テンキチのブログ「誠」

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「中国の中学校歴史教科書」の真実 そのニ

2005年04月21日 12時26分54秒 | 歴史のこと
中国の教科書に登場する日本は残虐事件だけで、しかも嘘ばかり。

例えば、「済南事件」の記述は次のとおりです。
『……日本帝国主義は国民政府の北伐を阻止するため、公然と出兵して済南を占領し、中国の兵士や民間人6,000人余りを殺し、「済南虐殺事件」をひき起こした。……また理不尽にも国民政府山東省交渉員蔡公時らを強制連行した。蔡公時は日本軍に抗議をした。日本軍はまず彼の耳と鼻を切り取って目をえぐり、それから彼を殺害した。』

昭和3(1928)年、日本軍が蒋介石の北伐軍から邦人を守るため出兵した際(第二次山東出兵)、日本軍と北伐軍が衝突する済南事件が起こりましたが、事実は全くの逆で、虐殺されたのは日本人の方でした。
敵の残兵掃討のため日本軍が交渉公署の建物を探索中、不意に発砲されたのでこれに応酬し、建物の中で殺害されたなかに交渉員の蔡がいたため国民党の宣伝材料に利用されたというのが事実です。そもそも常識から言っても、日本軍が敵とはいえ、相手の交渉責任者の「耳と鼻を切り取って目をえぐり」といった残忍な手口で殺害するなどということはあり得ません。
逆に、蒋介石軍によって、このような残忍な手口で虐殺されたのは日本人居留民の方であり、外務省が国際連盟に提出した覚書には、「支那兵が日本人居留民男女に加へたる蛮行は、その残虐云ふに忍びざる程度のものあり」とあります。

また、中国教科書には、中国共産党による作り話ということが既に明らかになっている「万人坑」や「三光作戦」も残虐に記述されています。

1950年10月突然、人民解放軍が独立状態にあったチベットに侵攻、占領し、占領後の抵抗運動に対しては徹底した弾圧を加え、老人と女性子供しか残っていない村落への爆撃、何千もの公開処刑という大虐殺を各地で行なったという事実を、中国教科書では、人民解放軍が帝国主義者と結託した上層反動分子からチベットを平和的に開放したとし、進軍する人民解放軍の写真の下には「チベットの平和解放後、…人民解放軍先遣隊はラサに進駐し、チベット地方政府と市民の熱烈な歓迎を受けた」と全く事実とはかけ離れた説明をしています。

1989年6月、胡耀邦元総書記追悼集会に集結したデモを鎮圧するために人民解放軍が北京天安門広場に進軍し、数千人の犠牲者を出した「天安門事件」を中国教科書は記述しません。

1972年の日中共同声明で中国側が賠償を放棄したことも1978年に日中平和友好条約が締結されたことも中国教科書には一切書かれていません。
日本からのODA(政府開発援助)のことは、その金額はもとよりあることすら全く出てきません。

中国の教科書は都合の悪い事実は隠し、都合のよいように事実を歪めたもので、日本の方こそ中国に対して正しく歴史を認識するように猛烈に抗議するべきではありませんか。

<以上>