週末は、家からは行き難いけれど一応隣県の山梨県へ山歩き&湯めぐりに行ってきました。
いやーーー、山梨、ホントに遠いなぁーーっっ。
秩父経由は峠やら雁坂トンネルやらを含め、
延々と長閑な山間を抜けなきゃならないし、
中央道経由は混むし東京抜けなきゃならないし、
どのルート選んでも(精神的に)キツイ。
で、今回選んだのは秩父の峠越えルートですが
積雪少ない暖冬と舐めてかかったら・・・

いやらしい感じの「轍アイスバーン」で、後輪が振られまくって泣きそうになりました。
冬タイヤ着けていても、さすがにFFじゃキツイ・・というか危険。
もう、絶対、
この時期の秩父への峠越えは
しないぞぉぉぉーーッッッ!
2016年2月20日(土)
そんなワケで去年ちょっとだけ無料になったものの
再び有料になった雁坂トンネルを抜け、約一年ぶりの山梨です。
残念ながら天気は雨。富士山もかすんでいます。
冷たい雨の土曜日はおとなしく湯巡りなんぞを「少し」しました。
しかし名湯として名のあがる温泉の多くが「ぬる湯」の山梨県において
ぬる湯が苦手な我家にとって、この季節に楽しく浸かれる場所も限られてきます。
(次の山梨湯めぐりは絶対に夏にしよう!と、さすがに今回は心を入れ替えた)
ってなワケで3湯程の湯巡りの後、雨も強くなってきたので
早々に本日のお宿へチェックイン。
以前、朝バイキング+温泉で立ち寄った湯村ホテルが好印象だったので
今回は宿泊で利用してみました。
利用したのは和風ツイン。
やっぱりビジホでも靴脱いで寛げる部屋の方が、リラックスできます。
お湯は相変わらず良かったな~。
2016年2月21日(日)
湯村ホテルに泊まった翌朝は、
前日の強い低気圧が雨雲を持ち去ってくれたようで、
ぬけるような青空でした。(ただし風は強い)
いや、もぅ、こんな日は、湯巡りなんぞをしている場合じゃないですよ。
実は、今回の山梨行きは、そもそも土日のどちらかを山歩きする予定でいました。
というのも、去年の夏のブヨによる(←いまだに、原因はブヨだと信じて疑わない)
蕁麻疹騒動以降、どうもアクティブに動く気分が低下し
インドアな「湯巡り」ばかりしていたのであります。
そんな乳酸溜まりまくりの暮らしにも半年過ぎる頃には飽きて・・
「そろそろ山歩きでもして、一汗かきたいなぁーーー」
と、なってきた今日この頃。
丁度、湯村に行くし、半年のブランクもあるし、
近くに足慣らしに良さそうな「茅ヶ岳」という山があるじゃあーりませんかー!
この山、ハイカーなら誰もが知っている「日本百名山」の著者
深田久弥先生が登山途中に倒れられた終焉の地でもあるんです。
朝ゴハンを湯村ホテルでタップリと食べ出発。
深田公園駐車場に着いたのは8時15分頃。
駐車場には綺麗なトイレもあり便利です。

8:40準備を済ませ出発。青空が気持ち良いです。
残雪を予想して、今回はスパイク長靴を履いてきたんですがね~。
果たして活躍の場はあるかな?
しばらくは、ほぼ平坦に近い雑木の道を進み・・
9:00林道にぶつかります。
実は半年振りの山歩きとあって、早くもこの辺りでへバってました。
朝ゴハンを食べ過ぎたのも原因かも・・・。
林道には駐車できそうなスペースもあり、実際に駐車している車も一台いたので、
「あれ?ここまで来れば歩く距離が少し短縮できたかなぁ」
などと、邪な考えが一瞬頭を過ぎったのですが・・
よくよく見ると車は林業の作業車でした。失礼しました。

