晴天に恵まれた土曜日は、栃木と群馬の県境に位置する奥白根山を歩いてきました。
今年、男体山を登って以来、気になる存在だった奥白根山・・。
男体山の山頂にいたハイカーさん達が口々に「あれが白根山だ」と言っていたものの、
自分達にはそれがどれかサッパリわからなかったヨ・・。
「うーーむ・・一度登れば、わかるようになるかもしれない・・」
というワケで、9月最初の土曜日はノコノコと日光までやってきました。

早朝の戦場ヶ原一帯は、深い朝靄に包まれ幻想的でした。
今回歩くのは菅沼登山口からのコースです。
朝5:30頃に駐車場へ到着した際には、もう料金管理小屋に係のお兄さんが・・。
駐車料金1000円を支払い、茶屋でトイレを済ませ、
砂利道を進んだ先にある登山口至近の駐車スペースまで移動。
管理小屋の周囲には数台の車が停まっているものの、なぜかこちらは貸し切り状態。
身支度済ませ、6:00登山口出発です。

しばらくは樹林帯を進みます。
少し前であれば蒸し暑かったと思われる樹林帯も、
秋の気配が顔を覗かせる今では、爽やかで清々しい朝の空気に満たされていました。
あちこちから響く小鳥達のさえずりが心地よいです。

登山道の両脇はカニコウモリが群生していました。

キノコも多種多様のものがたくさん。

朝の光を浴びて輝く苔。

この登山道は、カニコウモリと苔が印象的でした。

上を見上げれば木立の間から青空。

7:30弥陀ヶ池に到着。深い木々に囲まれた静かな沼でした。
あまりに静かで、一見すると生き物の気配がないのですが、
よくよく見ていると、ヤゴ、カブトエビ(みたいな水中生物)、そして・・

サンショウウオもウロウロ。

目の前には、これから向かう奥白根が見えます。
少しばかりの樹林帯を抜けると・・

8:02五色沼。先ほどの弥陀ヶ池より広く開放的な沼で、澄んだ水が静かに揺らいでいました。
ここで休憩しても気持ち良さそうです。

この辺りから花が増え始めました。
オトギリソウに朝露がたっぷりと輝いています。

小さいフウロもポツリポツリ。

コケモモも実っています。
8:25避難小屋到着。かなり年季が入ってますが、冬でも安心そうな頑丈な造りでした。
小屋には「ネズミが出ます」と書いてあったけれど、
ネズミにとっても貴重な避難小屋なのかもしれない。

小屋の近くで鹿ファミリーに遭遇。
鹿はフキが好きなのかな?小屋の周辺ではフキばかりが食いちぎられてました。

ここから先は奥白根山頂上に向けて、一気に上るのみです。

さっきまでいた五色沼が下に見えます。随分上がってきたなぁー。

花はチラホラと。

トリカブトは、あちらこちらに。
森林限界を超えたガレ場となり、
さすがに、ここまでは鹿も来ないだろうと思っていたら・・

よくよく見ると登山道には、ガッチリと鹿の足跡が。

なんと、このトリカブトは葉っぱが綺麗に食べられていました。
植物界の中でも最強毒の部類に入るトリカブトを食べて、鹿は平気なのでしょーか。
他の株は食べられてなかったので、これだけ間違って食べた??

・・・と、鹿の心配をしているうちに更に高度は上がり、
眼下に中禅寺湖が輝いています。

イワヒバリも景色を眺めています。
火口原あたりからロープウェイ組と合流したようで、
今までの静かな山が別世界のように一気に人が増えました。
この山は男体山と同様に若い人がとても多いですね。
みんな綺麗でカラフルな山ファッションに身を包んでますなぁー。

気が付けば山頂はすぐそこ。

9:42山頂到着!群馬県側(たぶん)山頂標識でパチリと一枚。
(↑「日光=栃木」の印象が強いので、群馬県側としては
意地でも「日光」の名称を入れないだろー・・という想像につき、
こちら側の標識を勝手に群馬県側と予想)

↑狭い山頂はたくさんのハイカーさん達で大賑わい。
なんと標識撮影の順番待ちまでできていました!

山頂部は360℃見渡す限りの大展望です。
すぐ近くの男体山&中禅寺湖は勿論、武尊山、皇海山、
赤城、谷川、燧ケ岳、会津駒、そして遠くに富士山も。
ふと空を見上げると、一匹のアサギマダラが上昇気流に乗って
フワリと空の彼方へ舞い上がって行くのが見えます。

これだけ眺めがいいのに、三角点は二等でした。
一等はすぐ近くの男体山ですね。

山頂部で大展望を満喫した後は、少し離れたスペースで
男体山を眺めながらオニギリ休憩です。
山で食べるオニギリは、いつだって格別においしい!

オニギリを食べた後は、再び山頂部に戻り、
今度は栃木県側(たぶん)の標識でパチリと一枚。

10:40さぁ、名残惜しいけれど下山です。

帰りは遠く南会津の山々を眺めつつ、眼下の弥陀ヶ池へ向かって下ります。
ザレた急坂で、落石を起こさないよう気を使う道でした。

11:27弥陀ヶ池まで戻って来ました。
この後、再び登山口まで樹林帯を歩くのですが、
お昼に差し掛かった時間帯で、あまり風も無く、とにかく蒸し暑かった!
朝の爽やかな空気はどこへやら・・・。

12:30登山口到着~~。

登山口付近に広がる草原では、たくさんのアサギマダラが舞っていました。
そして相変わらずこの駐車スペースには、他に車がありません。
登山口のすぐ近くで便利なのに・・なぜだ?
奥白根山のラストは、日光湯元のタマゴ臭プンプン湯で〆ました!
いや~~、天気に恵まれ本当によかったです。
山はこうでなくっちゃ。

