茶花(saka)日記

2011年3月、脳腫瘍で旅立った夫とともに。
お茶と花に癒されて、日々の出来事を綴ります。

傷跡

2011-09-09 21:37:35 | つぶやき
年齢とともに切り傷や打ち身の傷跡が消えにくくなってきた。
「おばさんは新陳代謝が悪いからねぇ(笑)」と夫は言うだろう。

右肘の二つの傷は、夫を支えようとして、いっしょに転んで、
可笑しくて笑い合った思い出。
左右の脛の傷は、夫と出かける際、慌ててベッドにおもいきりぶつけて、
笑われた思い出が・・・。
病気になっていたけれど、懐かしい思い出が蘇る。



この傷跡は あなたが生きていた証だね
思い出は いつか消えてしまうかもしれないけど

この傷跡は 私たちの子供のようだね
いつまでも 消えることなく私を見守っていてね

そしてあなたに会ったとき
笑って話そうね

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4 コメント

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不思議なこと、切ないこと・・・ (若草物語)
2011-09-12 00:17:21
不思議なことがありました。
私達が 旅行に出発した日と次の日、次女はとても嬉しい「お父さんの夢」を見たそうです。
旅行から帰宅した翌日、私は頭を「ポンポン」とされ、一日頭のてっぺんの髪を触られていた感触がありました、まるで「おかえり。よくやったね」と言いながら触られているような。 後で詳しく聞けば 次女も夢の中で頭を なでられたそう・・・ 

そして私も初めて主人の夢をみました。
夢の中でもいいから 会いに来て!と願っていましたが、いい夢なのに いえ いい夢だからこそ切なくなりました。恋しさに拍車がかかります。
私から一方的に抱きしめた主人は やわらかいクッションのようでした。

茶花さんのように 見て思いだせる傷が有る事が うらやましい・・・
私は 昨年退院してからつないだ手の感触と、やわらかなクッションの感触を 忘れないようにします。

夢で会えたのに 現実ではもう会えない。
夢は ある意味残酷ですね。悲しくて寂しくて なんとも切ない気持ちにさせられ、ここ何日か「落ち込みDAY」をあじわっています。


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羨ましいです (ごんまま)
2011-09-12 16:40:38
つらい闘病生活の中でも
笑いあうことができた思い出があるのは
とても羨ましいです。
夫は今春名古屋の病院を退院してからは
もう笑うこともなくなっていました。
最後に笑ったのはいつだったのだろう・・・
携帯に残っている最後の笑顔は今年の1月30日
居間で娘と戯れている姿。
足もとがふらついたり、いろいろな症状が出始めていて、再発の恐怖に脅えていたころ。

35日の法要を終えて私なりに気持ちに折り合いをつけたつもりでいましたが
油断すると涙が出そうになるのは変わりません。

今日はワンコのお散歩途中で彼岸花を見つけました。
もう秋ですね・・・

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ごんままさんへ (茶花)
2011-09-12 21:57:47
夫も今年1月に最期の入院をしてからは、あまり笑うことはありませんでした。
肺炎がまた治って、家へ戻って、また笑える日が来ると、
亡くなる10日前くらいまでは思っていたのですが。

私は半年経ってもまだまだ涙が出ます。
悲しいから、寂しいから、仕方ないです。
気持ちの整理は一生できないと思っています。
でも、楽しいこと、心癒されることもあるから、
何とか生きていけるような気がしています。
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若草物語さんへ (茶花)
2011-09-14 23:09:14
私も二度ほど夫の夢は見たのですが、
「なんだいたのかー」くらいで、あまり印象に残っていません。
不思議なできごとも無いのです。
「勘が鈍いからなぁ」と夫は言ってるかも。(笑)
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