・・・では、登山道を進みましょう。
この林道から「女岩コース」を歩きます。
樹木から木漏れ日が射し込み、暖かく心地よい陽だまりハイクです。
んがっっっ!!
ここで強敵出現。
その名は・・
花・粉・症。
なぜか登山道に足を踏み入れた途端、ビックリする位の大量鼻水が止まりません。
鼻は完全に詰まって息苦しいし、しゃべると勢い良く鼻水が飛び出して来るし。
何度も何度も立ち止まって「鼻をかむ」の繰り返し。
油断すると両っパナから10センチくらい鼻水が垂れ下がるという漫画のような姿。
結局、大量の鼻水は下山までずーっと止まらず。

9:15水場。

石板の下を覗くと綺麗な水が静かに溢れていました。

日陰には少しだけ雪が残っていました。本当に少しだけ。
ごく僅かな範囲、枯れ草の下にカチカチの氷が隠れています。
普通の登山靴なら、油断すると滑る!?(←試していないのでわかりませんが)
でも本日はスパイク長靴なので氷にも気を遣わずノシノシ歩けます。
9:30やがて現在は立ち入り禁止となっている女岩の近くまでやって来ました。
ここから急登となり、本格的な山歩きといった雰囲気になってきました。

少し進むと右手に「女岩」が大きくそそりたっているのが見えます。

その後は、ひたすら単調な九十九折。
写真の通り、残雪などはまったく無く、暑いくらいの陽だまりハイクです。

10:12深田久弥先生終焉の地。
背後には奥秩父の山々が見えます。
最後まで好きな山にいられた事は幸せだったのかな。
小さな賽銭箱(?)が置かれていたので、持ち合わせの小銭を投入。
登山道を整備する費用にでも使ってもえらるといいなぁー。
我家のモンベルおじさんに「久弥先生に何を言った?」と聞いたら、
「先生のおかげで、いま、たくさんの人が山を楽しんでいます、
ありがとうございました」
と、お礼を言ったらしい。

山頂直下は、少しだけ岩々しています。残雪はほんの少しだけ。

10:29山頂!
少し風が強いですが、ご覧の通りの青空で、360℃の絶景なり!

山頂部は昨日の雨が原因と思われる水溜り状態で、全体に薄氷がはっていました。

こちらは八ヶ岳方面。
そして・・

富士山!家の近くで見るより、随分大きいです!

こちらは南アルプス・・・かと思われる方向。
馴染みがない山々で、雲もかかっているのでよくわかりません。

山頂には、山座同定できる立派な円盤が置かれていまました。
・・・よくよく見ると・・
・・・・!?

あぁっっ!富士山が大変なことに!
それにしても、この茅ヶ岳は何気に人気があるようで、
続々とハイカーさんが上がって来ます。
そして、ここも八ヶ岳と同様、ビシッと綺麗な山ファッションでキメキメの人多し。
やっぱり東京に近いから、お洒落なハイカーさんが多いのでしょーか。
群馬や会津の里山でよく出会う、着古したジャージだの、
農作業中にフラッと来ちゃった感じの人だの、
もはやズタ袋と化した年代物のザックを背負っている人だの、
野犬なのか飼い犬なのか判別が難しい犬を引き連れている人だの、
きゅうり齧りながら来る人だのはいなかった・・。
長靴も我家だけだったし・・・と思ったら一人だけ長靴オジサンが登場。
仲間がいて少しホッとした。
360℃の絶景を眺めながらオヤツ休憩の後、

10:50帰ります。
帰路は「女岩コース」にほぼ平行して造られた、「防火帯尾根道コース」を歩きます。
最初は風の通り道となる尾根道を歩きましたが、ここがなかなかの強風でした。
氷柱のように垂れ下がった鼻水が、吹流しのように横にヒラヒラなびく珍現象。

11:25いつのまにやら景色は変わり、広々とした防火帯ゾーンに入っていました。
風向きにもよるかもしれませんが風はほとんどありません。
広い登山道の半分が広葉樹、もう半分が針葉樹。
こんな景色が下までズーーッと続きます。

