナドールという名前でした。そのチャイナドール時代に来た事があって、何年ぶりかの再訪です。その当時は「砂糖でも入れたような甘い味噌ラーメンだな~」なんて思ったのですが、今回もやっぱり甘かったな~。そして美味しいです。甘旨で癖になりそなラーメンでした。


津軽の中でも特にお湯とロケーションがお気に入りの「つがる富士見荘」にも寄ってみました。ここは津軽に来たら外せません。




つがる富士見荘の裏手にドーンと広がる津軽富士見湖です。




翼を広げた鶴のように優雅にかかる「鶴の舞橋」の向こうには岩木山がドーンと見えるのですが、生憎雲がかかっちゃってました。




凍結した津軽富士見湖の向こうに見える白い山々は八甲田でしょうか?




では、橋を渡って向こう側へ行ってみましょ~。下を見ると凍結した湖面に点々と動物の足跡が。


対岸からは続々とツアーのお客さんが渡ってきます。観光地として人気のある場所なんですね。通りすがりのお客さんが口々に「ここが吉永小百合がアレしたところよね」と言っています。何かのロケに使われたのかな。


鶴にも会いに行きました。一番手前にいる、この鶴はとても人懐っこいです。




何年も前から同じ顔触れなので、鶴ってほんとうに長生きだなぁー。




この日の宿泊は11年ぶりの山田温泉です。ここは風呂付の部屋に手頃な値段で素泊まりできるのが嬉しいです。さらに旅館部の風呂、公衆浴場の風呂など全部で三か所も入れてしまうんです。



夕食はスーパーで買った値引き総菜です。相変わらず侘し~ね~。




そして、しみじみと元日の夜はふけ行くのでした。



2018年1月2日


さぁ~、本日も朝から湯めぐりです。再訪ぱかりですが、10数年ぶりのところもあって今回が初訪問みたいなものです。




お昼は浪岡のおのむらで中華そばでした。住宅街にあるこぢんまりとしたラーメン店で値段も安く美味しかったです。普段はラーメンを食べないよう我慢しているのですが、旅行の時だけは解禁です。




湯めぐりをしているとアッという間に時は過ぎ、いつの間にか夕方です。近くを通ったので初詣で賑わう夕暮れの猿賀公園にも寄ってみました。




公園内の猿賀神社は眼や交通などにご利益があるそうで。けれど大々的に前面に出ていたのは合格祈願でした。巨大な合格絵馬には参拝客の願い事がビッシリと書かれています。


空を見上げると冬の夜空に大きな丸い蜜柑のような月が輝いていました。「随分大きな月だなぁー」なんて思っていたんですが、この日は2018年でもっとも月が大きく見えるスーパームーンだったようですね。昨日は虹、今日はスーパームーン・・なんだか今年はおもしろいものがいろいろ見られそうな気になってきました。


この日は黒石のすき家で夕食をとり、正月早々侘しく車中泊です。

今宵は石黒温泉郷近くの「やすらぎP」を利用してみました。駐車場は広いしトイレは綺麗、そして何より静かなのが気に入りました。ただしキュルキュル車が走り回る「道の駅虹の湖」に近いので夏場はココもダメかな??


2018年1月3日

さぁ、今日はもう帰る日です。楽しい時間はアッという間に過ぎてしまいます。「明日からまた仕事かぁ・・ふぅ~っっ」と、日本全国からため息が聞こえてきそうな1月3日です。


朝3時半に目覚めたからには、ここに行かなきゃ損です。


はい、お馴染み、早朝の温湯温泉温湯共同浴場「鶴の湯」です。それまでは昼~夜の訪問ばかりだった鶴の湯に、10年前初めて早朝4時のオープンに浸かってみて、その湯の鮮度の良さに驚愕。その日を境にすっかり早朝入浴信者となってしまった記念すべき共同浴場です。かくして早朝入浴は・・・相変わらず良いものでした。


温湯温泉街の風情ある景色も変わらずでホッとしました。


ただ新しい冬の企画として2011年に開催されていた「こけし灯ろう祭」を予算の都合で行わなくなっていたのが残念。人の背丈ほどのこけし灯篭が、照明の少ない温泉街のあちこちに並ぶ様は幻想的で、中でもそそり立つ巨大こけし灯篭は一部が回り灯篭となっていて圧巻でした。

当時の様子
今回の津軽旅とほぼ同じ所を巡ってます。行動が相変わらずワンパターンだな~・・。


ここに浸かればもう今回の津軽に思い残すことは無いので、高速の渋滞を避けるべくとっとと帰ります。(などと言ってますが、実は未練がましくもう一湯行っちゃってますが)

津軽ではもう数多くの新規入浴は望めないので、まだ未湯だらけの他の場所へ行けばいいものを、なぜか不思議と数年おきに足を運んでしまいます。次はいつ来られるかな?


帰りの東北道では今回一番の降雪でした。




そして・・・





関東に着くころには、



相変わらず乾いた青空が広がっていました。