オホーツク暮らし

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近頃は狩猟ネタが多いです。

ハンドロード始めました

2021-04-18 16:02:36 | 狩猟
今年の4月からライフルの弾をハンドロード(リローディング)することにしたんです。

来年鉄砲を買うことにしているのですが、6.5creedmoor なので既製実包は当てに出来ず、最初っから弾を作ろうかと思っていたもので、ならば練習も兼ねて、今所有しているライフルで手詰めしてしまおうと考えたのであります。

現在所有のライフルは有害駆除専用なので、有害でしか火薬類を購入できませんのよ。有害の弾ってのは期限があり繰り越せず面倒なので、本当は狩猟用途がついてから手詰めしようと思っていたのですが、問題なく使い切れると分かったのでこの度手詰めすることを決断したのです。

銃砲店主曰く、既製実包つまり工場でつくる工場装弾は、火薬量が平気で1グレイン違うことがあるとのこと。つまり品質にばらつきがある。よって弾が纏まらない。ということ。

手詰めすると火薬量が一定する。

究極的な命中精度を求めるところまでは考えておらず、品質が安定して、射撃の腕の悪さ以上のバラつきが無くなればいいなー 程度の期待。

大先輩に言わせると、弾を作るという『新しい趣味』が増えた。

で、来年手にするライフルでお世話になっている銃砲店でハンドロードの機材一式をお願いした。



ライマンの機材諸々。



薬莢や弾頭も買って、10万くらいになったわイタタ。

手詰めが既製実包より安いからという理由は一切考えていない。

集弾への一途な興味だけ。

悲しいことに、自分の部屋がないから、茶の間のテーブルにプレスを固定できるよう工夫した。



使用済みの真鍮薬莢は持っていなく、既製実包のメッキ薬莢の使用済みしかないので、それを使って試運転しようと思ったんだけど、リサイズダイ(ダイス・金型)に通る気が全くしない。



だから新品薬莢をダイに通して、調整を確認していたら、いきなり薬莢をダイに詰まらせた。

そんで銃砲店に助けを求め、スタックした薬莢を抜いてもらった。



ありがとうございます。

このときは硬いと言われるメッキの薬莢はリサイズ出来ないのだと思っていた。

新品の薬莢があるから暫くはリサイズしなくても弾は作れるなと思い、警察から火薬の譲受許可をもらい、4月になって火薬と雷管を購入。





弾を作り、いざ射撃場へ。

結果は、妥協すれば充分なレベル(既製実包と比べて)。

結構満足な結果。

そして、真鍮製の使用済み薬莢が出来たので、それを使ってリサイズの試運転。

「こんなに通りにくいんだなぁ。けどこれよりも押し込まないとリサイズ出来ないんだよな。」と思って、薬莢に塗るルブに気をつけながら、入れたり抜いたりを繰り返し、少し押し込んだら、プレスのレバーがびくともしなくなった。



またしても詰まらせた。

もう嫌だ! リサイズなんか出来ない。と思った。

猟友会の先輩に相談。

上手いことやって、薬莢を抜いてもらった。

そして、リサイズのやり方を教えてもらった。

先輩のプレスと金型で薬莢を通したら、全然違う感触でビックリした。

そんで自分のダイを先輩のプレスに装着して、インペリアルのルブを塗って試したら、金型に薬莢が通り始めたのよ。

あらま!って思ったよ。

けどやっぱり渋いようで、何度も上下を繰り返しながら、金型に薬莢を通してもらった。

新しい金型で慣らしが必要だったと推察した。

帰宅してからは、ひたすら金型の慣らしと練習。

一度金型に薬莢が通るようになると、みるみる通りやすくなっていった。

無理だと思っていた、既製実包のメッキ薬莢もちゃんと金型を通る。

液状のルブをベッタベタ薬莢に塗って、いくつも薬莢を成形した。

詰まらせたときにツイッターで嘆いたら、ルブ切れとのアドバイスを貰ったが、つまりはそういうことであった。

勉強になった。やらかしたから分かったことである。

ルブを付け過ぎると、薬莢にエクボが出来ますが、それを気にするのは、まずは薬莢が金型に問題なく入るようになってからですね。

これをご覧の新人手詰めライフルシューターの方は、新品ダイを使うときは、ルブをベッタベタに塗って、慎重にそして確認するように試運転しましょうね。

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