真冬とは思えない日差しの中、坦々と下ります。

足元には大量のドングリ。

その後は林道を経て、朝も歩いた平坦な登山道。
12:10駐車場到着。半年振りの山歩き、お疲れ様でした。
せっかく長靴履いて来たのに、冬はどこ行った!?という気もしましたが、
いやー、天気でヨカッタ!暖かくてヨカッタ!
久弥先生、よい山歩きをありがとうございました!
いやーーー、山梨、ホントに遠いなぁーーっっ。
秩父経由は峠やら雁坂トンネルやらを含め、
延々と長閑な山間を抜けなきゃならないし、
中央道経由は混むし東京抜けなきゃならないし、
どのルート選んでも(精神的に)キツイ。
で、今回選んだのは秩父の峠越えルートですが
積雪少ない暖冬と舐めてかかったら・・・

いやらしい感じの「轍アイスバーン」で、後輪が振られまくって泣きそうになりました。
冬タイヤ着けていても、さすがにFFじゃキツイ・・というか危険。
もう、絶対、
この時期の秩父への峠越えは
しないぞぉぉぉーーッッッ!
2016年2月20日(土)
そんなワケで去年ちょっとだけ無料になったものの
再び有料になった雁坂トンネルを抜け、約一年ぶりの山梨です。
残念ながら天気は雨。富士山もかすんでいます。
冷たい雨の土曜日はおとなしく湯巡りなんぞを「少し」しました。
しかし名湯として名のあがる温泉の多くが「ぬる湯」の山梨県において
ぬる湯が苦手な我家にとって、この季節に楽しく浸かれる場所も限られてきます。
(次の山梨湯めぐりは絶対に夏にしよう!と、さすがに今回は心を入れ替えた)
ってなワケで3湯程の湯巡りの後、雨も強くなってきたので
早々に本日のお宿へチェックイン。
以前、朝バイキング+温泉で立ち寄った湯村ホテルが好印象だったので
今回は宿泊で利用してみました。
利用したのは和風ツイン。
やっぱりビジホでも靴脱いで寛げる部屋の方が、リラックスできます。
お湯は相変わらず良かったな~。
2016年2月21日(日)
湯村ホテルに泊まった翌朝は、
前日の強い低気圧が雨雲を持ち去ってくれたようで、
ぬけるような青空でした。(ただし風は強い)
いや、もぅ、こんな日は、湯巡りなんぞをしている場合じゃないですよ。
実は、今回の山梨行きは、そもそも土日のどちらかを山歩きする予定でいました。
というのも、去年の夏のブヨによる(←いまだに、原因はブヨだと信じて疑わない)
蕁麻疹騒動以降、どうもアクティブに動く気分が低下し
インドアな「湯巡り」ばかりしていたのであります。
そんな乳酸溜まりまくりの暮らしにも半年過ぎる頃には飽きて・・
「そろそろ山歩きでもして、一汗かきたいなぁーーー」
と、なってきた今日この頃。
丁度、湯村に行くし、半年のブランクもあるし、
近くに足慣らしに良さそうな「茅ヶ岳」という山があるじゃあーりませんかー!
この山、ハイカーなら誰もが知っている「日本百名山」の著者
深田久弥先生が登山途中に倒れられた終焉の地でもあるんです。
朝ゴハンを湯村ホテルでタップリと食べ出発。
深田公園駐車場に着いたのは8時15分頃。
駐車場には綺麗なトイレもあり便利です。

8:40準備を済ませ出発。青空が気持ち良いです。
残雪を予想して、今回はスパイク長靴を履いてきたんですがね~。
果たして活躍の場はあるかな?
しばらくは、ほぼ平坦に近い雑木の道を進み・・
9:00林道にぶつかります。
実は半年振りの山歩きとあって、早くもこの辺りでへバってました。
朝ゴハンを食べ過ぎたのも原因かも・・・。
林道には駐車できそうなスペースもあり、実際に駐車している車も一台いたので、
「あれ?ここまで来れば歩く距離が少し短縮できたかなぁ」
などと、邪な考えが一瞬頭を過ぎったのですが・・
よくよく見ると車は林業の作業車でした。失礼しました。

・・・では、登山道を進みましょう。
この林道から「女岩コース」を歩きます。
樹木から木漏れ日が射し込み、暖かく心地よい陽だまりハイクです。
んがっっっ!!
ここで強敵出現。
その名は・・
花・粉・症。
なぜか登山道に足を踏み入れた途端、ビックリする位の大量鼻水が止まりません。
鼻は完全に詰まって息苦しいし、しゃべると勢い良く鼻水が飛び出して来るし。
何度も何度も立ち止まって「鼻をかむ」の繰り返し。
油断すると両っパナから10センチくらい鼻水が垂れ下がるという漫画のような姿。
結局、大量の鼻水は下山までずーっと止まらず。

