茶花(saka)日記

2011年3月、脳腫瘍で旅立った夫とともに。
お茶と花に癒されて、日々の出来事を綴ります。

1年ぶりです

2022-01-10 14:59:56 | つぶやき
2022年になりました。
1年ぶりの投稿になります。

コロナ感染が少なくなってきたと喜んだのも束の間でした。
今年はどんな年になるか。
年の目標。
とにかくコロナに感染しないこと。
92歳になる同居の母にうつったら困るので。

コロナ禍になって、もし夫がいたらと考えます。
病気でなく元気な場合、読書三昧と近所をジョギングするかしら。

病気だったら、病院やデイサービスに行けないのかな。
家に来てもらっていた理学療法士さんや言語聴覚士さんも来れなくなっているのかな。
それは大変なことになっていたかもしれません。
今、そのような状況にある方たちが多くいらっしゃると思うと胸が痛みます。

夫が旅立ってから今年で11年過ぎました。
生きていたら73歳。
今は、夫のことはほとんど忘れて過ごしていますが、
ふとした時に思い出して、涙が出ます。

手術をしてからは、言葉が出ないばかりでなく、
言葉の理解力もどこまであるのかわからない状態だったので、
「あの時、もっとこうしてほしかったのでは?」
という思いが、急に頭に浮かび、どうにもならない申し訳なさで頭がいっぱいになります。

夫が泣いたり、怒ったりすることがなかったのが救いですが、
そういう感情表現ができなくなっていただけで、
心の中とは裏腹に顔は笑ってしまっていたのかもしれません。

そんなことを、当時のドクターに尋ねることもできなかった。
というか、思いつかなかったというか。

人間の脳のことはまだまだ分からないことがたくさんあると思いますが、
もっと、勉強して、ドクターにも聞いて、夫のことを理解する努力をすればよかったと。
今になっても思います。




滋賀県のバラ園で作っている和ばら。
色も香りも素敵です。


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