↑今回の山バッチ。菅沼登山口の茶屋で購入しました。
シラネアオイのデザインです。
・ホームページ(はしご湯のすすめ)
今年、男体山を登って以来、気になる存在だった奥白根山・・。
男体山の山頂にいたハイカーさん達が口々に「あれが白根山だ」と言っていたものの、
自分達にはそれがどれかサッパリわからなかったヨ・・。
「うーーむ・・一度登れば、わかるようになるかもしれない・・」
というワケで、9月最初の土曜日はノコノコと日光までやってきました。

早朝の戦場ヶ原一帯は、深い朝靄に包まれ幻想的でした。
今回歩くのは菅沼登山口からのコースです。
朝5:30頃に駐車場へ到着した際には、もう料金管理小屋に係のお兄さんが・・。
駐車料金1000円を支払い、茶屋でトイレを済ませ、
砂利道を進んだ先にある登山口至近の駐車スペースまで移動。
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身支度済ませ、6:00登山口出発です。

しばらくは樹林帯を進みます。
少し前であれば蒸し暑かったと思われる樹林帯も、
秋の気配が顔を覗かせる今では、爽やかで清々しい朝の空気に満たされていました。
あちこちから響く小鳥達のさえずりが心地よいです。

登山道の両脇はカニコウモリが群生していました。

キノコも多種多様のものがたくさん。

朝の光を浴びて輝く苔。

この登山道は、カニコウモリと苔が印象的でした。

上を見上げれば木立の間から青空。

7:30弥陀ヶ池に到着。深い木々に囲まれた静かな沼でした。
あまりに静かで、一見すると生き物の気配がないのですが、
よくよく見ていると、ヤゴ、カブトエビ(みたいな水中生物)、そして・・

サンショウウオもウロウロ。

目の前には、これから向かう奥白根が見えます。
少しばかりの樹林帯を抜けると・・

8:02五色沼。先ほどの弥陀ヶ池より広く開放的な沼で、澄んだ水が静かに揺らいでいました。
ここで休憩しても気持ち良さそうです。

この辺りから花が増え始めました。
オトギリソウに朝露がたっぷりと輝いています。

小さいフウロもポツリポツリ。

コケモモも実っています。
![]() | ![]() |
小屋には「ネズミが出ます」と書いてあったけれど、
ネズミにとっても貴重な避難小屋なのかもしれない。

小屋の近くで鹿ファミリーに遭遇。
鹿はフキが好きなのかな?小屋の周辺ではフキばかりが食いちぎられてました。

ここから先は奥白根山頂上に向けて、一気に上るのみです。

さっきまでいた五色沼が下に見えます。随分上がってきたなぁー。

花はチラホラと。

トリカブトは、あちらこちらに。
森林限界を超えたガレ場となり、
さすがに、ここまでは鹿も来ないだろうと思っていたら・・

よくよく見ると登山道には、ガッチリと鹿の足跡が。

なんと、このトリカブトは葉っぱが綺麗に食べられていました。
植物界の中でも最強毒の部類に入るトリカブトを食べて、鹿は平気なのでしょーか。
他の株は食べられてなかったので、これだけ間違って食べた??

・・・と、鹿の心配をしているうちに更に高度は上がり、
眼下に中禅寺湖が輝いています。

イワヒバリも景色を眺めています。
火口原あたりからロープウェイ組と合流したようで、
今までの静かな山が別世界のように一気に人が増えました。
この山は男体山と同様に若い人がとても多いですね。
みんな綺麗でカラフルな山ファッションに身を包んでますなぁー。

気が付けば山頂はすぐそこ。

9:42山頂到着!群馬県側(たぶん)山頂標識でパチリと一枚。
(↑「日光=栃木」の印象が強いので、群馬県側としては
意地でも「日光」の名称を入れないだろー・・という想像につき、
こちら側の標識を勝手に群馬県側と予想)

↑狭い山頂はたくさんのハイカーさん達で大賑わい。
なんと標識撮影の順番待ちまでできていました!

山頂部は360℃見渡す限りの大展望です。
すぐ近くの男体山&中禅寺湖は勿論、武尊山、皇海山、
赤城、谷川、燧ケ岳、会津駒、そして遠くに富士山も。
ふと空を見上げると、一匹のアサギマダラが上昇気流に乗って
フワリと空の彼方へ舞い上がって行くのが見えます。

これだけ眺めがいいのに、三角点は二等でした。
一等はすぐ近くの男体山ですね。

山頂部で大展望を満喫した後は、少し離れたスペースで
男体山を眺めながらオニギリ休憩です。
山で食べるオニギリは、いつだって格別においしい!

オニギリを食べた後は、再び山頂部に戻り、
今度は栃木県側(たぶん)の標識でパチリと一枚。

10:40さぁ、名残惜しいけれど下山です。

帰りは遠く南会津の山々を眺めつつ、眼下の弥陀ヶ池へ向かって下ります。
ザレた急坂で、落石を起こさないよう気を使う道でした。

11:27弥陀ヶ池まで戻って来ました。
この後、再び登山口まで樹林帯を歩くのですが、
お昼に差し掛かった時間帯で、あまり風も無く、とにかく蒸し暑かった!
朝の爽やかな空気はどこへやら・・・。

12:30登山口到着~~。

登山口付近に広がる草原では、たくさんのアサギマダラが舞っていました。
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登山口のすぐ近くで便利なのに・・なぜだ?
奥白根山のラストは、日光湯元のタマゴ臭プンプン湯で〆ました!
いや~~、天気に恵まれ本当によかったです。
山はこうでなくっちゃ。

↑今回の山バッチ。菅沼登山口の茶屋で購入しました。
シラネアオイのデザインです。
・ホームページ(はしご湯のすすめ)