9:15水場。

石板の下を覗くと綺麗な水が静かに溢れていました。

日陰には少しだけ雪が残っていました。本当に少しだけ。
ごく僅かな範囲、枯れ草の下にカチカチの氷が隠れています。
普通の登山靴なら、油断すると滑る!?(←試していないのでわかりませんが)
でも本日はスパイク長靴なので氷にも気を遣わずノシノシ歩けます。
9:30やがて現在は立ち入り禁止となっている女岩の近くまでやって来ました。
ここから急登となり、本格的な山歩きといった雰囲気になってきました。

少し進むと右手に「女岩」が大きくそそりたっているのが見えます。

その後は、ひたすら単調な九十九折。
写真の通り、残雪などはまったく無く、暑いくらいの陽だまりハイクです。

10:12深田久弥先生終焉の地。
背後には奥秩父の山々が見えます。
最後まで好きな山にいられた事は幸せだったのかな。
小さな賽銭箱(?)が置かれていたので、持ち合わせの小銭を投入。
登山道を整備する費用にでも使ってもえらるといいなぁー。
我家のモンベルおじさんに「久弥先生に何を言った?」と聞いたら、
「先生のおかげで、いま、たくさんの人が山を楽しんでいます、
ありがとうございました」
と、お礼を言ったらしい。

山頂直下は、少しだけ岩々しています。残雪はほんの少しだけ。

10:29山頂!
少し風が強いですが、ご覧の通りの青空で、360℃の絶景なり!

山頂部は昨日の雨が原因と思われる水溜り状態で、全体に薄氷がはっていました。

こちらは八ヶ岳方面。
そして・・

富士山!家の近くで見るより、随分大きいです!

こちらは南アルプス・・・かと思われる方向。
馴染みがない山々で、雲もかかっているのでよくわかりません。

山頂には、山座同定できる立派な円盤が置かれていまました。
・・・よくよく見ると・・
・・・・!?

あぁっっ!富士山が大変なことに!
それにしても、この茅ヶ岳は何気に人気があるようで、
続々とハイカーさんが上がって来ます。
そして、ここも八ヶ岳と同様、ビシッと綺麗な山ファッションでキメキメの人多し。
やっぱり東京に近いから、お洒落なハイカーさんが多いのでしょーか。
群馬や会津の里山でよく出会う、着古したジャージだの、
農作業中にフラッと来ちゃった感じの人だの、
もはやズタ袋と化した年代物のザックを背負っている人だの、
野犬なのか飼い犬なのか判別が難しい犬を引き連れている人だの、
きゅうり齧りながら来る人だのはいなかった・・。
長靴も我家だけだったし・・・と思ったら一人だけ長靴オジサンが登場。
仲間がいて少しホッとした。
360℃の絶景を眺めながらオヤツ休憩の後、

10:50帰ります。
帰路は「女岩コース」にほぼ平行して造られた、「防火帯尾根道コース」を歩きます。
最初は風の通り道となる尾根道を歩きましたが、ここがなかなかの強風でした。
氷柱のように垂れ下がった鼻水が、吹流しのように横にヒラヒラなびく珍現象。

11:25いつのまにやら景色は変わり、広々とした防火帯ゾーンに入っていました。
風向きにもよるかもしれませんが風はほとんどありません。
広い登山道の半分が広葉樹、もう半分が針葉樹。
こんな景色が下までズーーッと続きます。

真冬とは思えない日差しの中、坦々と下ります。

足元には大量のドングリ。

その後は林道を経て、朝も歩いた平坦な登山道。
12:10駐車場到着。半年振りの山歩き、お疲れ様でした。
せっかく長靴履いて来たのに、冬はどこ行った!?という気もしましたが、
いやー、天気でヨカッタ!暖かくてヨカッタ!
久弥先生、よい山歩きをありがとうございました!