女医EMIのJOY HAPPY LIFE

旅行・映画・イベントなどとにかく遊びが(遊びも)好きな毒舌ママ女医EMIが楽しくすごす毎日のエッセイ。株もはじめました

新人”医者”のその後は、、、いまだ成長せず。

2007-08-17 18:29:07 | Weblog
3年半のブランクを経て、病院に復帰した医者、面白すぎ。リハ科も兼ねている内科の女医さんからいろんな話を聞きました。

心電図である所見について、これはどういうことか?と、聞いたらしい。自分で心電図の本でまず調べなさい、と言ったところ、調べて帰ってきました。そして「載ってませんでした~」と。そんなはずないでしょう、と上司が本の後ろの索引から調べようとしたところ「あっ!」と息をのみ「そこは調べませんでした!!」と言ったらしい。。。どんだけぇ~?、、、っていうか、6年の医学生生活で、索引を調べたことのない人って、どんな確率でいるの、、、?というか、普通の学部だってテストとかで絶対、索引くらい調べるよね?索引の存在を知らんのか、、、。大変おどろきました。

そして今日。朝に38℃くらいの熱の人がいる、とHがS先生に報告してきたらしい。上司がその”医者”に「何を考える?なんで出たと思う?」と聞くと「窓際のベッドの人だから脱水だと思います。あと、血圧と脈が速いです!」。カルテには「熱→経過観察」と記載したようで。上司、「熱でてるんだから脈なんか当たり前でしょ」と思いつつ診察に行くわけです。で、明らかに肺雑音があって、肺炎なのね。「、、、肺炎ですけど」。治療はしないのか、、、?

あとは、基本、ほぼ御用聞き状態です。患者の「おやつは食べていいですか?」などの質問を「経過観察」とカルテに書いたまま5日間放置(別に糖尿病も高血圧も高脂血症も何もないんだから食べたらいいのに)。あとはいろんなことをそのまま「経過観察」と記載して放置。患者の話をそのまま指導医に伝えるとか。

いやになった上司は、「私の患者のことなら答えるけど、他の患者のことまで何でも伝言だけしないで。答えないからね」というと、そのとたん、他の患者を“診察”しにいかなくなったらしい。ま、診察というより御用聞きですけど。


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