日曜日は花を求めて、谷川連峰の平標山へ出かけて来ました。
一昨年の6月に平標~仙ノ倉山で囲まれた、
ハクサンイチゲとチングルマによる輝くばかりの広大な白い花畑が忘れられず、
「今年は雪解けが早そうだし、もしかしたらそろそろ咲きはじめているかな?」
などとほのかな期待を持って訪問したのですが・・・。
ま、結論としては白いお花畑には早過ぎましたね。
4:43周囲が薄っすらと明るくなり始めた頃、三国小近くの有料駐車場出発。
駐車場には登山届けのポストがあるんですが、用紙の在庫がなぜか4枚しかなく・・。
これじゃあ5時過ぎには無くなるんじゃないかな。
初っ端からなかなかの急登続きで、いい運動になります。
さすがに梅雨前のこの時期では、まだジメリ感も少なく
樹林帯の中でも気持ちよく歩けますね。
5:37鉄塔通過。
冬の間に積雪に押されたのか、一部階段がゴチャゴチャになっていました。
6:03山の向こうから、ようやく太陽がピカーーンと顔を出しました。
6:09松手山山頂。
ここから先は気持ちよい稜線が続きます。
シラネアオイが咲いていました。
アップで。
あまりに清々しい景色に、何度も来た道を振り返ってしまいます。
桜はあちこちに。今年は、たくさん楽しませていただきました。
平標山頂に近づいて来ました。
一昨年の6月は、もう既にこの辺りから
ハクサンイチゲの白い花畑が始まっていたのですが、
その蕾はまだ閉じられていました。
7:25平標山山頂到着!すぐ向こうに苗場山が見えます。
前回は湧き上がる雲で隠れていた周囲の山々がよく見え気分いいです。
オキ・トマ。
本来ならココから先がメインディッシュで
時期が合えばハクサンイチゲとチングルマの真っ白なお花畑が
平標山と仙ノ倉の稜線を埋め尽くすのですが・・
見るからに、その気配はなさそう・・・。
ちなみに最盛期は・・・
こんな具合になります。
注:この画像は一昨年6月中旬のものです。
まぁせっかく来た事だし、少しだけ歩いてみようと、
仙ノ倉山との鞍部(ベンチのあたり)まで行ってはみたものの、
結局コレといったアレもなく、見切りをつけて戻る事にしました。
一足早くアチコチに咲いていたキンバイ。
7:58山頂からの景色もじゅうぶん満喫したので、帰りは山ノ家経由で戻る事に。
山ノ家から下るコースは、階段が多い単調な道のりで、
つまらない平坦な林道歩きも続くので、気分的には避けたかったのですが~
ではなぜ前回と同じこのコースにしたか?といいますと、
おそらく多くのハイカーさんが松手山を登りに使うだろう!
となると、擦違いが大変!という2時間ドラマばりの推理によるものです。
このまま下山してしまうのも勿体無いので
途中のベンチでオニギリ休憩。
(残雪に囲まれ、この周辺だけ空気が冷たかったな~)
さらに足を進めると、石楠花の向こうに仙ノ倉。
見上げる空は抜けるような青空。どこかでカッコウが鳴いています。
山ノ家が近づいて来ました。
まだまだショウジョウバカマが頑張ってます。
8:45山ノ家到着。
トイレを借り、美味しい水を汲ませていただき、平標山のバッヂ(500円)を購入。
ここでは仙ノ倉山と平標山のバッヂが売られているのですが、
圧倒的に仙ノ倉山の方が売れている様子。おそらくは谷川連峰の最高峰である事と
カラフルなハクサンイチゲの綺麗なデザインが売れる要因かな。
片や平標山は地味な色使いで、デザインはピッケル、そして石楠花。
仙ノ倉山は一昨年買ったので、今回は平標山にしようと手を伸ばすと
山ノ家の人に「あっっ!そっちは平標ですよ!!」と慌てて止められる一幕も。
さぁ、アナタは、どっちを購入?
そして、ここでもおやつ休憩をします。
目の前には平標山と仙ノ倉山。爽やかで気持ちの良いロケーションですね。
9:09さぁ帰りましょう。山ノ家からは樹林帯突入です。
苗場山ともここでお別れかな。
それにしても、(当たり前だけど)下に行けば行くほど暑くて参ったな~。
この樹林帯で、今年初の「ブヨ系」に耳をヤラレました。
まだ毒気は少ないようで、酷い腫れにはならなかったですが・・。
数時間後に例によってキツイ頭痛と周辺の違和感、そして強い痒み。
今年も早々にブヨに負けた・・・。ぐぞぉぉぉーーーっっ!
9:41遂に退屈な林道突入。蝉時雨が大音響で響いています。
道端には紫や白のスミレがたくさん咲いて励ましてくれました。
おや、こんな所に。林道なだけにリンドウ・・なんつって。
平標山~山ノ家の間でチラホラみかけたので
ハイカーの足裏に種子がくっついて来たのかな。
10:34駐車場に戻って来ましたーー。
件の登山届けの在庫が気になって確認してみると案の定ゼロでした。
下山後は、駐車場に割引券の置いてあった日帰り温泉施設「宿場の湯」へGO。
以前から何度も前を通りつつ「どうせバリ環だろーなぁー」と立ち寄らずでした。
実際に訪問してみると、確かに循環塩素はあったものの、
しっかりと源泉も投入され悪くない印象です。
この辺をよく利用する人なら「外湯めぐり券」が断然お得。
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